サボテンの種類~強刺類、有星類、花サボテンなど厳選99種~

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可愛らしいものや刺の立派なもの、ユニークな形をしたものなど、サボテンには多くの種類が存在し、見てるだけで楽しいものですが、あまりに種類が多すぎて、「名前が分からず育て方が分からない」、「自分好みのサボテンを探したい」といったことで悩まれている方も多いのではないでしょうか?

サボテンは世界中に約5000種以上も存在し、現在も品種改良を通じて種類が増え続けています。その割に、サボテンに関する情報は少ないのが現状です。

そこで、ここではサボテンの中でも特に人気があったり、変わった特徴を持つ種類を厳選して99種紹介します。

この記事を読むことで、日頃見かけるサボテンの種類がわかり、自分好みのサボテンが見つかれば幸いです。

目次

1.刺(トゲ)が立派なサボテン~強刺類など14選~

2.姿・形が美しいサボテン~有星類、牡丹類など24選~

3.花が美しいサボテン~花サボテン、球形花座サボテン16選~

4.見た目がかわいいサボテン~小人の帽子、ウチワサボテンなど16選~

5.特殊な姿をしたサボテン~群生、斑入り、綴化、モンストなど29選~

6.サボテンが元気育つ3つのポイント

7.まとめ

関連記事:『4つのポイントをおさえるだけ!元気なサボテンの育て方

サボテンの植え替え~元気に育つ4つのポイントと2つの注意点~

イキイキ育つ!サボテンに最適な土の作り方と見分け方

1.刺(トゲ)が立派なサボテン~強刺類など14選~

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サボテンの魅力は何と言っても立派な刺(トゲ)にあります。

ここではサボテンの中で最も巨大で立派な刺をつける“強刺類(キョウシルイ)”の称号を持つ一群と、繊細な美刺で独自の趣を醸し出す各種を紹介します。

1-1.フェロカクタス

強剛な刺を持つフェロカクタス属。刺の色も綺麗な赤色や紫色、黄色、褐色など変化に富む“強刺類”グループの代表格。

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1-1-1.神仙玉(シンセンギョク)

刺の色が非常に赤色になる品種。刺幅が広いほうが希少価値が高い。

1-1-2.江守(エモリ)

針座がイボ状に突起するのが特徴的で、刺が放射状に伸びる。

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1-1-3.金冠竜(キンカンリュウ)

黄刺が美しく栽培も容易な人気種。

1-1-4.日の出丸(ヒノデマル)

幅広く巨大な刺が魅力。「金鵄玉」(キンシギョク)という黄刺タイプもある。

1-2.エキノカクタス

サボテンの代表といわれ、風格のある姿が魅力のエキノカクタス属。刺の色も綺麗な赤色や紫色、黄色、褐色など変化に富んでいます。

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1-2-1.金鯱(キンシャチ)

日光を良く好み、金色の刺が特徴で植物園などでもよく目にすることができる。金鯱の自生地はダムで沈んだため、絶滅危惧種IBに指定されている。

1-2-2.太平丸(タイヘイマル)

産地によって太刺、細刺があり、中刺が大きく6~8本放射状に伸びる。

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1-2-3.春雷(シュンライ)         

内向きの中刺が長く、刺と姿のバランスがよく人気の品種。

1-2-4.神竜玉(シンリュウギョク)

日当たりを好み、生長が非常に遅い。育成が困難な品種。

1-3.コピアポア

灰黒色の刺が魅力の黒王丸を筆頭に、強剛な刺をつける“強刺類”

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1-3-1.黒王丸(コクオウマル)

初めは球形に成長し、徐々に円筒に成長していきます。白銀の肌とそこから伸び黒刺が素晴しいコントラストで見ごたえがあります。

1-3-2.コピアポア・ギガンテア

大型に成長するコピアポア。黒王丸に似ていますが、黒王丸よりも灰緑褐色で肉質は硬いといえます。

1-4.ステノカクタス

波打つ‘稜’が魅力のステノカクタス属。刺も美しいものが多く、特に「振武玉」の長い刺は迫力。

※稜(りょう)・・・強い日射しに耐えられるよう、日陰をつくりだし浴びる光量を調節するためにできた、凹凸面のこと。

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1-4-1.振武玉(シンブギョク)

長く伸びる 刺が美しステノカクタス属の代表格。

1-4-2.竜玉(リュウギョク)

振武玉より小型で、紫紅色の花を咲かせる。

1-5.ネオポルテリア

柔らかい刺が特徴で、ほかの品種と区別がつけやすいネオポルテリア属。

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1-5-1.白翁玉(ハクオウギョク)

触れても痛くない、巻くような白い刺が特徴。白い刺を汚さないように育てるのがポイント

1-5-2.曛竜玉(クンリュウギョク)

寒いうちから咲かせる桃色の花が特徴。

2.姿・形が美しいサボテン~有星類、牡丹類など24選~

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2-1.アリオカルプス、ロゼオカクタス

アリオカルプス、ロゼオカクタス、ネオゴメシアの3属を総称して「牡丹類」と呼び、その怪異な姿はまさに「生きた岩」。艶やかな花を咲かせるのも特徴の一つ。

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2-1-1.岩牡丹(イワボタン)

日本人好みの渋い姿が人気で白い花を咲かせる。「瓦を積み重ねるように」じっくり作り込まれた個体には独特の趣がある。

2-1-2.ゴジラ亀甲牡丹(キッコウボタン)

ゴジラのような肌が特徴の牡丹。直射日光には弱く、葉焼けしやすい。

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2-1-3.連山(レンザン)

思わず触りたくなるような綿毛を持ち、山に見立てた三角の葉が連なる様子が名前の由来。

2-1-4.黒牡丹(コクボタン)

生長が非常には遅く、その速度は1年で数ミリほど。時間をかけて群生した姿はダイナミック。

2-2.ロホホラ

一般的なサボテンのイメージからかけ離れた、ふかふかのお饅頭のような姿のロホホラ。柔らかく弾力のある株に、白い線毛が生える。

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2-2-1.鳥羽玉(ウバダマ)

刺はなく白軟毛が特徴的でずっと触っていたくなるロホホラの代表格。刺がなく可愛らしい姿から女性にも人気。
古代メキシコ原住民が祭事の際に麻酔や、快楽を求めるために麻薬として使われていたことでも有名。

2-2-2.翠冠玉(スイカンギョク)

鳥羽玉に似ており、明確な違いがなく、花が咲いたとき白花であれば翠冠玉、クリーム色なら鳥羽玉といわれている。・・・しかし、赤花鳥羽玉(希少)もあるようで...

2-3.アストロフィツム

肌に小さな白点をまるで星をちりばめたように散らしていることから、“有星類(ユウセイルイ)”とも呼ばれ、兜系、ランポ―玉系、ズイホウ玉系、般若系の4種に大別される。ユニークでかわいらしい姿からコレクターも多い。

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2-3-1.恩塚鸞鳳玉(オンズカランポーギョク)

恩塚勉氏に作出された鸞鳳玉。通常の鸞鳳玉より白点が大きく独特な模様が特徴。

2-3-2.碧瑠璃鸞鳳玉(ヘキルリランポーギョク)

鸞鳳玉と付いているが、白点は持たず、深緑色の肌が美しいサボテン。

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2-3-3.兜(カブト)

サボテンの中でも1,2を争う人気種。古武士の兜を思わせる姿から由来し、発見当時は大きな反響を呼んだ。

2-3-4.スーパー兜(スーパーカブト)

特異な白点を持つ「兜」からの派生種で、白点の大きさや密度は個体差がある。

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2-3-5.瑞鳳玉(ズイホウギョク)

うねった長い黒褐色の刺が特徴。輝黄色の花を咲かせる。

2-3-6.白雲般若(ハクウンハンニャ)

白点が部分的に結集し、独特の模様が現れる人気種。

2-4. ギムノカリキューム

トゲ、色、形、花それぞれに魅力があり、美しい品種も多く、丈夫で比較的栽培も容易なため、初心者からベテランまで愛されるサボテン。1960年代には本種のブームがあり、美術品ともいえる多くの斑入り種が出現した。

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2-4-1.光琳玉(コウリンギョク)

ピンクの花を咲かせ、刺が強く。ギムノカリキウムの中では最も人気。

2-4-2.新天地(シンテンチ)

扁平(へんぺい)型に育つ、変化に富んだサボテン。

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2-4-3.海王丸(カイオウマル)

アルゼンチン北部~ブラジル南西部に自生しており、低い球形。刺座から出るうねった刺が体に添うように出るのが特徴。

2-4-4.牡丹玉(ボタンギョク)

パラグアイに自生しており、球形。8㎝ほどになる。体に横しま模様が入るのが特徴。

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2-4-5.快竜丸(カイリュウマル)

黒褐色の個体に白い花を咲かせる。

2-4-6.竜頭(タツガシラ)

灰青色をしたサボテンで、古くなると子株が芽吹くこともある、変化に富んだ品種。

2-5.ユーベルマニア

ペクチニフェラという種を代表に、イグアナのようなざらざらした肌と、クシのように並んだ刺が特徴。観賞価値が高いことでも知られる。

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2-5-1.ユーベルマニア ペクチニフェラ

ブラジルのミナスジェライス州に自生しており、形は球形や円筒形になり、大きさは50㎝ほどになる。稜には、たてがみ状に刺が並ぶ。

2-5-2.ユーベルマニア フラビスピナ

黄褐色の細い刺が特徴で、大きさは20~30㎝ほどに生長する。

2-6.ツルビニカルプス

小型で灰白色の肌にねじれた刺をつけるツルビニカルプス属。派手さはないものの、育成も容易で取扱いしやすいため、古くから珍重されている。

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2-6-1.精巧殿(セイコウデン)

白いクシのような刺に覆われた姿が印象的。

2-6-2.蕪城丸(ブジョウマル)

ねじれた刺が特徴で、直径3㎝程度までの小型種。子株を多くだし群生する。

2-7.アズテキューム

生長が遅いことで知られ、長い年月を経て子株が生まれるため、群生した個体は高値で取引される。

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2-7-1.アズテキウム ヒントニー

メキシコのヌエボレオン州に自生しており、球形。大きさは12㎝ほどになる。成長が遅くたまにしか子を出さないので、あまり流通していない。

2-7-2.花籠(ハナカゴ)

ヒントニーと同じ地域に自生しており、低い球形。大きさは5㎝ほどになり、ヒントニーより小さい。ひだ状の稜が特徴的で、年数が経たないと子株を出さず、市場にもあまり出回らないため幻の珍種とも呼ばれる。

3.花が美しいサボテン~花サボテン、球形花座サボテン16選~

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花が大輪で美しく、刺や形より花を観賞するための種類を“花サボテン”と呼び、ロビビア、レブチア、エキノプシス、アイロステラ、パロディア、ノトカクタスなどに代表される。ここではその花サボテン以外にも、花が美しい種類を厳選して紹介します。

3-1.コリファンタ

花サボテンに匹敵するような様々な色や形の花を咲かせるコリファンタ属。日にたっぷり当てて育てることで、毎年花を咲かせてくれる。

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3-1-1.象牙丸(ゾウゲマル)

寒さ暑さにも非常に強いサボテン。紫紅色で大変綺麗な花を咲かせる。

3-1-2.鳳華丸(ホウカマル)

頂部は綿毛で覆われている。刺が星に見え、白く輝いてみえるサボテン。

3-2.テロカクタス

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3-2-1.天晃(テンコウ)

体色は青緑色で薄い白色の粉を纏う。稜は六角のイボに分かれる。

3-2-2.獅子頭(シシガシラ)

大きなイボに太刺をもつ。球体に成長に比例して花も刺も大きくなり、刺・花を楽しめるサボテンともいえる。

3-3.ロビビア

花が大きく、色彩も豊富な花サボテンの代表。

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3-3-1.黒斜子(クロナナコ)

本来は単幹ですが、まれに子を出すことがある。無数の刺座の列が綺麗で特徴的。

3-3-2.白檀(ビャクダン)

子株を多く出して群生する特徴がある。それぞれの株から次々に花を咲かせる。

3-4.パロディア

春にメタリックな質感の美しい花を咲かせるパロディア属。

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3-4-1.銀粧玉(ギンショウギョク)

雪白色の刺が特徴で、真っ赤な花を咲かせる。

3-4-2.錦繍玉(キンシュウギョク)

輝くような黄色の花を次々咲かせる品種。刺には注意。

3-5.レブチア

株は小型で、多くの花を連続して咲かせるレブチア属。刺は触っても痛くないため扱いやすいのも特徴。

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3-5-1.紫影丸(シエイマル)

明るいオレンジ色の花を多数咲かせる。

3-5-2.レブチア・ヘリオーサ

子株を多く出し、群生する。

3-6.エキノプシス

ラッパ状の大輪の花を咲かせるエキノプシス属。ウニサボテンとも呼ばれ、丈夫で生育がよいため、接木用の接ぎ台としても利用される。

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3-6-1.短毛丸(タンゲマル)

夏になると香りのある淡桃色の花を咲かせる。耐寒性に優れる。

3-6-2.布袋丸(ホテイマル)

ボリビア原産で、ラッパ状の大きな白い花を咲かせる。

3-7.ノトカクタス、エリオカクタス

春の園芸店で店先を飾る花サボテンの代表種。丈夫でよく花を咲かせるため初心者向き。

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3-7-1.ノトカクタス・マグニフィカス

白粉に覆われた個体で、毛髪状の刺をだす。直径8㎝にもなる大きな黄色の花が咲く。

3-7-2.金晃丸(キンコウマル)

毛髪状の刺に覆われ、群生しやすいサボテン。輝黄色の花が美しい。

3-8.《番外編》メロカクタス

球形花座サボテンと呼ばれるグループの一つで、開花年齢に達すると頂部に刺と線毛でおおわれた‘花座’をつくり、その中から花を咲かせる変わった性質のサボテン。

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3-8-1.メロカクタス・アズレウス

発達した花座がトルコ帽子のようになる。花は薄紅色で夏咲き。

3-8-2.彩雲(サイウン)

鮮やかな刺が美しく、小さな紫紅色の花を咲かせる。

4.見た目がかわいいサボテン~小人の帽子、ウチワサボテンなど16選~

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4-1.マミラリア

400種以上あり、形や刺の特徴も様々。小型種が多く、「白星」のように羽毛のような刺をつける品種もある。

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4-1-1.マミラリア カルメナエ

メキシコのタマウリパス州に自生しており大きさが3~4㎝の小型で、黄色の刺色が特徴。

4-1-2.白星(シラボシ)

メキシコのコアウィラ州に自生しており、刺の中心が黄色く、ふわふわとした白い刺が特徴。

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4-1-3.白雲丸(ハクウンマル)

頭部が分裂して他党になる特徴がある。生長は遅く、子株を出すことは少ない。

4-1-4.マミラリア・ルエッティー

すべてのサボテンの中で最も神秘的で美しいとされるルエッティー。小さな球体にいぼ状の突起に覆われた独特の姿をしており、観賞価値に優れた希少種。薄紅色の美しい花を咲かせる。

4-2.エピテランサ

小さく可愛い姿が人気のエピテランサ属。子株を群生しやすいのも特徴で、時間をかけて群生株を仕立てるファンも多い。

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4-2-1.小人の帽子 (コビトノボウシ)

アメリカのテキサス州に自生。微細な刺は痛くない小型の人気種。

4-2-2.かぐや姫

メキシコのブエボレオン州に自生しており、球形で株元から子株をだし群生する。刺は白く短い。

4-3.ペレキフォラ

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4-3-1.精巧丸 (セイコウマル)

メキシコのサンルイスポトシ州に自生しており、大きさは5~6㎝ほどになる。刺はワラジムシの様な形で面白い。

4-3-2.銀牡丹(ギンボタン)

松ぼっくりのような姿をしたサボテン。大きさは4~5㎝ほどで球形になる。三角形の疣の先から刺がでる。

4-4.エキノケレウス

花サボテンの中でも特に美しい花を咲かせることで知られるエキノケレウス属。

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4-4-1.紫太陽(ムラサキタイヨウ)

赤紫色の刺が淡いグラデーションを作り出す、幻想的な姿をしたサボテン。レインボーカクタスとも呼ばれる。

4-4-2.宇宙殿(ウチュウデン)

メキシコ原産で、春に紅色の美しい花を咲かせる。

4-5.スルコレブチア

小型で触っても痛くない刺を出すスルコレブチア属。球体に比べ大きな花を咲かせる。

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4-5-1.スルコレブチア・ラウシー

紫色の肌が特徴的なサボテン。群生しやすく、春に紫紅色の光沢のある花を咲かせる。

4-5-2.スルコレブチア・メントーサ

暗緑色の個体から暗褐色の刺をだし、コントラストが美しいサボテン。明るい紫色の花を咲かせる。

4-6.ウチワサボテン

しゃもじのような扁平ウチワのほかに球状ウチワ、棒状ウチワの3種類に大別される。耐寒性に優れるため庭植えにも向く。

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4-6-1.金烏帽子(キンエボシ)

メキシコ中部に自生しており、形は楕円形で大きさは長さが15㎝ほどになる。全体の株の大きさは60㎝ほどになり、金色の芒刺が特徴的。(※芒刺(ボウシ)とは、ウチワサボテンでは細かい刺が束になってつく為、それを芒刺という)

4-6-2.プナ・ボンニアエ

最近アルゼンチンの北部で発見されたウチワサボテンの仲間、ひとつひとつは非常に小型で群生する。刺は短く体に這うように出る。

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4-6-3.キリンウチワ

一般的なサボテンのイメージとは異なる姿をしており、接木(つぎき)の台木(だいぎ)として使われることが多い。

4-6-4.武蔵野(ムサシノ)

白く輝く剣のような美しい刺が特徴で、そのかっこいい姿にファンも多い。

5.特殊な姿をしたサボテン~群生、斑入り、綴化、モンストなど29選~

サボテンにはこれまで紹介してきた基本種のほかに、突然変異で色や姿が変わったユニークな種類があります。
ここではそんな変異種など、一風変わった種類を厳選して紹介していきます。

5-1.群生種

子株を増やし、時間をかけて群生させた個体は、独特の愛らしさが魅力。

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5-1-1.紫雲丸(シウンマル)

パラグアイからアルゼンチンに自生しており、大きさは2~4㎝。紫色の肌で、刺の部分が黄色。親株の周りに子株が沢山つき、群生していくのが特徴的。

5-1-2.姫春星(ヒメハルボシ)

メキシコに自生しており、大きさは2~4㎝。沢山の子株をだし、丸い綺麗な群生になるのが特徴的。また、一斉にピンク色の花を咲かせる所が見どころ。

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5-1-3.子吹烏羽玉(コブキウバダマ)

アメリカに自生しており、大きさは6㎝程になる。小さなうちから、子株をだし群生する。

5-1-4.黒刺冠(コクシカン)

チリに自生しており、大きさは6㎝~12㎝。青白い肌が綺麗で、鋭く伸びた刺が特徴的。

5-2.斑入り

葉緑素の欠如から紋様が現れ、独特の美しさを呈する斑入り種。斑の入り方によって価値が大きく左右される。

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5-2-1.瑠璃兜錦(ルリカブトニシキ)

自生地や大きさは兜と同じ。
基本的に斑の入り方はさまざまで、色も異なる。この兜に関しては、全体的に綺麗に斑が入っており素晴らしい。

5-2-2.世界の図(セカイノズ)

緑の肌に現れる黄色の紋様はまるで世界地図のように見えることが名前の由来。子株をよく吹く性質で、子株は細かい刺が多いサボテンだが、次第にほとんど刺の無いサボテンになっていく。

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5-2-3.緋牡丹錦(ヒボタンニシキ)

自生地や大きさは“牡丹玉”と同じ。緋牡丹錦には赤やピンク、黄色やオレンジの斑入り種がある。

5-2-4.碧瑠璃鸞鳳玉錦(ヘキルリランポ―ギョクニシキ)

自生地や大きさは“兜”と同じ。これは5稜あるが、3稜や4稜のものもある。基本的に刺は無く、斑の入り方もさまざまで、斑の色もさまざま。

5-3.綴化(せっか)種

珍奇な姿が愛好家に好まれる“綴化”。成長点が帯状に広がった変異種の総称で、“綴化”の度合いには強弱があり、強いほどユニークな姿になる。大きく育てた“綴化”種は独特の存在感を放ち、見ごたえ十分。

ここでは、基本種と、綴化種を見比べて紹介します。

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5-3-1. 残雪の峰(ザンセツノミネ)

左が基本種で、右が綴化。全く違う植物のよう。名前の通り、雪が溶け残ったかのように白く、美しい。その綴化ということで奇抜な形がプラスされ、見る者を惹きつける。

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5-3-2.竜神木(リュウジンボク)

まるで巻き込みながら生長しているかのように見える本種の綴化。インテリアプランツとしてはさすがのインパクト。

その他の綴化種は以下の通り。

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扇がうねったような姿や、ゴツゴツした岩のように見える種も。基本種に比べ高価ですが、珍しいこともあり園芸店で見かけたら即手に入れたいところ。

5-4.モンスト

日本では「石化(せっか)」または「獅子化(ししか)」とも呼ばれる。生長点が通常とは異なり、あちこちから現れ、石のように見える状態です。その姿がモンスター「怪物」ように見えることからmonstrosa「モンストローサ」とも呼ばれる。

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5-4-1.白斜子(シロナナコ)

まさに岩のように見え、男らしさを感じるモンスト。インテリアプランツとしても存在感は抜群。

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5-4-2.マミラリア・ボカサナ“フレッド”モンスト

原種のボカサナとは似ても似つかいない姿。一見グロテスクですが、見ているうちに不思議と可愛いらしくみえてくるのか人気の品種。

その他のモンストも見てみましょう。

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強烈なインパクトがあります。愛好家に言わせるとこのグロテスクさがキモ可愛いんだとか…

5-5.接木(つぎき)

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斑入り種や生長が遅いサボテンを、“台木(だいぎ)”とよばれるサボテンの力を借りて育てることを“接木(つぎき)”と呼びます。

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一般的には上の写真のような姿で見かけることが多く、上下で異なる種類を活着させて育てます。

台木には生長力旺盛な種を選び、先に紹介した「キリンウチワ」と「竜神木」の他に、以下の2種類がよく使われます。

 

袖 画像サボテンの紹介は以上です。

続いて、サボテンの育て方を見ていきましょう。

6.サボテンが元気育つ4つのポイント

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サボテンはポイントをおさえて育てるとしばらくは元気に育ちます。ここでは抑えるべきポイントを3つに絞って紹介します。

6-1.光、風、雨を考慮した場所に置く

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サボテンは日当たりがよく雨が当たらない場所に置くこと。

サボテンは日光が当たり、風通しの良い場所が大好きです。
逆に日当たりが悪く、風通しの悪い閉め切った場所に置くと枯れます。

春から秋にかけては日当たりがよい良い室外に置いてください。
また、サボテン雨が当たると腐ります。必ず雨よけのある場所においてください。

室内で育てるときは一日に最低でも3〜4時間は日光に当ててください。
ベランダに並べる場合は、コンクリートの照り返しで枯れないように、棚の上に置くか、人工芝などを敷いて暑さをやわらげてください

最低温度が10℃以下になる季節は、室外から室内に取り込んで日光のあたる窓際に置きます。

種類によっては夏の強すぎる日光は日焼けをおこすことがあります。
日焼けの心配がある5~9月はレースのカーテン越しなどで日光を和らげるといいですね 。

6-2.温度

温度は最低5℃、最高40℃を目安にします。つまり何度でも平気ということです。

ほとんどのサボテンは寒さに強く、凍結させない限り枯れません。でも安全をみて5℃は確保しましょう。
また、暑さにも強いです。大多数のサボテンは日中の高温に耐えます。そして夜間の冷気で体力を回復して酷暑期を乗り切っています。 これは多くのサボテンが昼間暑く、夜間冷え込む砂漠に自生しているからです。

でも逆に熱帯夜は苦手だったりします。日本の夏は熱帯夜ですね。できるだけ夜間温度が低い除湿が効いた部屋などに避難させてください。

6-3.水やり

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生育期は鉢土が乾いたらたっぷり水をあげます。

サボテンは乾燥にはきわめて強いです。でも生長期にはたくさん水分を必要とします。
サボテンは水をやらなくてもよいと思われがちですが、水をやらないと枯れます。

水やりは生育期には鉢土が乾いたら 、鉢底から流れるぐらいたっぷり水を与えてください。

鉢全体に水が行き渡り、鉢土の空気も入れ替えができて、根腐れを起こしにくくなります。
以下に季節ごとの水やりの目安をお伝えします。

・ 生育の盛んな4月、5月、6月、9月、10月は表土が乾いた翌日にたっぷり水やり。
・ 生育が緩慢になる7月、8月は表土が乾いて3日後に水やり。
・ 生長が停止する3月、11月は2週間に1回程度の水やり。
・ 1月、2月、12月の低温期には3~4週間に1回ぐらいの水やり。
・ 凍結の心配がある場合は、全く水をやらない。

鉢土が乾いているかどうかは竹串のようなものを鉢にさしておいて、それを抜き取ったときにどこまで湿っているかを確認するとわかりやすいです。 意外に水やりは難しいです。

肥料の与え方や、枯れたサボテンの復活方法など、更に詳しい育て方については『4つのポイントをおさえるだけ!元気なサボテンの育て方』をご参考ください

7.まとめ

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ここまで84種のサボテンを紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。

見たことがない種類や、面白い特徴を持ったサボテンが見つかったのではないでしょうか。

ここで紹介しているサボテンの多くは園芸店やインターネット販売でも手に入りますので、お気に入りのサボテンが見つかったら、ぜひ手に入れてみてはいかがでしょうか。

また、膨大な種類の割に、出回る情報が少ないサボテンですが、少なくともこの記事が、種類の特定や育て方を調べる際に、役に立ってくれれば幸いです。

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コメントはこちらからどうぞ

  1. 774 より:

    袖ヶ浦の画像が違います
    それは袖ヶ浦ではありません

    1. 井上 桂樹 より:

      これは失礼しました。
      訂正致します。
      ご指摘いただき、ありがとうございました。

  2. 大山 より:

    ありがとうございます。

    1. 井上 桂樹 より:

      大山さん

      こんにちは。
      お役に立てたのであれば、なによりです。
      メッセージありがとうございました。

  3. しのぶ より:

    少し前からサボテン、多肉が
    好きになりました。
    このサイトは美しくて
    眺めているだけで楽しいので
    ブックマークして良く観ています。
    素敵なサイト、ありがとうございます。

    1. 石橋瞬 より:

      しのぶ様
      いつもご覧いただき、誠にありがとうございます。
      サボテン・多肉は私も大好きな植物のひとつです。これからも、しのぶ様のご期待にそえるような、また新たな植物との素敵な出会いがあるような記事を掲載していきたいと思っております。今後とも宜しくお願い致します。

  4. サボテン50 より:

    半世紀を過ごしてますが、今が一番充実した日々を過ごしてます。サボテンを見て 癒やされてます。趣味として楽しんでいます‼︎ 我が家に無いサボテンを見ると、欲しくなり、購入して満足しています。今後は、ウッドデッキの風除室完備を作って、家族や友達を招いてコーヒータイムを過ごしたです。趣味は、楽しいです。仕事や家事の疲れも、吹き飛びますよ。サボテン好きの良き参考書を検索させて頂き本当にありがとうございます。助かっています‼︎

    1. 石橋瞬 より:

      サボテン50 様
      メッセージ、またお褒めのお言葉を頂きありがとうございます。
      とても励みになります。

      サボテンはとても魅力的でとても惹きつけられる植物ですよね。
      弊社にもサボテンが大好きなスタッフが数人おり、見るとほしくなるというお気持ち、痛いほど分かります・・・。
      今後ともサボテン50様に満足いただけるようなコンテンツを配信して行けるよう努めさせていただきます。
      サボテン50様もウッドデッキが完成することと、今後ともお持ちのサボテンが元気に育成することを心よりお祈りしております。
      また、何かございましたら何なりとメッセージをお寄せ下さい。お待ちいたしております。

  5. さぼスキ~っ子。 より:

    今年の春頃に友人の影響でサボテンを初めて買いました。買ってきた子が家で蕾をつけて咲いたときには、その美しさに本当に感動して、一気にサボテンの虜に(笑)園芸店で家に居ない子を見かけると、ついつい欲しくなってしまいます。そんな時、いつも参考にさせてもらっているのがこのページです。おかげで、今では数えるのが面倒な程に数が増えてしまいました(笑)それでも、欲しい子が絶えないほどサボテンの種類の多さには、驚きですね。また、参考にさせてもらいます(^^)有難うございます。

    1. 石橋瞬 より:

      さぼスキ~っ子。 様

      大変励みになるお言葉をいただき誠にありがとうございます。
      おっしゃる通り、サボテンはとてもとても魅力的な植物で私どものスタッフにもマニアがたくさんいます。
      そして、家に居ない子を見かけると欲しくなるお気持ち、痛いほどよく分かります‼
      確かにサボテンは膨大な種類があり見ていても本当に楽しいですよね。

      これからも、さぼスキ~っ子。様のお役に立てるようなコンテンツをたくさん配信できればと思っておりますので、今後ともA.T.Gのご愛読を宜しくお願い申し上げます。
      また、さぼスキ~っ子。様のサボテンが、今以上に元気に活き活きと生長することを心よりお祈りいたしております。

  6. ひふみまる より:

    最近100円ショップでも手軽に購入出来るのですが、名前が(サボテン)としか、表示されていません。名前を調べたいのですがあまりにも種類が多すぎてとても難しいです。

    1. 石橋瞬 より:

      ひふみまる 様
      メッセージありがとうございます。

      おっしゃる通り100円ショップにもたくさんのサボテンが売られており、私も品名までは書かれていないことを拝見したことがあります。

      実際サボテンを見ることができないので、確実なご回答は出来かねるのですが、棘の(トゲ)の色・硬さや長さ、サボテンの形や特徴などをお教えいただければ何かしらのご回答ができるかもしれません。

      宜しくお願い致します。

  7. サボテン大好き親父 より:

    魅力的な写真数々拝見しました。私世代は「砂漠は生きている」という
    映画を子供の頃観てサボテンの花、棘に魅了されました。
    以前はかなりの種類のサボテンを育てていましたが、住まい環境が変わり
    泣く泣く手放してしまいました。
    ベランダ等での育てるポイントを教えて頂けたら幸いです。
    素晴らしい写真集またよろしくお願いします。

    1. 石橋瞬 より:

      サボテン大好き親父 様
      メッセージを頂き誠にありがとうございます。

      サボテンがとてもお好きな様子がすごく伝わってきました。
      また、「砂漠は生きている」という映画、存じ上げませんでした。
      とても興味があるので、個人的に探してみたいと思います!

      また、多数のサボテンを以前育成されていたということで、育成の知識はかなりお持ちではないかと思います。
      ベランダ等での育成ポイントは4点です。

      1.風通し
      全ての環境に当てはまる訳では無いのですが、やはり屋外と違いベランダは、風通しが悪いことが多いです。
      その為風通しが悪くなり、赤ダニやカイガラムシなどの害虫が発生する可能性が非常に高くなります。
      風通しを意識し、害虫がついていないかこまめなチェックを行うことがポイントとなります。

      2.日照条件
      階数にもよりますが、ベランダでは光を確保難いケースが多いです。
      従って徒長してしまうことが多いので、ベランダ内において一番日当たりの良い場所を見つけ、そこへ配置することもポイントとなってきます。
      逆に、夏になると日差しが強すぎる場合もあります。自己判断にはなりますが、遮光を用し日焼けにも注意が必要となります。

      3.床面
      床面に鉢を置くことはさけましょう。
      夏場は床面が非常に暑く高温になります。そのまま鉢を置いてしまうと、鉢内が高温となり根が煮えてしまう可能性が非常に高いです。
      なので、木の板を敷いたりや棚の上に置くなどして、鉢が暑くなりすぎないよう工夫しましょう。

      4.室外機
      同じくシーズン的なものなのですが、夏はエアコンをご使用いなられるかと思います。
      当然室外機からは、熱風が出ます。
      室外機の風が当たる所ですと、高温障害や痛み・最悪枯れにつながることもありますので、熱風が当たらないかも考慮することがポイントです。

      以上の4点になります。
      サボテン大好き親父様のご参考になれば幸いです。
      更に、今後ともサボテン大好き親父様にお喜びいただけるような写真集をご提供できるよう最善を努めさせて頂きますので、今後ともA.T.G何卒宜しくお願い申し上げます。

  8. 興味津々。 より:

    こちらの画像等を見てサボテンに興味を持ちました。
    特に気になったのが、3.花が美しいサボテン~花サボテン、球形花座サボテン16選~の下の画像なのですが、サボテンの名前を教えてください。

    1. 石橋瞬 より:

      興味津々。 様
      メッセージありがとうございます。

      ご質問いただきました花はギムノカリキウムの「緋花玉(ヒカダマ)」という品種になります。

      サボテンに興味をお持ちになられたのですね!
      サボテンは多種多様なルックスと独特のフォルムで、見れば見るほどその魅力に引き込まれて行く不思議な植物です。

      興味津々。様も色々なサボテンを見て・育成して、色々な方面からサボテンを楽しまれて見て下さいね。

  9. サボ初心者 より:

    最近、農協の店でサボテンを買った初心者です。買ったはいいものの、世話の仕方が分からなかったので、とても参考になりました。
    紹介を見ていったのですが、私の買ったサボテンが載っておりませんでした。調べても情報が少なくあまりよく分かりません。よろしければどういう種類なのか教えていただけないでしょうか。フォルモーサという名前です。

    1. 石橋瞬 より:

      サボ初心者 様
      メッセージありがとうございます。
      お持ちのサボテンは「 エキノプシス属」の「フォルモーサ」という品種になります。

      育て方については
      「4つのポイントをおさえるだけ!元気なサボテンの育て方(http://a-t-g.jp/cactus-cultivate-731)」
      という記事にて、詳しくご紹介しておりますので、ご参考になれば幸いです。

      また、フォルモーサは長く育てるとたくさんの子株を出し、とってもユニークな姿になりますよ!

      サボ初心者様のフォルモーサも、活き活きと元気に成長してくれることを心よりお祈りいたしております。

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