ガジュマル~神秘に満ちた姿と、インテリアプランツとしての魅力~

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古くから精霊が宿る木として知られるガジュマル。
国内外を問わず「聖木」として扱われることが多い神秘的な樹木である一方、独特の樹形と強健な性質から、手軽に楽しめるインテリアプランツとしても愛されています。

このように全く異なる二面性を持つ植物は珍しく、その謎に包まれた魅力は多くの人を惹きつけてやみません。

ここではそんな「ガジュマル」をインテリアプランツとしての側面と、精霊が宿る巨木ガジュマルの神秘的な側面の両方から魅力を紹介していきます。

この記事を読むとこれまで以上にガジュマルに興味がわき、育てているガジュマルにもより一層愛着が湧くでしょう。

目次
1.ガジュマルの自生地での神秘的な姿とその特徴

2.ガジュマルの種類6選と見分け方

3.ガジュマルをセンス良く飾る3つのテクニック

4.ガジュマルを元気に育てる5つのポイント

5.ガジュマルに住む幸運の精霊キジムナーの伝承

6.まとめ

1.ガジュマルの自生地での神秘的な姿とその特徴

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まずはガジュマルがどんな植物なのかを、自生地での姿を通じて、簡単に紹介していきます。

1-1.ガジュマルの植物としての分類

ガジュマルは熱帯~亜熱帯地方に分布する常緑高木で、高さ20mほどにもなる大木です。
また、クワ科の植物で、馴染みのあるゴムノキやベンジャミンと同じ仲間に属します。

別名を“チャイニーズバンヤン”、“バンヤンツリー”、“多幸の樹”などと呼ばれ、ネーミングが多いのも特徴で、国内外を問わず非常に人気の高い植物でもあります。

1-2.ガジュマルの自生地

ガジュマルの自生地は意外にも国内にあり沖縄、屋久島、種子島を中心に台湾、マレーシア、ミクロネシア、熱帯アジア、ニューギニア、オーストラリア北部に幅広く分布しています。

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1-3.ガジュマルの自生地での神秘的な姿

国内外を問わずガジュマルがなぜ神秘的な言い伝えをもつようになったのか、それは、自生地での姿を見ると分かるような気がします。

まずは国内のガジュマルから見てみましょう。

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左は屋久島、右は沖縄のガジュマルの巨木です。

枝からでた無数の気根を支柱にし、巨木に生長したガジュマルは圧巻です。

沖縄ではこのように老大木になったガジュマルの特異な姿から、木の精霊が宿るものとして香炉を置いて神木霊木にしたり、キジムナー(木の精)が住むものとして怖がられもしていました。

実際に神木として知られる、沖縄の大石林山に存在する日本最大のガジュマルは、発見当初、記念撮影をしようとしたカメラが相次いで壊れ、後日浄めのお祈りをして写真撮影ができるようになったことから「御願ガジュマル」と呼ばれています。

続いて、海外のガジュマルはどんな姿をしているのでしょう。

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こちらはハワイ、マウイ島のガジュマルの木。(写真はPinterestより)
無数の気根が絡み合い、太い幹のようになっています。そこから縦横無尽に枝を広げた姿はまさに神秘的。

このようなガジュマルの巨木はハワイに限らず、インドや東南アジアを中心に、いたるところで見ることができます。

つづいて、世界的に有名なカンボジアのアンコールワットのガジュマル。

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これは映画「トゥームレイダー」のロケ地としても知られるアンコールワットのタ・プローム寺院。

ガジュマルの根が寺院を侵食し、まるで建物全体を飲み込んでしまいそうなほど生長を遂げています。

もともと、アンコールワットは12世紀前半にヒンドゥー教寺院として30年の歳月をかけて建立されたと言われおり、この遺跡は1860年に発見されたときから、ガジュマルの根に浸食されていたようです。

ガジュマルの根は今でも生長を続けており、遺跡全体の様相は見るたびに姿を変えています。
カンボジアにとって最大の文化遺産であるアンコールワットの遺跡も、このままいつかは森の中に飲み込まれていくのでしょう。

こうしてみると改めて自然の脅威と偉大さを痛感しますね...

続いてはインド。

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インドでは国民的な木として愛されているガジュマルの仲間、ベンガルボダイジュ。バンヤンツリーやインディアン・ローレルとも呼ばれています。

地面に張った無数の気根は身を覆い隠し、巨大な幹に変貌を遂げています。このような性質がガジュマルの木を巨大に生長させる秘密でもあり、人だけでなく、動物や鳥が集まる憩いのオアシスとなっています。

一方でガジュマルには「絞殺しの木」というニックネームもあります。

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ガジュマルの種は鳥によって運ばれ、ほかの樹上に発芽して、気根を垂らします(写真左)。

生長すると、その宿主を根で覆い、光や水を奪われた宿主は枯れはじめ、最終的には完全にガジュマルに取り込まれてしまいます(写真右)。

これが絞殺しの木と呼ばれる所以です。

1-4.ガジュマルの別名と由来

自生地での様子を見てわかるように、国によってガジュマルはとらえ方が異なり、地域や、国ごとに呼び名が異なります。
園芸店でも様々な呼ばれ方をしていますので、その名称についてみてみましょう。

ガジュマルは学名をFicus microcarpa(フィカスミクロカルパ)またはF. retusa、(フィカス・レツーサ)、F.nitida(フィカス・ニチーダ)とされています。
英名ではチャイニーズバンヤン、インディアンローレルとも呼ばれます。

多すぎるこの名称、原色牧野植物大図鑑(北隆館)、観葉植物と熱帯花木図鑑(誠文堂新光社)ではフィカス・レツーサ、権威ある園芸植物大図鑑(小学館)では沖縄屋久島に自生しているガジュマルをミクロカルパ、ボルネオ自生の物をレツーサと分けています。

また、ガジュマルはチャイニーズバンヤンの名称で中国で多く生産されており、東南アジアの街路樹として知られるチャイニーズバンヤンの葉は明らかにガジュマルではない(おそらくベンジャミンかベンガルボダイジュ)種類をチャイニーズバンヤンと呼んでいるため、かなり混同しています。

このように非常に混同しやすい部分がありますが、見分け方は独特の気根と枝が下垂することなく上へ伸びていく姿であればガジュマル(フィカスミクロカルパ、もしくはレツーサ)と呼んで特に差支えないでしょう。

続いて、国内で流通しているインテリサイズのガジュマルについて種類や育て方について紹介していきます。

神々しいガジュマルの古木を紹介した後だと、なんとなく物足りないような気になるのですが、実際に触れ合う機会が多いのはやはりインテリアサイズ。精霊が宿るといわれるガジュマルの古木に思いを馳せながら育てていくのも、味わい深いものです。

2.ガジュマルの種類6選と見分け方

まずはガジュマルの種類。ガジュマルは品種改良や突然変異種などが多く、混同されがちです。園芸店でも誤用されているのを見かけますので、見分け方についても記載しています。

2-1.ガジュマル Ficus microcarpa

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一般的にガジュマルと呼ばれて園芸店で見かける品種。

暑さ・寒さに強く、耐陰性にも優れるため、インテリアプランツの定番ともいえます。生命力旺盛なため、伸びすぎた枝を春先に刈り込んでおくと、夏には一斉に新芽が芽吹き、美しい姿になってくれます。

2-2.黄金ガジュマル Ficus microcarpa ’Golden Leaves’

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国内ではあまり見かけませんが、海外では街路樹としての利用が多く、日当たりがいいと黄緑色に輝きます。

性質は一般的なガジュマルと変わりません。

2-3.シダレフイリガジュマル Ficus microcarpa’Pendulina Variegata’

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ガジュマルの突然変異種。枝が横に広がるように伸びていきます。国内流通は少なく、希少種といえます。

2-4.センカクガジュマル Ficus microcarpa’Senkaku’

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写真はユニバーサル園芸社さんのオンラインショップより。

風の強い尖閣列島に自生するガジュマル。葉が小さくひし形に近い形をしています。
流通しているセンカクガジュマルはガジュマルに接ぎ木をしたものが出回っており、オリジナルは見かけません。

2-5.パンダガジュマル(フィクス‘パンダ’)Ficus microcarpa ’Panda’

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センカクガジュマルの生産過程により発生したマルバの突然変異種を商品化したもので、元がセンカクガジュマルなので、混同しやすいです。

それぞれを見比べて、葉がひし形に近いものをセンカク、丸みを帯びたモノをパンダとして見分けるとよいでしょう。こちらもセンカクガジュマル同様、ガジュマルに接ぎ木をしたものが出荷されています。

葉はガジュマルより幅広く卵型で肉厚で、年数の経った朴物仕立て人気があり、高価なことでも知られています。

2-6.ニンジンガジュマル(ガジュマル)

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園芸店などでよく見かけるニンジンのような足をしたニンジンガジュマル。

園芸名ではなくあだ名のようなもので、一般的なガジュマルとは生産工程が異なります。

ガジュマルの根がある程度成長したところで、大根やニンジンのように土から引き抜き、土をおとして洗います。その後、根をまるまると太らせ、根の先端だけ土に植えて出荷されています。

性質はガジュマルと何ら変わりなく、育てやすいことと、ユニークな見た目から人気があります。

3.ガジュマルをセンス良く飾る3つのテクニック

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ガジュマルはユニークな見た目と丈夫な性質から、インテリアアイテムとしても大変人気があります。

ここではセンスの良い飾り方のテクニックについて紹介していきますので、これから購入をお考えの方は是非参考にしてみてはいかがでしょうか。

3-1.シンボルツリーとしてこだわりの一鉢を探す

個性的な樹形や、歳月を感じさせる幹のガジュマルは存在感が抜群。そのため、こだわりの一鉢をシンボルツリーとして飾るのが最もカッコ良い飾り方でしょう。

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このように太い幹のガジュマルは存在感があるため、部屋の目立つ場所に飾ると、フォーカルポイントとなって部屋全体が引き締まった印象になります。

ちなみにフォーカルポイントとは、視線が向かう場所のことです。

ここが定まると心理的に安定感を与える効果があるため、ここを美しく飾っていると、ほかの空間がごちゃごちゃしていても気にならなくなります。

特に年数を経た巨木の幹に接木をしたタイプや、幹を曲げて仕立てたガジュマルなどは、その存在感からミドルサイズでもシンボルツリーとしての役割を十分果たしてくれます。

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3-2.固め置きをしてボリュームを出す

ガジュマルはほかの植物との相性も良いので、積極的に固め置きをしてみましょう。
その際は、固め置きした植物群を一つのフォーカルポイントとして意識してみると、すっきりした印象になります。

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他の植物と相性が合わずイマイチしっくりこないという場合は、サイズ違いのガジュマルを並べるのもあり。

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また、全く同じサイズのガジュマルを等間隔に並べるのもセンス良く飾るテクニックの一つ。

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パーテーションの役割を果たすほか、空間に心理的に安定感を与えることができます。

これらの飾り方は簡単な割に、高い効果を得られるのでぜひ試してみてはいかがでしょうか。

3-3.卓上にこだわりの一鉢を

室内で丈夫に育つガジュマルは、テーブルの上や、チェスト、キッチンカウンターなど様々な場所に置いて楽しむ事ができます。

特に卓上サイズであればユニークな姿のニンジンガジュマルがおすすめ。

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器にもこだわって、あれこれアレンジを楽しんでみると、愛着が湧いて、日々のお手入れが楽しくなってきます。

また、幹に存在感のあるガジュマルは、渋い器にも相性が良く、簡易的な盆栽としても楽しめます。

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その他、ユニークな姿を活かして寄せ植えを作ってみたり、コケと組み合わせて和の雰囲気を楽しんでみてもいいですね。

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これだけ多くのアレンジが楽しめるガジュマルですが、もともと丈夫な観葉植物なので、日々の管理は意外に楽だったりします。

次にポイントを押さえた育て方を紹介しますので、これから育てようとお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください。

4.ガジュマルを元気に育てる5つのポイント

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ガジュマルは以下の5つのポイントをおさえておけば元気に育ちます。

①明るい日陰で管理する
②風通しのよい場所に置く
③水やりは土が乾いたらたっぷり与える
④冬は室内で管理する
⑤【補足】カイガラムシへの対処法を知っておく

それぞれ見ていきましょう

4-1.明るい日陰で管理する

ガジュマルは直射日光を避けた“明るい日陰”でよく育ちます。

しかし“明るい日陰”といわれても、よくわからないという方も多いと思います。

分かりやすく写真で説明します。

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明るい日陰とは②のような場所をさします。

②のようなレースのカーテン越しのように、直射日光を遮った明るい場所は、真夏の強烈な光線で葉が焼ける心配がありません。

できるだけ直射日光を避け、②のような明るい環境で育ててあげると良いでしょう。

①は日当たりもよくガジュマルが良く育つ環境ですが、6月~8月の特に直射日光が強烈になる季節は、②のような場所に避難させるとよいでしょう。

③のような日光が当たらない蛍光灯だけの日陰でもガジュマルは育ちます。

④のような暗い日陰でもある程度耐えてくれますが、長期間になると葉を落とし、枝が徒長してみっともない姿になります。
できれば、②のような場所に置いてください。

どうしても暗い場所へ置きたいときは…

ガジュマルは急な環境の変化を嫌がるので、明るい場所からいきなり暗いお部屋へ置くのではなく、①→②→③のような環境へ1週間ずつ置いて徐々に暗い部屋に移動してください。

つまり環境に慣らしていくということです。

こうすることで若干の葉落ち・痛みは出るものの、いきなり暗い場所へ置くより痛みは大幅に少なくなります。

4-2.風通しのよい場所に置く

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ガジュマルは風通しのよい場所に置くことで、元気に育ち、病害虫の予防にもなります。

逆に、閉め切った部屋で、空気の流れが滞留するような場所におくと、ガジュマルは葉を落としたり、害虫が付きやすくなります。

日頃の管理法として心掛けてほしいことは

①ガジュマルを飾っている部屋の窓を開けて、換気をおこなう
②風通しを良くするために、込み入った枝をカットする

①の換気はともかく、②の枝をカットするってどうすればいいの?と思われる方も多いと思いますので、簡単に説明します。

枝をカットするときは、基本的にどこから切っても構いません。

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ガジュマルは刈り込みに強いため、思い切って枝の根元から切って、丸坊主にしても大丈夫です。

カットした後は、日当たり良い場所に置いて様子を見ていてください。

夏時期だと2週間ほど、春・秋だと一か月もすれば元気に新芽を出してくれます。

枝をカットする時期は芽が出そろう期間が短くて済む春・夏が一番おすすめです。
冬にカットしても枯れることはありませんが、気温が低く生長が止まっていますので、芽を出すまで時間がかかります。

4-3.水やりは土が乾いたらたっぷり与える

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次に、ガジュマルの水やりは“「土が乾いたらたっぷりと与え、受け皿に水をためない」こと。このルールを守れば、水やりで枯れることはありません。

簡単なように聞こえるのですが、実はガジュマルを枯らしてしまう原因で最も多いのがこの『水やり』だったりします。

このルールはあいまいな表現なので、分かりやすく以下の2つのポイントに絞って説明します。

①はっきりした水やりのタイミング
②はっきりした水やりの量

4-3-1.はっきりした水やりのタイミング

水やりのタイミングは「土が乾いたとき」もしくは「土が白っぽくなったとき」ですが、どんな状態かわかりづらいと思いますので、写真で説明します。25

 

左の写真が土が乾いた状態です。

表面はさらさらしていて、土の表面や土の中を指で触っても湿っていない状態です。
この時が水やりのタイミングです。

右の写真が水を与えた後、もしくは土が湿っているときです。

指で触ると湿っているのがわかります。

②に比べて①のほうが白っぽく見えるのがわかると思います。
土は乾くと、湿った状態に比べ白っぽく見えます。
そのため園芸店などで「土が白っぽくなった水やりをしてください」と言われたりします。

「土が乾いてから水をやる」ということは逆に言うと「土が湿った状態では水をやらない」ということです。

これは頻繁に水を与えすぎて常に土がジメジメと湿っている状態だと、根が酸素不足に陥り、腐って枯れてしまうからです。

4-3-2.はっきりした水やりの量

水やりのタイミングはわかったけれど「たっぷり水を与える」の“たっぷり”とはどれぐらいの量なのかわかりづらいと思います。
これは鉢底から水が流れてくるまでという意味です。

写真で説明します。

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①ベランダで水やりをするときは、鉢から水が浸みだしてくるまで水を与える。これが「たっぷり与える」ということです。

②室内であれば、受け皿に水が浸みだしてくるまで水を与えます。
そのあと受け皿にたまった水は捨てます。

残った水をそのままにしていると根腐れの原因になってしまいます。

水やりの間隔は栽培環境、季節、気温、土、植物・鉢の大きさによって変わってりますが、必ず土が乾いてから水を与えるようにすれば、問題ありません。

また、水やりとセットで覚えておきたいのが“葉水”です。
“葉水”は霧吹きスプレーを使って、葉に直接水を吹きかけることを指します。

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“葉水”はツヤのあるイキイキとした葉を育て、病害虫を防ぐ効果があり、湿度調整ができるようになります。
ポイントは、葉だけでなく茎や幹にも霧吹きをすると更に効果的。

できれば“葉水”は毎日与えてください。

4-4.冬は室内に取り込む

ガジュマルが耐えられる気温は5℃まで。温が低下してくる季節は室内の暖かい場所に置きましょう。

観葉植物の中では寒さに強い方ではありますが、5℃を下回ると葉が“※凍傷”をおこし、枯れてしまいます。

※凍傷(とうしょう)…重度の霜焼け

4-5.【補足】カイガラムシの対処法

ガジュマルはカイガラムシという害虫が発生しやすいため、補足として対処法を紹介しておきます。

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カイガラムシは白っぽい貝殻状やかさぶた状の物質でおおわれていて、枝や茎、葉などいろいろな場所に発生します。
そのままほっておくと、“すす病”の原因になるほか、徐々にガジュマルが弱っていき最終的には枯れてしまいます。

幼虫の間は殺虫剤が効きやすいのですが、殻に覆われて付着したものは殺虫剤が効きにくく、非常に厄介で、対処法を知らないとお手上げになることもあります。

ここでは、薬剤を使わない場合と、薬剤を使った場合の対処法をそれぞれ紹介しておきますので、ぜひ参考にしてください。

4-5-1.薬剤を使わない対処法

①歯ブラシでこすって落とす。※推奨

②ノズル付きホースを持っていれば高水圧のジェットで吹き飛ばす。(ベランダなどで)※推奨

③カイガラムシが大量に発生している場合は、その枝を切り戻し、春から秋にかけて新芽を出させる。

※推奨のポイント

②の方法が一番早いです。

4-5-2.薬剤による対処法

①スプレータイプのベニカDスプレー、天然系成分のボルン使用を直接かける。

②家庭園芸用マラソン、キング95マシンなども効果的。

③キンチョールでも駆除できます。

④駆除した後に再発を予防するためにオルトラン粒剤を土の上に撒いておくと更に効果的です。

⑤薬品特有の臭いが気になる場合はダントツ粒剤を鉢に土に撒いておきます。

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カイガラムシ専用の薬剤は多いのですが、もともと薬剤が効きにくい害虫ですので、まずは発生させないことが大切です。

日頃の予防としては、風通しの良い部屋に置き、密集しすぎた枝をカットするなど、通気性をよくしてください。

また、水やりの際などにこまめにチェックし、見かけたら早めに駆除するなど、地道な対処を心掛けてください。

以上、ガジュマルの育て方のポイントについて紹介しましたが、これらのポイントを押さえておけば、ガジュマルは早々枯れることがない丈夫な観葉植物ですので、まだ育てたことがない方は、ぜひ挑戦してみてください。

5.ガジュマルに住む幸運の精霊キジムナーの伝承

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最後にガジュマルに宿る精霊の伝承を紹介します。

沖縄の言い伝えで、ガジュマルには精霊「キジムナー」が宿ると言われています。

キジムナーの伝承は沖縄の国頭郡大宜味村の喜如嘉(きじむか)が発祥地といわれており、仲良くなると家が繁栄するという言い伝えがあります。

これらの伝承を調べていくと、キジムナーは座敷わらしに近い妖怪(?)のようで、赤い髪に、赤い顔をした子供のような姿だと言われていています。

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魚釣りが大好きで、魚の目玉が大好物だとか。昔、タコにいじめられたことがあることから、タコが大の苦手だそうです。

もともとキムジナーは穏健な性格で、人間の船に同乗して漁を手伝ったり、年の瀬を一緒に過ごしたりといった伝承も多く残っています。

しかし、住処の古木(ガジュマル)を切ったり、タコを投げつけたりして、ひとたび恨みを買えば、大変な目に合うとか…

もし沖縄で出会ったときは、住処のガジュマルを大切にし、大好きな魚釣りに連れて行ったりして、喜ばせてあげてください。

6.まとめ

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ここまで、ガジュマルの魅力について紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。

自生地で生い茂げり精霊が宿るとされる巨木と、気軽に家で育てられるガジュマルとでは全く様相が異なりますが、その神秘的な姿を思い浮かべながら、愛情を持って大切に育てていると、いつか精霊が幸せを運んできてくれるかもしれませんね。

この記事を読んでガジュマルを育ててみたいと思う方が、少しでも増えることを楽しみにしています

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コメントはこちらからどうぞ

  1. やなわらばー より:

    私のふるさと沖縄には国道のど真ん中に大きなガジュマルの木が立っています
    不思議に思っていたのですが、精霊が宿る大切な宝だから切ってはならないと聞きました。木からは長いひげがたくさんの伸びて風に揺られゆらゆら怖いような神々しいような不思議な感覚でした。名護市の長い歴史をじっと見つめ、これからもずっと見つめてくれることでしょう。故郷を離れ県外で暮らしている私のデスクの後ろにはかわいらしいガジュマルが私を守っています

    1. 井上 桂樹 より:

      やなわらばーさん

      メッセージありがとうございます。
      素敵な物語を聴かせてもらい、まだ見ぬ名護市のガジュマルに思いを馳せました。
      故郷を離れた今も、デスクの後ろからしずかに見守ってくれているガジュマルの姿が思い浮かびます。

  2. Kyooo~ より:

    沖縄県の離島在住です。。

    ふだんは気にしておりませんが、
    気にかけて、まわりを見渡せば、
    そこらかしこにあるガジュマル・・・

    井上様が、親切丁寧にご紹介くださったインテリアプランツとしての
    ガジュマルに目からウロコ状態・・
    素敵!!

    ワクワク、ウキウキと触発されて、
    さっそく同じ趣味、植物好きの主人に話してみると、
    「いいよ。」と、枝をカットしにいっしょに出かけてくれました。

    なんと、ガジュマルの木はすぐ我が家の真裏にありました!
    (知りませんでした!)
    そして、カットした後は、なぜか車で海岸に・・・
    ゴロゴロと、ころがっている打ち上げられたサンゴを物色し、2.3個
    持って帰って、水苔と麻ひもでグルグルまきに・・・

    可愛いガジュマルのインテリアができました。。
    (主人は昔、作ったことがあるそうです。)
    愉しいひとときでした。。。
    井上様、心から、感謝いたします。

    1. 石橋瞬 より:

      Kyooo~様
      メッセージありがとうございます。
      沖縄在住とは、観葉植物好きな我々からしてみれば、とてもうらやましい限りの環境です!!
      創造するだけでワクワクしてきますね。

      これからもすの素晴らしい環境を私たちみんなで守り、後世に残して行かなければいけませんね。

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