ハーブ種類~目的に合わせた人気のハーブ60選とその効用~

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家庭菜園で人気があるハーブですが、目的に合わせたハーブを探すのは大変なことです。

ここでは、家庭菜園向きのハーブを、花や香りを楽しむ種類、料理に役立つ種類、ハーブティーとして人気のある種類、害虫予防として使える種類を厳選して60種類紹介します。

どれも手に入りやすいものばかりですので、目的に合わせて自由にハーブを選んでみてください。

この記事を読むと目的にあったハーブを見つけることができて、より楽しく充実した家庭菜園を楽しめるようになります。 更に、日頃見かけるハーブの種類がわかるようになり、きっとお好みのハーブを見つけることができるようになるでしょう。



1.花を楽しむハーブ10選

2.香りを楽しむハーブ10選

3.料理にそのまま使えるハーブ10選

4.調味料・香辛料として使えるハーブ10選

5.飲料として人気のあるハーブ10選

6.害虫予防として使えるハーブ10選

7.まとめ

1.花を楽しむハーブ10選

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今にもセージの良い香りが漂ってきそうな写真ですが、多くのハーブは春から徐々に花を咲かせ始めます。

日本の真夏に弱い草花が多い中、ハーブの花を真夏でも綺麗な花を咲かせ、花壇を華やかにしてくれます。

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 1-1.ジャーマン・カモミール

古くから薬用ハーブとして栽培され、リンゴのような甘い香りをしています。

4月~6月にかけて開花します。

利用方法は開花した花をハーブティーや入浴剤、化粧水などに用います。
効能は発汗、鎮静作用があります。
また、花を使ったジャーマンカモミールティーは、かぜ、消化不良、女性疾患に効果が期待できます。ただし、妊娠中の服用は避けてください。

1-2.コモンセージ

5月~7月にかけて淡い紫色の花を咲かせます。

葉には独特の香りとわずかな苦みがあり、乾燥させたセージはハーブティーや料理、クラフトなど多くの場面で用いられます。
また豚肉の臭みを抑えるのにも役立つため、西欧では肉料理に欠かせないハーブとされています。ただし、妊娠中の服用は避けてください。

高温多湿を嫌うので、栽培時には適度に収穫して風通しをよくして育ててください。

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1-3.ホリホック

和名をタチアオイといい、アジア中央から南西部に約60種類ほど自生しています。

6月~8月にかけて美しい花を咲かせます。

花はティーとして利用することで、のどの痛みを抑える効果が期待できます。
栽培は容易ですが、高温多湿には弱いので水はけと風通しが良い場所で育ててください。

1-4.マートル

和名をギンバイカ、イワイノキといい、5月~7月にかけて咲く梅の花に似た白い花がとても印象的です。中東では花嫁のブーケにも用いられます。

葉は揉むとユーカリの葉に似た芳香があり、肉料理の風味づけに用いられるほか、花は生でサラダなどに使われます。

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1-5.スイートバイオレット

和名をニオイスミレといい、12月~4月にかけて花を咲かせます。

基本種の花は香りが強く紫色ですが、桃色、白色、淡紫色などの園芸種もあります。

香料としての利用法が一般的ですが、花を砂糖漬けにしてお菓子にしたり、フレッシュハーブティーとしても利用されます。

1-6.ジギタリス

観賞用ハーブとして花壇などに植えられるハーブ。

キツネノテブクロという可愛らしい和名があります。

5月~7月ごろに開花し、やや下向きにたくさんつけます。
葉は有毒なので服用はしないように。

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1-7.クリムソンクローバー

5月~6月にかけて可愛らしい花を咲かせます。

ストロベリーキャンドルとも呼ばれ、主に観賞用として植えられます。

マメ科の植物は根に窒素を固定する働きがあり、刈り取って肥料としても使うことができます。

1-8.ナスタチウム

6月~11月に色鮮やかな花を開花させます。

また花だけでなく葉も非常に可愛い形をしているためガーデンフラワーとしても人気があります。
葉や花にはワサビのような辛みがあり、サラダなどに加えたり、花を彩りとして添えるなど楽しみ方も満載です。

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1-9.マロウ

最大で2m程度まで成長する大型のハーブ。

花は乾燥させマウロティーが定番ですが、新芽の葉は天ぷらにしても美味。

1-10.コーンフラワー

和名を矢車菊(ヤグルマギク)といい、生の花はサラダやデザートの飾りに使います。

花を煎じた液は化粧水などにも使用されます。

2.香りを楽しむハーブ10選

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ハーブには数えきれないほどの種類がありますが、それぞれ特徴がある香りを持っています。
ここではその中でも特に人気がある香りを楽しむハーブを厳選して10種紹介します。

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2-1.センティッド・ゼラニウム

香りを楽しむ代表的な品種でバラやアプリコット。レモンなどの香りの品種があります。

葉はよく香るのですが、食用にはなりません。

2-2.キャットニップ

名前の通り、猫が大好きな匂いを持っています。

葉にはマタタビと似たような香を含むミントの芳香があります。

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2-3.ラベンダー

数あるハーブの中で1番の人気を誇るラベンダー。

ラベンダーには約100種あると言われ、古代ギリシャ・ローマなどで薬用、化粧水として使用されてきました。また優れた鎮静作用があり、心身ともに働きかけてくれます。

2-4.カレープラント

名前の通り、猫が大好きな匂いを持っています。葉にはマタタビと似たような香を含むミントの芳香があります。

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2-5.アロマティカス

別名をキュバンオレガノといい、ミントによく似た葉をしています。

葉は肉厚でハーブや多肉植物に分類されます。匂いもハーブと同じような匂いがあります。

2-6.ヘリオトロープ

ヘリオトロープの花にはバニラに似た甘みのある芳香があります。

切り花をブーケにして楽しむほか、香水にも利用されています。

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2-7.パルファム ドゥ エチオピア

パルファム ドゥ エチオピアはアップルミントによく似た香りの芳香があります。

葉がシルバーで落ち着いた雰囲気を演出してくれます。

2-8.アップルミント

リンゴとスペアミントを混ぜたようなフルーティーな芳香があります。

ハーブティーやサラダ。または入浴剤としての活用法があります。

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2-9.ベルガモット

和名をタイマツバナといい、若葉がベルガモットオレンジに似ていることから名付けられました。

ベルガモットの香りは鎮静作用があるため、心身をリフレッシュし、心を明るく上向きにしてくれるはずです。

2-10.ユーカリ

オーストラリア原産の常緑高木で、庭木としても人気が高いユーカリ。約600種程あると言われており、中でもレモンユーカリは爽やかな柑橘系の香りがします。

コアラの食料としても知られ、古くから風邪や気管支炎等の治療薬としても活用されています。

3.料理にそのまま使えるハーブ10選

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料理にそのまま使えるハーブを育てるのは、家庭菜園の醍醐味の一つ。

ここでは厳選して10種を紹介しますので、ぜひ手に入れてみてください。

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3-1.エシャロット

小玉ねぎによく似ており、甘い香りと独特の香味があります。

スープの風味付などに最適で特に西洋料理(イタリア料理やフランス料理)に使用されています。

3-2.ミント

最もポピュラーなハーブの一つで、葉が発する独特の清涼感はミントならではのもの。

基本種のペパーミントや、スペアミントはハーブティーやリキュールの香りづけによく使われています。

そのほかにもアップルミントやパイナップルミントなどもあり、好みの香りに合わせて品種を選ぶとよいでしょう。

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3-3.アーティチョーク

生長すると2mを超す大型のアザミの仲間。葉は乾燥させてティーになるほか、若いつぼみの芯はイモのような風味と食感が楽しめます。

日本ではなじみが薄く、珍しいハーブですが、存在感のある姿からガーデンプランツとしても人気があります。

3-4.チコリ

ヨーロッパ原産のハーブ。

花や若葉はサラダとして利用されています。ヨーロッパでは野菜として親しまれています。

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3-5.ガーリック

強い辛みと独特の臭いが特徴のガーリック。

あらゆる料理の下味として利用される他、栄養価が高く、滋養強壮剤としても注目されています。

3-6.パプリカ

和名を甘唐辛子といい、南アメリカ原産です。

香味は弱く料理の着色には最適なハーブと言えます。

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3-7.クレソン

ステーキに添えたり、サラダにと色々な料理に利用されています。マスタードに似た芳香があり、生で食べても問題ありません。

3-8.サラダバーネット

名前の通り、サラダに利用され、キュウリに似た風味があります。

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3-9.ルッコラ

ルッコラは別名「貴婦人のスミレ」と呼ばれ、夕方特に強い芳香がします。

日本ではスーパーなどで「ベリーリーフ」として販売されており非常に栄養価が高いと言われています。

3-10.チャイブス

ヨーロッパからアジアにかけて広く分布しているハーブ。

オニオンに似た芳香がり、オムレツやシチューなどに利用されています。
和・洋・中どんな料理にも合いネギの代わりにも用いられる薬味となります。

花が咲くと固くなるので、花が咲く前に収穫すると良いでしょう。

4.調味料・香辛料として使えるハーブ10選

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続いて、様々な料理を引き立てる調味料や香辛料として人気のあるハーブを紹介します。

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4-1.麻の実

麻の葉は日本での栽培は禁止されているが、食用の麻の実は輸入され七味唐辛子の原料とされています。

4-2.マーシュマロウ

根をすりおろすと粘り気が出て、お菓子のマシュマロの原料として使われてきたハーブ。

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4-3.サフラン

1つの花から、めしべが3つしか取れないサフランは食材だけでなく化粧品にも使用される高級品です。

4-4.わさび

古くから愛されているわさびもハーブ。ハーブの日本代表と言ったところでしょうか。

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4-5.ホースラディッシュ

根を擦りおろした物は白色をしています。乾燥させ粉末にした物が粉わさびの主原料となっています。

4-6.シナモン

粉末にして、コーヒーなどに入れて飲むのことが多い、元気が出る香りの人気のハーブ。

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4-7.イタリアンパセリ

日本のパセリのように縮んでおらず、平たいのでとても食べやすいハーブです。

4-8.マートル

イギリスでは、結婚式のリースに使用される為、最近では「祝いの木」として販売される事もあります。

花が咲くと縁起が良いとされイギリスなどでは庭先によく栽培されています。

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4-9.バジル

一般的によく使用されるスイートバジルのほか、数多くの品種がりその数150種以上あると言われています、その可愛らしい葉や種からでも栽培できるお手軽さから最近では、観賞用としても人気です。

4-10.ローズマリー

肉・魚の風味づけとして有名なハーブです。

丈夫で栽培が容易で、強い香りにより病害虫の発生が少ないので、栽培の初心者にもオススメの品種です。

5.飲料として人気のあるハーブ10選

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ハーブを楽しむ方法として最もポピュラーな手法として、ハーブティーが思い浮かべられる方も多いと思います。

紹介したハーブ以外にも沢山のハーブがあるので、お気に入りの組み合わせで自分だけのオリジナルハーブティーを探してみて下さい。

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5-1.ローゼル

ハイビスカスティーは爽やかな酸味が特徴です。

鑑賞用のハイビスカスは、ローゼルを品種改良した物です。

5-2.ダンデライオン

利尿作用や肝機能を高めてくれることで知られている野草ハーブ。

葉はサラダに、根は乾燥させたものを煎り、タンポポコーヒーという名の健康食品になっています。このタンポポコーヒーはノンカフェインなため、妊娠中の女性でも安心して飲用できます。

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5-3.フェンネル

葉は柑橘系のようなさわやかな風味がするハーブ。

フレッシュハーブティーとして楽しめるほか、果実は魚料理の臭み消しに、種子は料理の口直しなどに使われます。

5-4.レモングラス

爽やかな香りのレモングラスティーは、疲労回復や消化促進によいとされています。

ススキによく似たイネ科の植物で、高さは1m~2m程に成長します。

香り成分のシトラールを含んでいるため、虫よけスプレーや、ハーブバスの原料などにも用いられています。

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5-5.ローズヒップ

本来野生のバラの果実を乾燥させたローズヒップは、ビタミンCが豊富なことで知られ、オイルやハーブティーのほかにジャムやビネガーとしても使われます。

ローズヒップを採取できるバラの種類はロサカニーナ、ハナマスなどの種類が有名です。

5-6.マテ

コーヒー、紅茶と並ぶ世界三大飲料とされています。

栄養素が豊富な事から「飲むサラダ」とも言われています。

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5-7.レモンバーベナ

ハーブティーに使う場合は香りが強い若葉のうちがおすすめです。

料理の香りつけに以外に香水の原料にも使われるため、日本では香水木とも言われています。

5-8.ネトル

葉や茎には鋭いトゲがあり素手で触れるとピリピリと痛みを感じ、赤く腫れる場合がありますが、トゲが刺さっている訳ではなく、毒成分の反応によるものです。

生での飲用しないように。

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5-9.ラズベリーリーフ

仏名フランボワーズのこのハーブは、皆さんも馴染み深いと思います。

葉には、鉄分、ミネラルなどの栄養素が豊富で、ハーブティーとして女性に人気です。

5-10.ルイボス

今、とても人気のあるルイボスは、南アフリカのセダルバーク山脈、標高400m~600mの高原に栽培されているハーブですので、日本で栽培は難しいハーブの1つです。

南アフリカでは古くから「不老長寿の飲物」として日常的に飲まれており様々な効果があると言われています。

ルイボスティーの有効成分は「煮出す」事でより多く抽出されますので、急須に入れて作るのではなく、ヤカンなどで、しっかりと煮出す事をおすすめします。
目安として10分~20分程度でかまいません。

6.害虫予防として使えるハーブ10選

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栽培しながら嫌な虫を防げたら一石二鳥!そんなハーブを紹介します。

しかし、その成分から飲用には不向きな物もありますので、ご注意を。

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6-1.アニスヒソップ

夏から秋まで穂状の花を咲かせる花期が長いので、鑑賞用としてもじっくり楽しめるハーブです。

6-2.ニーム

アブラムシが嫌う成分を含む為、家庭菜園の近くに一緒に植えてアブラムシ防止に使ったりします。

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6-3.ピレスラム

お馴染みの蚊取り線香の原材料となっています。

日本ではシロバナムシヨケギクとも言います。

6-4.タンジー

蚊の他にハエや蟻の嫌う成分も含んでいるので、玄関先で栽培すると効果的。

弱い毒性がありますので、飲用しないようご注意ください。特に妊娠中の方は避けて下さい。

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6-5.ローズゼラニウム

ローズに近い香りをもつ事からその名がつきました。フランスではその香りを香水にも使用するハーブです。

6-6.モスキートブロッカー

蚊が嫌がる成分「シトロネラ」を多く含んでいる事からこの名前がつきました。

シトラス系の香りにはデオドラント効果もあり、葉を煮出して足湯に使用すれば消臭、リフレッシュの効果もできます。

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6-7.ペニーロイヤルミント

他のミントより香りが強くカメムシやアリ、ノミなどを忌避する効果があると言われ、乾燥した葉を布袋に入れ犬やネコの首輪にぶら下げてあげると、ナチュラルで安心なノミ対策になるハーブと言えるでしょう。

6-8.サントリナ

キク科の植物ですが別名ラベンダーコットンと言われています。

黄色い花がキレイですが花数が少ないので、銀緑の綿毛が密生した細かい葉が美しい植物です。

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6-9.ワームウッド

乾燥させた葉を布で包み衣類などの防虫として、洋服ダンスや引き出しなどに入れると良いです。 その他、強い香りながらシルバーの美しい姿から、花壇のアクセントと防虫を併せて栽培する人も多いようです。

6-10.シトロネラ

レモングラスと同じイネ科のシトロネラは見た目もそっくりですが、レモンの香りはこちらの方が強烈です。その為、防虫剤として海外ではよく使われます。

その強烈な香りを利用して、脱いだ靴のニオイ付けとして使用したりする場合もあります。

7.まとめ

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いかがでしたでしょうか。

ここで紹介しているハーブはどれも手に入りやすいものばかりです。目的に合わせてハーブを選ぶことができれば、家庭菜園もより一層楽しいものになるでしょう。

この記事を読まれた多くの方が、ハーブの優れた効用を知るきっかけになれば幸いです。



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