
これからパキラを購入しようと思った時、「直射日光に当たらない場所だけど大丈夫かな。」「置きたい部屋があるけれどすぐ枯れたりしないかな。」「出張が多い自分のライフスタイルに合うかな。」と気になるところですよね。
ここではパキラがどんな場所ならイキイキ育つのか、水やりのタイミングや、ライフスタイルに合わせた育て方をご紹介します。
目次
1.パキラの性質
2.パキラを飾れる場所
3.水やりのタイミング
4.ライフスタイルに合わせた育て方
4-1.長期間水やりできないときの対処法
4-2.長期間不在の時の置き場所
5.まとめ
1.パキラの性質
パキラはもともと生命力旺盛で、病害虫に強くて、日陰(蛍光灯)にもある程度耐えます。春先から次々芽を出して、夏にはグングン成長していきます。背が高くなりすぎたら、茎を根元から切っていけば高さを調整できます。
どこから切っても夏の時期にはすぐ新芽を出してくれるので、長く楽しむことができます。
寒さにも強く5℃まで耐えますので、室内であれば年中楽しむことができます。
2.パキラを飾れる場所
パキラは室内で飾ることができます。
一番良い場所は日光が直接当たる場所ですが、レースのカーテン越しに日光が差し込む明るい日陰でも元気に育ちます。
また日陰にも強いため、日光が当たらない蛍光灯の光だけの場所でも耐えることができます。
でも、どのぐらいの明るさなら大丈夫なのかはっきりとわかりませんよね。
そこで明るさを比較した写真を用いて説明します。
①のようにレースのカーテン越しに日光が入る部屋であればイキイキと健康に育ちます。
②のように日光は当たらないけれど、蛍光灯の光が十分に明るい部屋であれば、健康に育ちます。
③は白熱球(電球)のみの部屋ですが、1ヶ月ほどは頑張ってくれますが、日照不足で形が崩れてきますので、毎週2~3回は日光に当ててください。
④枯れます。
このようにパキラはリビングなどには適していますが、寝室や玄関などの暗い場所には不向きといえます。
また、白熱球だけのお部屋で育てるときには頻繁に日光が当たる場所まで移動する必要があります。
手のひらサイズのパキラであれば移動も楽ですが、大きいサイズになると重くて大変ですよね。
そんな時はキャスター付きの鉢台を手に入れておけばスイスイ移動ができて楽です。
インターネットで「キャスター付き鉢台」と検索すると山ほど出てきます。
またホームセンターなどでも購入できますので、ぜひ探してみてください。
画像参照:http://panasonic.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/2014/03/jn140319-2/jn140319-2.html
3.水やりのタイミング
水やりは「土が乾いたらたっぷりと与え、受け皿に水をためない」が基本です。
でも「土が乾いたら」という表現は、どんな状態かわかりづらいですよね。
写真で説明します。
①が土が乾いた状態です。
土の表面を指で触っても湿っていません。
②が水を与えた後、もしくは土が湿っているときです。
指触ると湿っているのがわかります。
水をたっぷりと与えるとはどういう意味か分かりづらいと思います。
写真で説明します。
①ベランダで水やりをするときは鉢から水が浸みだしてくるまで水を与える。これが「たっぷり与える」ということです。
②室内であれば受け皿に水が浸みだしてくるまで与えます。
そのあと受け皿にたまった水は捨てます。そのままにしておくと根腐れをおこして枯れてしまうからです。
水やりのタイミングは
1月から4月は1週間に1回。
5月から9月は1週間に2~3回。
10月から12月は5日に1回。
これが目安です。
もちろん部屋の明るさや乾燥具合によって変わりますので、あくまで目安ととらえておいてください。
そして、水やりとセットで覚えておきたいのが葉水です。
葉水は霧吹きで葉に直接水を吹きかけることを指します。
葉水はつやのあるイキイキとした葉を育て、病害虫を防ぐ効果があるので、できれば毎日葉水を与えてください。
画像参照:http://iemo.jp/articles/4000
4.ライフスタイルに合わせた育て方
出張が多く毎日かまってやれなかったり、仕事の関係で1週間ほど留守にすることが多い方は、それでも枯らさずに育てられるんだろうかと悩まれることもありますよね。ここでは、出張が多い方への育て方を紹介します。
4-1.長期間水やりできないときの対処法
パキラは1~2週間水やりをしなくても枯れません。
その時は受け皿にしっかり水をためておけば大丈夫です。
1週間程度出かけるときは受け皿に3㎝ほど水をためておきましょう。
2週間程度だかけるときは、その倍の5~6㎝程度。
受け皿に水をためたままにしておくのは根腐れの原因になるのでよくないのですが。
長期不在の場合は別です。しっかり水をためてください。
その後戻られたときに、まだ水がたまっていれば捨ててください。乾燥してカラカラになっていれば、大至急水を与えてください。
これで大丈夫です。
4-2.長期間不在のときの置き場所
長期間不在のときは出かける前にパキラをできる限り明るい場所へ移動しておいてください。その時は2の項目で紹介したキャスター付き鉢台があると便利ですね。
5℃を下回るような時期はなるべく窓から離して、窓から直射日光が差し込む場所に置いておけば大丈夫です。戻ってきたときも元気な姿で迎えてくれるでしょう。
尚、パキラの詳しい育て方については『【完全保存版】トラブル、悩みを一挙に解消するパキラの育て方』を参考にされるとよいでしょう。
5.まとめ
いかがでしたでしょうか。
この記事が購入前の不安や悩みの解消に役立つことができれば幸いです。
ぜひ身近にパキラを置いて、植物に囲まれた豊かなライフスタイルをお楽しみください。