
観葉植物の植え替えと聞くと何となく面倒で、失敗して枯らしたら…と思うとどうしても避けたくなりますよね。
でも観葉植物の元気がなくなってきて、いよいよ植え替えをしようと決意したのであれば「失敗しない植え替えの方法をはっきり知りたい。」そうお考えではないでしょうか。
ここでは植え替えに失敗にしないために、枯れの原因になる絶対に注意しなくてはいけない3つのポイントと、植え替え手順を写真付きでわかりやすく説明していきます。
注意すべき3つのポイントをきちんと抑え、手順通りに進めれば植え替えを失敗する可能性は確実に下がりますので、ぜひ参考にしてください。
目次
1.観葉植物の植え替えのタイミング
2.植え替えで絶対に注意しなくてはならない3つのポイント
3.植え替え方法
4.植え替えをせずに土を入れ替える方法
5.まとめ
1.観葉植物の植え替えのタイミング
まず植え替えが必要かどうかを知るために、以下の状態になっているかをチェックしてみてください。
・鉢に対して株が大きく生長しバランスが悪くなっている。
・購入して2年以上経過している。
・鉢底の穴から根が張り出している。
・水を与えても土にしみ込んでいかない。
一つでもチェックがつけば植え替えのタイミングです。
観葉植物の多くは購入から2年もたてば、鉢の中が根でいっぱいになってしまいます。
鉢の中で根でいっぱいになると、土の中の酸素が不足し、根が腐ったり、土の中の養分が不足し葉の色が悪くなったりします。
そこで上記のような兆候が見られたときが植え替えのタイミングになります。
2.植え替えで絶対に注意しなくてはならない3つのポイント
観葉植物を植え替える際に以下の3つのポイントを抑えれば失敗の可能性がぐっと下がります。
1.植え替えは適した時期に行う。
2.観葉植物に最適な土を選ぶ。
3.バランスにあった鉢を選ぶ。
それでは見ていきましょう。
2-1.植え替えは適した時期に行う
植え替えに適した時期は5月中旬から9月中旬まで。
植え替えで一番重要なのは時期です。それ以外の時期に植え替えると観葉植物は弱ってしまい、枯れることもあります。
適した時期を過ぎていれば、無理して植え替えをせず次の植え替え時期まで待ってください。
(種類よっては時期が若干異なりますが、基本的にこの時期内であればほとんどの観葉植物は植え替えをしても差し支えありません。)
2-2.観葉植物に最適な土を選ぶ
観葉植物は最適な土を入れ替えてあげることでより元気に美しく育っていきます。
最適な土は観葉植物の種類に自分で混合してオリジナルの土を作る方がよいのですが、時間と費用が掛かります。
そこで、慣れないうちは園芸店で市販されている「観葉植物の土」を選んでください。
どの土を選んだらいいのか迷った時はアイリスオーヤマの「ゴールデン培養土 観葉植物用」がおすすめです。
ほとんどの観葉植物はこの土で健康に育ちますが、サンスベリアやアロエなどの乾燥を好む観葉植物には保水性が高く、根腐れをおこすことがありますので「ゴールデン培養土 アロエ・金のなる木用」を選んでください。
オリジナルブレンドの土は種類によって配合が異なりますのでここでは割愛します。
2-3.バランスにあった鉢を選ぶ
植え替え時にはひと回り大きい鉢に植える。
購入して2年ほどたつと、根も幹もそれなりに成長しているはずです。そこでひと回り大きい鉢に植え替えます。
目安は今植えてある鉢の直径から3㎝大きい直径の鉢を選びます。
観葉植物の鉢は規格が決まっており、1寸や1号と呼ばれ3㎝ずつ大きくなります。(1寸は約3㎝)
もし今の鉢が15㎝の直径であれば5寸もしくは5号の鉢ですので、直径18㎝の6号鉢に植え替えましょう。
ただし、大きすぎる鉢はNG!です。ひと回りより大きな鉢に植えると、土の量に対して根の量が少ないので、吸い上げる水の量が少なくなり、鉢土がなかなか乾きません。そのため根腐れを起こしてしまいます。
また根が鉢壁になかなかぶつからないため、あまり枝分かれせず、根の量が少ない弱々しい株になってしまうからです。
こういった理由から一回り大きい鉢に植え替えることを基本にしてください。
これ以上株を大きくしたくない場合は、幹や茎を切ってサイズを調整して、根を整理し、同じサイズの鉢に植え替えます。
3.植え替え方法
それでは実際に植え替えをしてみましょう。
まず準備するものは「観葉植物の土」、「鉢底の土」または軽石、よく切れる根切りばさみ、水を通すためのジョウロ、一回り大きな鉢、移殖ごて(小さなスコップ)を用意します。
そして以下の手順の通りに進めてください。
3-1.根を整理する
まず鉢から根鉢を丁寧に抜きます。
鉢から抜き取ると、枯れた根や古い土があるので、手でほぐしながら取り除きます。
土は全て綺麗に取り除くのではなく、軽くほぐして取れる程度(全体の1/3くらい)で結構です。
根が簡単に崩れる場合は、古い土を多く落としても構いません。
3-2.植込み
鉢のサイズはひとまわり大きな鉢にして下さい。排水をよくする為に「鉢底の土」や軽石を2~3㎝(10号鉢の場合です、7号鉢のときは2㎝ぐらい)入れます。
その際に、鉢に大きな穴が空いていれば、石や土が落ちないように、鉢底用のネットを敷いてください。
根を整理した植物を入れ、植木の向きや、傾きが無いよう根の隙間に土を入れていきます。
根は細かく、なかなか隙間に土が入り込まないので、鉢を軽く叩き、隙間が無い様、丁寧に入れてあげて下さい。
土を入れる高さの理想は、鉢のふちより4㎝下(10号鉢の場合です。7号鉢のときは3㎝下)までです。
これは水が溜まる水しろを作るためです。
3-3.水遣り
土を入れ終わったら、まんべんなく水遣りをします。
幹を前後左右にゆすりながら水やりをしてください。根の隙間に入り込めなかった土が、隙間にどんどん入り込んでいきます。
水やり後、素早く水がひけば、問題ありません。水やり後に土が沈んでいけば、新たに土を足してください。
3-4.植え替え後の養生
植え替え後の一番重要なポイントは養生です。これを失敗すると枯れることがあります。
養生のポイントは以下の4つです。
①風の当たらない明るい日陰に置くこと。
②水やりは土が乾いてから与え、代わりにこまめに葉水を与えること。
③肥料を与えないこと。
④置く場所をあちこち変えず、なじませること。
①植え替えをした直後の観葉植物は、人間でいうと手術が終了したばかりの状態でとても弱っています。
できるだけ直射日光は避け、一週間ほど風の当たらないレースのカーテン越しの明るい日陰に置きます。
②根が水を吸えない状態ですので根腐れしやすくなっています。水は土が乾いてから与える程度にしてください。
その代り、こまめに葉水を与えてください。
③植え替え直後の肥料はNG!胃を切る手術をした直後に豪華な料理を大量に胃に入れるようなもので、下手すると死んでしまいます。
④植え替えた観葉植物を休ませるために環境を変えないで同じ場所で管理をしてください。
一週間ほど経ったら元の置き場に移動していつも通りの管理にもどしてください。
以上が、植え替えの手順です。
このサイトを見ながら植え替えをされた方は、本当にお疲れ様でした。
これで観葉植物も元気に育っていくこと間違いなしです。
4.植え替えをせずに土を入れ替える方法
植え替えが必要なのはわかったけれど、鉢が大きくてなかなか植替えが出来ないという方へ。
増し土という方法を紹介します。
鉢の上から用土を4~5㎝(10号鉢の場合です。7号鉢の場合は3㎝程度)掻き取ります。
この時に根をあまり傷めないよう気をつけて下さい。
土を取った部分に市販の「観葉植物の土」を入れます。
入れ終わったら、馴染ませる為に水やりをして終了です。
とっても簡単です。
この方法は土の中の不足した養分を補うための方法で、応急処置なのですが、これでしばらくは観葉植物も元気に育ちます。
でも根詰まりの解消はできないため、後々は植え替えにチャレンジしてください。
5.まとめ
いかがでしたでしょうか。
ここまで観葉植物の植え替えの手順と絶対に抑えるべき3つのポイントについて紹介してきました。
この方法をマスターすると失敗する方が難しくなるといえるでしょう。
それではまとめます。
1.観葉植物の植え替えのタイミング
①鉢に対して株が大きく生長しバランスが悪くなっている
②購入して2年以上経過している
③鉢底の穴から根が張り出している
③水を与えても土にしみ込んでいかない
2.観葉植物の植え替えで絶対に注意しなくてはならない3つのポイント
①植え替えは適した時期は5月中旬から9月中旬
②観葉植物に最適な土を選ぶ
③ひと回り大きな鉢に植える
3.植え替え方法
・植え替え後の養生に注意する
4.植え替えをしないときは増し土を行う
ここで紹介したポイントを参考に、弱った観葉植物をどんどん元気にしていってください。
とても丁寧に説明されていて大変参考になりありがとうございます。
観葉植物に親しんで長いのですがベランダのない部屋に引っ越す事になり楽しむのはもっぱら
小鉢だけでしたがカクタスが今年も綺麗に咲いてくれ鉢替えを真剣に考える事になりこのサイトに巡りあいました。
参考にさせていただき今年も花を楽しみたいものです。
ありがとうございます。
そういってもらえると励みになります。
よりお役にたてるように、このサイトも一層質を高めていきますので、これからもよろしくお願いします。
井上 桂樹 様
このままパワーポイントにすればプレゼンテーションが出来るくらいに
分かりやすく詳細に説明されており、いつも楽しみに拝見しております。
特に原産地の地生状態(写真付きで)にて管理ポイントを挙げられるなど
今までにない説明に納得と感心の連続です。
私は社労士をしており仕事で企業様を廻ることが多いのですが、趣味の一環として企業に置かれている観葉植物の管理育成のアドバイスなんかもやっております。先日も相談の際に貴サイトのサンスベリアとモンステラの育て方を見せながら説明させて頂きました。
今後とも素晴らしい独自の記事をよろしくお願いします。
手前味噌ですが、私の植物活動はフラワー&グリーンの情報サイト「Love Green」の「ボタニカル・ピープル 009」にて掲載いただいております。
また良けれご高覧ください。
川島龍次様
とても励みになるご感想をいただき、ありがとうございます。
さっそく「Love Green」、「ボタニカル・ピープル 009」拝見しました。
とてもきれいなサイトですね。
また川島様ご自身も、珍しい観葉植物を育てていらっしゃるようで驚きました。
私もぜひ参考にしたいと思います。
これから、更に世の中に役立つサイトへ成長させていきたいと考えておりますので、今後もご要望やご感想をいただけると幸いです。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
貴サイトは素人の私にも大変勉強になります。
これからも毎回楽しみに拝見させて頂きますので今後ともよろしく
お願い致します。
ちなみにLove Greenの皆さんも「いいね」してますので貴サイトをフォローされてるかと思います。
川島龍次様
そう言って頂き、ありがとうございます。
「lovegreen」の皆様のような緑に詳しい方々からフォロー頂けるのは光栄です。
今後ともどうぞよろしくお願いします。
こちらのサイトを参考に、本日パキラを3.5号→4.5号鉢に初植え替え
しました。おかげさまで上手く出来たようです。水はけもばっちりです^^
植え替え直後の水遣りは、メネデール100倍希釈水でたっぷり水遣りしておきました。
風の当たらない明るい日陰で、ゆっくり養生させます。ありがとうございました^^
月森様
こんにちは。
植え替えがうまくいったんですね!
お役に立てて何よりです。
嬉しいメッセージをいただき、ありがとうございました。
大変参考になりました。我が家のモンステラが上に伸びないで横方向に伸びます
これは植え替えした方が良いのでしょうか?二年以上植え替えてないので、
植え替えすれば上に伸びるのでしょうか?
とても参考になりました!
そこで質問なんですが。
ホンコンカポックの葉が 徐々に黄色くなり、しまいには落ちてしまいます。
一枝おちると、また次の葉が黄色くなります。
このままでは葉がなくなりそうです!もう何年も育てています。
植え替えが必要なんでしょうか?
土の上から根もでてきました。
4株もあるので、植え替えに自信がないのですが…
yoshiko 様
メッセージありがとうございます。
ホンコンカポックについてお困りですね。
何年も育成されているということで、土の中の養分が不足し、根に関しても、鉢の中が根詰まりを起こしていると思われます。
改善策として、今よりも、1まわり、もしくは、2まわり大きな鉢へ植え替えすることをお勧めいたします。
簡単に植え替えをする方法として、根などはカットせず1~2まわり大きな鉢を用意し、鉢底には、軽石などを鉢底が見えなくなるまで敷き(多すぎても少なすぎてもホンコンカポックの場合はさほどの差は無いので、軽石の量はあまり気にされないで大丈夫だと思います)、「市販の観葉植物の土」を隙間なく入れ、最後に水をかけてあげて終了です。
ホンコンカポックはとてもとても強健な観葉植物です。よほどのことが無い限り植え替えが原因で枯らしてしまうということは無いかと思います。
ぜひ。植え替えをされてみて下さい。きっと元気な株になると思います。
更に、市販の「化成肥料(白のボール状のもの)」を鉢の上に、規定量置いてあげると良いでしょう。
yoshiko様はホンコンカポックをとても大切に育てられているのですね!これからも変わらぬ愛情を注いであげてください。
今後とも、何かお困りの事や、分からない事・ご質問などございましたら、何なりとお申し付け下さい。
はじめまして。
とても丁寧に植え替えの事や剪定の事などを載せて頂いてるので
大変参考にさせていただいています。
突然ですみませんが、
ドラセナコンシンネの植え替えのタイミングの事でお伺いしたいのですが。。
数年、剪定はしていても植え替えをしていなかったドラコさんが
この冬葉っぱの処が腐ったようになり上部が柔らかくなってしまいました。
時期が悪いかも。。とは思いながら、もうダメかな。。と半ば諦めて堅い茎の処で
剪定しました。そしたら4月の半ばくらいから土のすぐ上くらいから新しい葉っぱが何個も出てきてくれました!
嬉しいのですが、ここでどうしたらいいのか悩んでいます。
植え替えのタイミングにあるように、根が鉢底から出ています。
数年植え替えもしていません。
葉っぱが腐ったようになったり、茎が柔らかくなったりしてしまったのが
根っこの環境が原因なら改善してあげたいのですが、
こんな状況の時に替えてあげても大丈夫なものでしょうか。。
何だかんだで8年頑張ってくれてるドラコさんです。
新芽が元気に育つようにアドバイス、よければお願い致します。
はちみつ様
メッセージありがとうございます。
ドラセナ・ドラコにつてお困りのようですね。
冬季の間に茎が腐ってしまったようで、とても苦いご経験をされましたね、、、
本題に入らせていただきます。
植え替えをお勧めいたします。
時期的にも成長期に入る、今がとても良いと思いますよ。
ただ今お持ちのドラコは新芽しか残っていない状態で、健全な状態とは言えません。
なので根までカットしてしまうと、ドラコへのダメージが多きい為、根はあまりカットせずに1まわり大きな鉢へ植え替えすると良いでしょう。
土が一新されることにより土の中の養分も増え、今まで以上の生長が期待できるかと思います。
また、茎が柔らかくなった原因は、現物を見ていないので何とも言えませんが、
・ドラコが寒さに耐えきれず凍傷を起こしてしまった
・水やりの間隔が短すぎて根腐れをお越し、痛んでしまった
ということが考えられます。
まずは、植え替えをして様子を見ましょう。
そして今後とも、分からない事やご質問などございましたら、ご遠慮なくメッセージをお待ちいたしております。
はちみつ様のドラコが元気に生長する事を心よりお祈りしています。
石橋様
返信とアドバイス、ありがとうございました!
上記二つの見解、身に覚えがあります。。かわいそうな事をしてしまいました。
さっそくお天気も回復したので、明日あさってには植え替えをしてみます。
またお世話にはなるかとはおもいますが、ありがとうございました。
今後ともよろしくお願いします。
最高に参考になりました。 有難うございました。
若干、時期が遅れたようですので来年にします。
こうしたサイトでも「真面目に教えてあげよう」との気持ちがよく判りました。
感謝。
原 桂 二 様
メッセージまた、大変励みになるお褒めのお言葉をいただき誠にありがとうございます。
当コンテンツを通して、全ての方の観葉植物に対するお悩みを解決し、お役に立つことができればと考えております。
今後とも皆様に、喜んでいただけるような記事をたくさん配信していければと思っておりますので、引き続きA.T.Gを宜しくお願いいたします。
来年の春には植え替えを無事済ませ、原様の観葉植物がすくすくと元気に生長することを心よりお祈りいたしております。
はじめまして。宜しくお願い致します。
とても参考になるサイトに巡りあえて嬉しく感じております。
初歩的な質問だと思いますが、最近シュガーバイン、グリーンネックレスを購入しましたが、いずれも黒いビニール製の簡易鉢に入っています。この場合、直ちに素焼き製などの鉢に移すべきなのでしょうか?
それなりに状態の良い感じなのであえて移すより、それこそ鉢替えの時期まで待つべきか思案しています。
教えて頂ければ幸いです。
宜しくお願い致します。
kuripero 様
メッセージありがとうございます。
シュガーバイン・グリーンネックレスの植え替えについてですね。
今のポット(黒のビニール簡易鉢)に入っている状態で問題無いようでしたら、もう少し温かくなった春以降まで待って植え替えを行いましょう。
また、「素焼き」が良いという訳ではございません。
素材に関わらず、鉢底に水が抜ける為の穴が開いていて、今のポットよりひと回り程多きな鉢を用意してあげれば良いかと思います。
植え替えについては、
「観葉植物の植え替えで絶対に注意しなくてはいけない3つのこと(http://a-t-g.jp/home-plant-transplant-1457)
」の記事をご参考にされてみて下さい。
kuripero様の植え替えが無事に成功し、シュガーバイン・グリーンネックレス共に、すくすくと元気に成長してくれることを心よりお祈りいたしております。
はじめまして、よいサイトに巡り合えたと喜んでいます。
とても悩んでいることがあり、アドバイスをいただけますでしょうか。
数年水しか与えられずに、ほったらかされたドラセナらしい植物が会社にあります。
新しい葉は生えてくるのですが、水の吸い込みが悪い土で、茎も伸びきってバランスも悪く、茶色い葉先を切りそろえても一か月程度で茶色くなってしまう状態なので、植え替え又は切り戻し等を5月に行おうと予定していると昨年の秋口に根元から新芽が伸びてきました。
植え替え・株分け・切り戻し…。
いろいろ一度に行うのはドラセナの体力がもつか心配、かつ初心者が手入れするため技量が最も不安なのですが、何から行えばよいでしょうか。
ぜひ、ご教授お願いします。
いつの間にか生き物係 様
メッセージありがとうございます。
日頃の植物のお世話、ご苦労様です。
様子を伺う限りでは、最優先事項といたしまして「植え替え」が必要なのではないかと思います。
更に、植物と鉢の大きさにもよりますが、ドラセナは根の成長が旺盛という訳ではないので、株分けは必要ないのではないでしょうか。
まずは、記事内の手順に沿って植え替えを行っていただき、2~3週間程様子を見てから切り戻しのご判断をされると良いかと思いますよ!
おっしゃる通り、1度に全てを行うことは体力的にもオススメいたしません。
最後に、切り戻しを行う場合(植え替えも含め)は、「ドラセナをイキイキ育てる3つの方法と傷んだ場合の3つの復活方法(http://a-t-g.jp/dracaena-cultivate-4017)」に詳しく記載しておりますので、是非ともご覧になり、植え替えや切り戻しに挑戦されてみて下さい。
余談にはなりますが、葉先をカットしても一ヶ月前後で枯れてしまうことは、生理現象で仕方の無いこなので、気にされなくても良いかと思います!
以上、ご参考になれば幸いです。
お持ちのドラセナの植え替え・切り戻しが無事に成功し、今後も元気に活き活きと成長し続けてくれることを心よりお祈り致しております。
ご返信ありがとうございます。
植え替えを6月初旬に行いました。
一部黒く固くなった葉が少しあったのですが、植え替え後にそれが増えてしまいました。うまく植え替えできなかったのでしょうか。
黒い部分は葉先ではなく、葉の根元や縁から出て広がっていきます。
植え替え時の根っこの状態は根腐れはしていないようでしたが
茶色く背丈に似合わないほど貧相で弱々しいもので、鉢の底穴がとても小さく
蒸れそうだったので穴を大きくして土を入れ替えました。
切り戻しをして次につないだほうが良いのでしょうか。
お手数をおかけしますがお知らせください。
いつの間にか生き物係 様
ご返信ありがとうございます。
葉が黒くなってしまうのは、恐らく病気が考えられます。実物を確認できないので、はっきりとしたことを申し上げることはできませんが、対処方法を見て行きましょう。
ポイントは2つです。
1.黒ずんだ部分をカットする
植物をこまめにチェックし、黒くなた部分はこまめにハサミ等でカットしましょう。カットすることで、病気が他の葉へ広がることを抑制できるかと思います。
ここで、3点だけご
2.置き場所を変える
植物の病気は環境(日当たりや風通し)が悪いことが原因で起こることが多いと言えます。
現在配置されている場所とは違う場所(レースのカーテン越しのような優しい光が当たり、風通し・空気が流れる場所)へ配置することで、病気の発生を避けることが出来る場合がございます。
※特に風通しは植物にとってかなり大切な為、室内の隅などでは無く、人の往来が多い場所など、なるべく空気が流れる場所へ配置してあげると良いでしょう。
以上2点を、是非とも実践されてみて下さい。
次に、3点ほどご質問をさせていただきます。
1.植え替え後の現在も新しい葉は展開していますか?
2.幹の様子を確認して下さい。縦にシワなどは入っていませんか?幹がブヨブヨと柔らかくなっていませんか?
3.全体的に元気が無いなど、様子はいかがですか?
切り戻しについては、病気のことや根がさほど張っていないことなどから、ドラセナの体力面が心配なので、切り戻しは暫く避けた方が無難なのかもしれません。
まずは、植物の状態をもう少し知ることが出来ればと思いますので、お手数をおかけいたしますが、上記のご質問にご回答頂ければ幸いです。
宜しくお願い致します。
ご返信ありがとうございます。
1.植え替え後の現在も新しい葉は展開していますか?
→その後は止まっています。
2.幹の様子を確認して下さい。縦にシワなどは入っていませんか?幹がブヨブヨと柔らかくなっていませんか?
→幹は青く、硬くしっかりしています。縦のシワはありません
3.全体的に元気が無いなど、様子はいかがですか?
→黒くなった葉の部分はカットしていたのですが 広がってしまいもうわずかです。 葉は黒くカラカラの状態で付け根からパリッととれるのですが幹は健康そうに見えます。
このような状態です。幹が健康そうに見えるので切り戻しをした方がよいかと思いました。 お手数ですがまたお知らせください。
よろしくお願いいたします。
初めまして、観葉植物が大好きで多種類育てています。4月中旬頃まで青々と葉をつけていたウンベラータがすっかり葉を落としてしまい幹だけに・・・。所々に新芽が出ていますが、これからの手入れや管理法をご指導お願いいたします。因みに一年前と五年前に購入した二鉢で植え替えした事がありません。よろしくお願いいたします。
マチコ 様
メッセージありがとうございます。
お話をお伺いする限りでは、ウンベラータから新芽が出てきているということなので、ひとまずご安心下さい。
今後の管理方法としては、
1.最低気温が15℃以上の気候になったことを確認し、秋頃(最低気温が15℃以下になる時期)まで、直射日光の当たらない明るい屋外へ出してあげましょう。驚くほど成長(葉の展開)が速くなります。
2.水遣りについてです。「表土が乾いたことを確認してから、たっぷりの水を与える事」を徹底されてみて下さい。
この2点だけを実践されてみて下さい。
次に、葉を落としてしまった原因を探ってみましょう。
実物を確認していない為、的確なことを申し上げることはできませんが、以下の4点が考えられます。
1.冬場の寒さによる落葉(全体的に一気に葉がシワシワになり落葉します)
2.水の与えすぎによる根ぐされが原因の落葉(新芽部分から痛みが出ます)
3.逆に水不足によるよる落葉(古い葉・下葉から落葉します)
4.葉ダニなどによる害虫による落葉(葉の色が全体的に抜けたような色になり落葉します)
この4項目で当てはまる点があるかを振り返ってみられると良いでしょう。
また、現状として根が傷んでいることも考えられますので、肥料はこの1ヶ月間は与えないようにしましょう。
6月に入り、成長も順調に進んでいるようでしたら化成肥料などを適量与えてあげると更に健全な成長が期待できるかと思います。
最後になりますが、5年前にご購入された方はそろそろ植え替えをご検討されても良いのかも知れませんね。
植え替えについては「観葉植物の植え替えで絶対に注意しなくてはいけない3つのこと(http://a-t-g.jp/home-plant-transplant-1457)」に詳しく記載しておりますので、お手隙の際にでもご覧いただければ幸いです。
以上、ご参考になれば幸いです。
マチコ様のウンベラータが青々とした姿に復活し、今後も活き活きと元気に成長してくれることを心よりお祈り致しております。