
部屋に観葉植物を飾りたいけれど、すぐに枯れてしまったらどうしよう...初心者でも安心して育てられる観葉植物が分かれば...そんなふうにお悩みではないですか?
観葉植物とひと言にいっても、その種類はたくさんありすぎて、お店にいってもどれにしたらいいか分かりませんよね。
観葉植物にも、ほっといても大丈夫な耐久性の高いものから、繊細ですぐに枯れてしまうものもありますので、 今回は、初心者でも絶対に安心な観葉植物をピックアップしました。これさえ守れば大丈夫!というポイントも書いてあります。
みどりのある生活は、どことなくリラックスできて、あなたを前向きにしてくれると思いますので、 この記事を読んでぜひ観葉植物にチャレンジしてみてください。
1.初心者が失敗しない観葉植物8選
初心者にオススメの観葉植物は以下の性質を兼ね備えています。
一般的に、観葉植物は熱帯地方原産の植物ですので、下記の性質は細かい管理方法を知る必要性や、手間に悩まされないですむのでとても重要です。
- 水やりを忘れてもすぐ枯れたりしない
- 寒さに耐える
- 日陰に耐える
- 手軽に育てることができ成長を楽しめる
- 手に入りやすい
それでは見ていきましょう。
1-1.シェフレラ・アルボリコラ
乾燥:強い 耐陰性:ある 耐寒性:0℃以上
シェフレラ属の植物は耐陰性、耐寒性、耐暑性のいずれもが強く、強健種ではナンバーワンともいえ、昔から親しまれています。初心者にも安心して育てられるうえ、葉先が凹に切れ込む愛嬌ある葉をしているため、インテリアとしても人気があります。
1-2.フィカス・エラスティカ・デコラ
別名:マルバインドゴムノキ
乾燥:強い 耐陰性:ある 耐寒性:0℃以上
原産国では樹液から天然ゴム採取のために栽培されていたことから通称名「ゴムノキ」と呼ばれるようになりました。
どんな環境でもなじみやすい強健さを持っているため、初心者にも育てやすい品種です。
乾燥した室内で管理するときは霧吹きで葉に水を与えると、美しく葉を保つことができます。
1-3.ガジュマル
別名:チャイニーズバンヤン、多幸の樹
乾燥:普通 耐陰性:ある 耐寒性:ある
生長するにしたがって幹の途中から気根を出すユニークなガジュマルは、日本では沖縄、屋久島などに自生しています。株元がタコの足のようになることから「多幸(たこう)の樹」とも呼ばれ、縁起の良いネーミングで贈り物としても人気があります。
丈夫で育てやすい人気の品種です。
1-4.ユッカ・エレファンティペス
乾燥:強い 耐陰性:ある 耐寒性:0℃以上
成長・発展の樹で、性質も丈夫な観葉植物。直射日光を好み、暑さや寒さに対しても非常に強く、強健です。
「エレファンティペス」という名は像の足に似た太い幹を持つことからきています。
葉に斑が入ったユッカ・エレファンティペス・バリエガタという品種も見た目が美しく、インテリアにも合わせやすいため、おすすめのです。
育てるときの注意点は「見とれるほどの美しさ!個性的なユッカの仲間とセンス抜群な飾り方」も参考にしてみてください。
1-5.トックリラン
乾燥:強い 耐陰性:ある
耐寒性:0℃以上
膨らんだ株元と、幹の先端から細長いカールした葉がユニークな植物です。幹のの姿が徳利に似ていることから「トックリラン」、幹の先端から細い葉が出ることから「ポニーテール」とも呼ばれています。
株元の膨らんでいる部分に水分、養分を蓄えているため、極度に乾燥させても枯れることがなく、耐寒性もあり非常に丈夫な植物です。
日当たりの良い場所で育てる方が良いのですが、耐陰性もあるため、場所を選びません。生長速度も遅く、手入れの手間がほとんどかからないため、初心者にも育てやすい観葉植物ですね。
1-6.フィロデンドロン・セローム
乾燥:強い 耐陰性:ある 耐寒性:ある
野性的な気根と深く切れ込みが入った大きな葉が個性的な品種です。自生地の熱帯地域では大木に寄り添って生長する姿から「セローム=愛の樹」とも呼ばれているそうです。
耐寒性と耐陰性があり、乾燥にも強く丈夫なため、初心にも育てやすい観葉植物です。
1-7.アグラオネマ
乾燥:強い 耐陰性 :ある 耐寒性 :8℃以上
耐陰性に非常に優れた観葉植物です。‘シルバーキング’という品種が有名ですが、写真の種類(左は‘トルービー’、右は‘カーティシー’)は特に耐陰性があります。水管理もしやすく、丈夫なため初心者にも育てやすい植物です。また、それほど大きくならないため、長期間にわたって鑑賞ができます。寒さには弱いのですが、気温が下がってきたら、部屋を移してあげれば問題ありません。
1-8.ケンチャヤシ
乾燥:強い 耐陰性:ある 耐寒性:0℃以上
比較的乾燥に強く、日陰でも育ち、寒さ、病害虫にも強いオールマイティーな観葉植物です。その丈夫さはヤシの仲間でも1、2位を争うほど。 生長もゆっくりなので育てやすい観葉植物です。
いかがでしたでしょうか。イメージに合った観葉植物は見つかりましたか。
その他にもおすすめの観葉植物をもっと知りたい方は『観葉植物の正しい選び方を教えます。おすすめ観葉植物27選』を、育てやすい観葉植物をもっと知りたい方は『[完全保存版]インテリア性抜群!シーン別、育てやすい観葉植物一覧』をご覧ください。
2.ここだけ抑えれば管理に失敗しない3つのポイント
今回ご紹介した観葉植物はいずれも丈夫で生命力ある品種ですが、3つだけ注意点があります。
この3つのポイントだけをおさえることができれば、観葉植物を枯らす確率をグッと抑えることができます。
2-1.水やり
水やりは、土の状態を観察して土が白っぽく乾いたらたっぷり水を与えます。ポイントは土が乾くまでは、水を与えないことです。
土の表面にまんべんなく水をやり、鉢の底から水が流れてくるまで与えてください。鉢の底に受け皿を敷く場合、受け皿の中に水が残っていると、根が腐り枯れてしまう原因になるため、たまった水は捨てくださいね。かまいすぎてしまい必要以上に水を与え続けてしまうと、植物の根が腐ってしまい枯れてしまいます。
水やりのポイントとして、もう一つ。
水を与える時間帯を自分が水やりできる時間帯に合わせましょう。そうすることでいつも決まったタイミング水を与えることができるため、植物に過度なストレスをかけることが減ります。もちろん土が湿っていたら水を与える必要はありません。
もっと詳しい水やりについて知りたい方はこちら『観葉植物の水やりで絶対に注意するべき3つのポイント』
2-2.温度管理
観葉植物の多くは熱帯地方原産のため高温多湿を好みます。日本の夏は高温多湿となるので、観葉植物にとっては生育しやすい環境といえますが、冬の寒さには耐えることができず枯れてしまうことがあります。冬の室内では10℃以上を目安にしてください。
また、観葉植物の葉にエアコンの風は当てないでください。エアコンの風を直接観葉植物の葉に当てたりすると、葉が乾燥して痛み、枯れていきます。窓際などの室温が急に下がる場所には置かないことも大切です。
寒さに強い観葉植物をもっと知りたい方はこちら『【完全保存版】置き場所別、寒さに強い観葉植物19選』
2-3.太陽光
植物にとっては太陽光が必要不可欠です。植物は太陽の光を浴びて光合成を行いそれを栄養エネルギーに変えて生長します。
全く光が当たらない暗い部屋や、室内照明だけでは観葉植物も健全な生長は見込めません。
ときどきは太陽の光を浴びられる明るい場所に移動させてあげましょう。
オススメの場所は、レースのカーテン越しか、窓から離した木漏れ日程度の光がある場所です。
種類によっては直射日光を当てると葉が焼けてしまうことがありますので、明るい日陰で育てるのが一番安全です。
どうしても暗い場所に観葉植物を置きたい方は『耐陰性バツグン!!暗い部屋でも元気に育つ観葉植物30選』を参照ください。
まとめ
基本的にこれらのポイントをしっかり押さえていれば、観葉植物を枯らしてしまう可能性はぐっと減ります。
ぜひ観葉植物を身近に取り入れて、豊かなライフスタイルを楽しんでください。
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