
オフィスに観葉植物を置こう!と思っても、実際に置くとなると、どの種類の植物を置いたらいいのだろう、どうやって置けばオシャレに見えるのだろうどと おなやみではないですか?
観葉植物といっても、ものすごくたくさんの種類があるので、今まで観葉植物に興味がなかった方が選ぶのはとても大変なことです。 実は観葉植物をオフィスに置くことで、多くの効果が証明されていたって知っていましたか?
今回は、オフィスにピッタリの観葉植物の種類や選び方、効果から手入れまで、オフィスに置くまでに悩みそうなポイントの全てを書きました! ぜひ参考にされてくださいね。
1.オフィスにおすすめの観葉植物と選び方
オフィスに観葉植物を置くさいには、どこに置くのか、どのくらいのサイズなのかというところが大切になってくると思います。
ここでは、置きたい場所別に、おすすめの観葉植物をピックアップしました。
1-1.置きたい場所で選ぶ
打ち合わせスペース用
お客様や、取引先の方などと打ち合わせを行う様な場所(部屋)には、柔らかいイメージで、それでいて目に留まる大きめの葉の観葉植物がオススメです。空間の空きスペースに置くと雰囲気も良くなりますし、テーブルやイスの近くに置けばパーテーション(目隠し)代わりにもなります。
推奨植物:オーガスタ、モンステラ、サンスベリアなど
サイズ :150~180㎝
ワンポイント!
提案書類やパンフレット、相手の名刺などの物が広がることが多くなるので、テーブルの上に観葉植物を置くのは控えたほうがよいでしょう。どうしても、と言う場合には、手のひらサイズの物や小さな寄せ植えなどをテーブルの中央付近に置くとアクセントとして良いと思いますよ。
ワークスペース用
こちらも打ち合わせスペース同様に、物が広がることが多いかと思いますが、ある程度の空きスペースが決まってきますよね。大きな物は仕事や、作業の邪魔になってきすので、目線の高さ程度の物を邪魔にならない場所に置くか、棚やちょっとした高所がある場合には少し垂れて伸びる植物がオススメです。
推奨植物:パキラ、アルテシーマ、マッサンゲアナ、ユッカ
サイズ :100~130㎝ (棚用は鉢の高さを含め20㎝程度)
ワンポイント!
小さいサイズの物は、床置きよりも棚などに高さをつけて飾ったほうがきれいにみえますよ。目線の高さにディスプレイしましょう。
植物が倒れたり、落ちたりしないように不安定な場所は避けてください。
デスク用
パソコンや書類などがあるデスクの上には、コンパクトでスリムな植物がオススメです。デスクのサイズや高さに合わせて工夫するといいです。仕事中に常に目にする事になりますので、自分の好きな植物を置いても良いでしょう。
推奨植物:ポトス、アイビー、シュガーバイン、サンスベリア、サボテン、多肉植物など
サイズ :~30㎝以下
卓上サイズの観葉植物について詳しく知りたい方は、『どんな部屋にも置ける!可愛くて小さい観葉植物29選』をご覧ください。
ワンポイント!
低い位置にある植物は真上から眺めることも増えて
くるので、横に広がる観葉植物がオススメです。
プレゼント用
観葉植物は縁起がよいので、お祝いに適さない種類はありません。
- ドラセナ(幸福の木):新社屋祝い
- パキラ:開店祝い
- トックリヤシ:金銭問題の解決
- カンノンチク(観音竹)、シュロチク(棕櫚竹):和をテーマにしている会社や店舗
次に、その場所に合ったイメージの観葉植物を選びます。
1-2.イメージで選ぶ(葉が尖っているor丸い)
観葉植物には葉の形が様々あり、その形によってイメージが変わってきます。ここに挙げたものはあくまでも一例ですので、他にも観葉植物は数えきれないほどあります。病院、商業施設、オフィス等でよく見かけるものを中心にピックアップしています。
細身の葉の観葉植物(葉先が尖っているもの)
葉の形が細く先の尖っているものは、「スタイリッシュで高級感のあるイメージ」にピッタリです。葉の形・イメージを意識したリストをご紹介します。
大きめの葉の観葉植物(丸みを帯びているもの)
次に、葉の形が大きく丸みを帯びたものは、「可愛らしく柔らかなイメージ」で女性うけもいいでしょう。
ここでピックアップした観葉植物はどれも丈夫で育てやすい種類ばかりです。
イメージに合ったものが見つかるといいですね。
育てやすい観葉植物をもっと知りたい方は『[完全保存版]インテリア性抜群!シーン別、育てやすい観葉植物一覧』へ
2.観葉植物をオフィスに置く3つのメリット
2-1.知的生産性の向上
植物(緑)を見ると緊張状態の精神をリラックスさせ、血圧が下がり、呼吸が落ち着き、気分が晴れることが証明されています。
植物を置くことで、ストレス、不満、ほこり、有害物質などが消えれば従業員のモチベーションも上がり、集中力も大きく変わってくることは言うまでもありません。
- モチベーションの向上
- 労働における満足度向上
- 生産性アップ
- 欠勤時間の減少
- 病欠率の減少
- 不安定性の減少
オランダ、ノルウェー、アメリカ、ドイツにおける研究では、植物によって上記のようなメリットがあることが明らかになっています。
2-2.自然の加湿器(空気清浄)
あまり知られていませんが、実は植物には加湿効果があります。特に暖房を使用する季節になると空気が暖められ、室内空気は乾燥してきます。そうすると、喉や気管支の病気、乾燥肌、ドライアイ、静電気の発生が非常に頻繁に起こりやすくなります。
観葉植物を置く事で植物は水分を葉から蒸発させ空気中の湿度を上げほこり、プラズマイオンを吸着することによりマイナスイオンが残りオフィスがより快適になるのです。
適切な湿度は健康に良いだけでなく、暖かいとも感じられるので暖房設定を低く設定できるという、副次的効果も期待できるでしょう。
2-3.ストレスの軽減
多くの従業員が、経済的な状況や職業への順応することが大変な今日、観葉植物や室内緑化のような効果的、継続的な方法によって職場の環境が改善されれば、身体的、精神的にマイナス影響を受けることもなくなります。
植物による、見た目の癒し、空気清浄など様々なファクターが、職場での満足度や雰囲気を飛躍的に向上させ、ストレスの軽減に繋がることは間違いないでしょう。
観葉植物の効果はこれだけではありません。もっと詳しく知りたい方は『実証済み!観葉植物が持つ空気清浄効果と意外な6つの効果』をご覧ください。
3.観葉植物の手入れをする3つの方法
3-1.水やり
水やりは、土の状態を観察して土が白っぽく乾いたらたっぷり水を与えます。ポイントは土が乾くまでは、水を与えないことです。
土が湿っている状態では植物は水分を根から吸い上げることができるため、水が足りなくなる心配はありません。
土の表面にまんべんなく水をやり、鉢の底から水が流れてくるまで与えてください。鉢の底に受け皿を敷く場合、受け皿の中に水が残っていると、根が腐り枯れてしまう原因になるため、たまった水は捨てくださいね。
しかし、かまいすぎてしまい必要以上に水を与え続けてしまうと、植物の根が腐ってしまい枯れてしまいます。
更に詳しい水やりの方法は『観葉植物の水やりで絶対に注意するべき3つのポイント』をご覧ください。
3-2.温度管理
観葉植物の多くは熱帯地方原産のため高温多湿を好みます。日本の夏は高温多湿となるので、観葉植物にとっては生育しやすい環境といえますが、冬の寒さには耐えることができず枯れてしまうことがあります。冬の室内では十分な温度を確保して管理する必要があります。
では観葉植物が生きていくために必要な温度とは何度ぐらいかというと、10℃以上を目安にしてください。
温度が下がるバルコニーなどに観葉植物を置きたいときは『【完全保存版】置き場所別、寒さに強い観葉植物19選』を参考にしてください。
3-3.太陽光
植物にとっては太陽光が必要不可欠です。植物は太陽の光を浴びて光合成を行いそれを栄養エネルギーに変えて生長します。
全く光が当たらない暗い部屋や、室内照明だけでは観葉植物も健全な生長は見込めません。
日光の当たらない部屋に観葉植物を置きたいときは、『耐陰性バツグン!!暗い部屋でも元気に育つ観葉植物30選』を参考にしてください。
4.観葉植物を買うor借りる
オフィスに観葉植物を置くと一口に言っても、買うのか、借りるのか、
また、どちらにせよ相場やシステムなどが、全くわからない。と言った方も多いのではないでしょうか?ここでは、購入時の相場と借りた(グリーンレンタル)時のシステムを紹介したいと思います。
また、購入とレンタルのメリット・デメリットも考えてみましょう。
まず観葉植物を買った場合の料金相場をみましょう。
4-1.観葉植物の料金相場
種類によっても金額に差がありますが、ほとんどの場合は大きさで金額
が変わります。参考にしてみて下さい。
こちらの金額は一般的な種類の植物の相場です。希少な種類などは高いものもありますが、オフィスで育てやすい物に関しての金額です。
地域によって多少の誤差はありますが、購入時の金額はこの程度だと思います。あとはこの金額に器や、肥料、マルチング(装飾)にかかる費用も考えておきましょう。
4-2借りる!レンタルのシステムとは
そもそも、観葉植物にレンタルがあるなんて知らなかった!と、思う方も少なくないと思いますが、商業施設や病院などに置いてある観葉植物はほとんどがレンタルなのが現状です。
では、レンタルの仕組みとはどのようなものかご説明します。
簡単に言うと、水やり、葉っぱの手入れや枯れてしまった植木の交換などをすべて業者に任せる。というモノ。つまり、何もしなくて良い!と言うのが一番のメリットと言えます。
月額のリース契約で一本あたり、2000円~5000円程度(器代込み)植物の大きさにもよりますが、130㎝~180㎝の物でこれくらいの金額です。
※地域、業者によっては多少誤差があるようです。
自宅に置いて自分で育てたり、その成長過程を楽しむ方には不向きですが、企業イメージやお客様に向けたインテリアとして植物を考えている方、定期的に植物の種類を変えたい方にはオススメのシステムです。
因みにこのブログを運営している井上熱帯園でも観葉植物のレンタルサービスを行っております。
井上熱帯園を利用するメリット
・プロ視点でオフィス環境にあった洗練された植物をご提案いたします。
・月額定額制なので、季節ごとに様々な植物をお楽しみいただけます。
・設置後のアフターメンテンスまでしっかりサポート
4-3.購入のメリット・デメリット
購入時の相場やレンタルのシステムについてはお分かり頂けたと思いますが、次に両者を比べ、比較対照してみましょう。
メリット
・ランニングコストがかからない。
・自分で好きなように楽しめる。(手入れや、寄せ植え、マルチングなど)
・育てる、大きくする、愛着が湧く。
デメリット
・枯れた時の処理が大変。
・手入れが面倒くさい。
・交換が出来ない。(枯れたり、飽きたり、害虫被害時など)
4-4.レンタルのメリット・デメリット
メリット
・手入れがいらない。
・交換が可能。(枯れたり、飽きたり、害虫被害時など)
・常に新品同様の外観。
デメリット
・ランニングコストがかかる。
・植木が変わる。(あくまで借り物なので…)
・育てる楽しさがない。
それぞれに、メリット・デメリットがありますね。
イメージ的には、自分の趣味・趣向で欲しい場合は購入がオススメです。インテリアやイメージで必要な時はレンタルがオススメです。
用途に合わせて上手に使い分けて頂き、その参考になればとおもいます。
5. 購入店・レンタル業者の選び方
先にご紹介したように、観葉植物には大きく分けて購入する方法とレンタルする方法との二種類があります。そして数ある業者の中からどうやってそれを選べばいいの?と、言う方もいらっしゃるでしょう。そこで、販売店・レンタル・リース業者のオススメの選び方をご紹介いたします。
5-1. コストパフォーマンスで選ぶ!
当然と言えば当然で紹介するまでもないのですが、ここは押さえておきたいポイントですね。同じ大きさ同じ品質であれば安いに越したことはありませんし、出来れば安くて良いものを手に入れたいのは観葉植物に限った事ではありませんよね?!
最近では、ネットなどの通販サイトも多くなってきていますし、店舗での購入の際には欲しい観葉植物の相場を調べておくのも大切なことです。
あらゆる情報をゲットしておけば、安く良いものを手に入れましょう!
ただ気を付けておきたいのは、安物買いの銭失いにならない事。安い商品には必ずと言って良いほど理由があります。例えば、大量仕入、粗悪品(枯れかけ・病気)、在庫処分、セール品、などの理由があります。相場より大幅に安い物には気を付けたほうが良いでしょう。
5-2. 人(店員・担当業者)で選ぶ
コスパも重要ですが、人もそれに匹敵する重要度に入れておきましょう。通販で購入する際はあまり関係ないですが(笑)
通販以外で購入やレンタルをする場合は、100%店員や業者とコミュニケーションを経ることになります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。ぜひオフィスに合った観葉植物を置いて職場環境を向上してくださいね。
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