
パキラには花が咲きます。
ですが意外に見たことがない方も多いかもしれませんね。
それもそのはず、パキラは花が咲く条件が難しく、市販されているパキラでは滅多に見ることができません。
ここでは「一体どんな花が咲くの?」という好奇心を持たれている方のために、パキラの花と、花を咲かせる条件について紹介します。
1. パキラの花

パキラ・グラブラの花
photo by http://green-acoustic.main.jp/
これがパキラの花です 。白くさわやかなイメージの花ですね。
パキラは熱帯アメリカにおよそ20種の程あり、種類によって咲かせる花が異なります。
その中でとくに有名なのはパキラ・グラブラ(Pachira glabra)とパキラ・アクアティカ(Pachira aquatica)の2種です。
国内で市販されているパキラはほとんどがパキラ・グラブラです。
せっかくなのでパキラ・アクアティカの花も見てみましょう。

パキラ・アクアティカの花
http://www.flickriver.com/photos/mauroguanandi
色鮮やかでグラブラとは違った美しさがある花ですね。
パキラに花が咲くということは、もちろん花言葉も存在します。
花言葉は「快活」、「勝利」です。
美しい姿でありながら、丈夫で生命力旺盛なパキラの性質にピッタリですね。
『パキラの花言葉に隠された意外な2つの言い伝え 』にはパキラの花言葉の由来を掲載しています。
興味がある方は一度ご覧になってください。
2.パキラの花が咲く条件
せっかくなので家庭のパキラに花を咲かせてみたいと思われる方も多いでしょう。
花を咲かせる条件は以下通りです。
・まずパキラの株そのものが実生株(種から育てられた株)であること。(※挿し木苗では花が付かないとされています)
・種から育てて開花までの期間は5年から10年ほどかかる。
まずパキラの種は国内で流通していませんので、あらかじめ実生株(種から育てられた)のパキラを手に入れることが必要になってきます。
実生株と挿し木株の見分け方は、幹の根元が膨らんでいれば実生株です。

左側が実生苗。右側が挿し木苗です。
鉢植えのパキラで花が咲かないことはありませんが、これらの条件からパキラの開花は非常にまれなことだといえるでしょう。
しかし、一度開花し、結実すると毎年開花と結実があるようです。
もし運よく実生株のパキラを手に入れることができたときは、快活のエネルギーを受け取りながら、開花まで長い付き合いをしていってみてはいかがでしょうか。
そして開花のチャンスに恵まれたときは、その幸運とパキラの生命力に感謝して開花を喜んで迎えてあげてください。
追伸:パキラのことをもっと詳しく知りたい方は『【必見!】パキラが持つ5つの魅力と由来』を一度読んでみてください。
あまり知られていないパキラの話に目からうろこが落ちるかもしれませんよ。
20年位前にパキラを買いました。買ってから10年目位に花が2年続けて咲いたのですが、大きく伸びてしまったので切り詰めてしまいました。その後花が咲きません 新しい枝には花が咲かないのですか?
エミコ様
メッセージありがとうございます。
パキラの花についてのご質問ですね。切った枝に、すぐには花を咲かせることは、厳しいと思いますが、新しい枝にも花を咲かせないということは無いと思います。数年前に花を咲かせた時、温度や日光条件・土中の養分の保有量など条件がとても良かったのでしょう。
パキラの花を咲かせることは、容易な事ではないと思います。頑張って再挑戦してみて下さい。