どこから切るの?はっきり分かる!パキラの剪定方法

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生命力旺盛で葉をどんどん出してくれるパキラは、その一方で大きくなりすぎたり、枝の伸びすぎたしまりのない姿になってしまうことがありますよね。
そんな時は剪定をすると形をきれいに保つことができます。

剪定とは、枝を切り、形を整えることです。
見た目を美しくするだけでなく、風通しが良くなる事で、病害虫の繁殖を予防する効果もあります。
また、養分を効率よく利用し生長を促進させる効果があります。

成長が早いパキラを、長期にわたって美しい姿を保っていくためには、剪定は避けて通れないテクニックです。

しかし、パキラを剪定をしたいけれど「どこから切ったらいいのだろう。」とお悩みの方も多いのではないでしょうか?



実際にパキラの剪定について調べてみると、「どこから剪定をしても新芽を出してくれます。」と書かれていることが多いようです。
確かに、パキラは基本的にどこから切っても新芽を出します。
でも、いざ剪定しようとなると、「本当にどこから切ってもいいの?大丈夫?」と不安になってしまいますよね。

ここではそんな不安を解消するために、“いつ”、“どんな時に”、“どうやって”剪定すればよいのか、はっきりとしたパキラの剪定方法を教えます。

1.“どんな時?”こんな姿になったら剪定のタイミング!

2.“いつ?”剪定に適した時期

3.“どうやって?”パキラの剪定方法

4.早く新芽を出すには

5.まとめ

1..“どんな時?”こんな姿になったら剪定のタイミング!

まずは、“どんな時”に選定をすればよいのかについて説明します。

1-1.大きくなり過ぎたとき

一夏の成長期を過ごしたパキラは、下の写真のように、部分的に芽が伸びすぎています。
脇芽が出て葉が茂り、上へ伸びていく枝をバッサリ剪定しましょう。
(※剪定する場所は後述の3.剪定の方法 を参照。)

パキラ 剪定5-1

1-2.日当たりの悪い場所で枝が伸びすぎたとき

パキラは長時間日陰に置いていると、ヒョロヒョロの枝だけが伸びすぎて格好悪くなってしまいます。
これを“間延び(まのび)”といいますが、下の写真のような姿が枝が間延びした状態です。非常にバランスの悪い姿ですよね。
こんな時は芽を出したいところからバッサリ剪定してあげましょう。
(※剪定する場所は後述の3.剪定の方法 を参照)

パキラ 剪定6

http://h.hatena.ne.jp/masashi33/9234077576657658118

2.“いつ?”剪定に適した時期

剪定に一番適した時期は5~6月にするのがベストです。
パキラは成長期に剪定をすれば、枝を切り落とした後もすぐに新芽が出ます。

パキラの成長期は、初夏(7月頃)ですので、剪定はその前の5~6月にすると、すぐに形が整ってくれるのです。

細かい枝を整える程度なら、いつ剪定しても大丈夫です(真冬でも耐えます。但し外に出しているパキラであれば、真冬の剪定は避けて下さい。)
パキラは5℃までの寒さに耐えることができますが、寒さに強いわけではないので、この時期に新芽を出す力はありません。
暑くなっていく時期・暑い時期が成長期ですから、その直前が一番良いですね。

室内の卓上サイズのパキラや、ハイドロカルチャーのパキラであれば、剪定の時期はいつでも構いません。
ただしここでも、冬の窓辺に置いてしまうなど、外の冷気が降り注ぐところだと耐寒性の限界を超えると枯れるので要注意です。
寒くなってからの剪定は、成長時期とずれることもあって葉が出るのが遅くなりますが、剪定自体は行っても構いません。

ちなみに、室内の常温であれば、まず剪定が原因で枯れることはありません。
窓辺などに飾っている場合は、冬の剪定は避けるか、剪定後しばらくは室内の暖かいところに置くなど、工夫をしてあげて下さい。

3.“どうやって?”パキラの剪定方法

次はどこを剪定するのか、どうやって剪定すればよいのかについて教えます。

3-1.剪定する場所

パキラをより格好良く剪定するためには、“成長点”を意識すると新芽を出しやすくなり、美しい姿に整えやすくなります。
成長点は、幹のところで小さな瘤(だま)のようになっている「節」、のことです。
パキラを剪定する際には、この成長点を残して切ることを意識してみてください。

※成長点の場所・・・ 下の写真の→の部分は全て成長点です。

新しい枝・葉はこの成長点から出てきます。
剪定したときに、全て成長点を落としてしまうと、しばらくの間、新しい芽・枝に出てこなくなってしまいます。
もちろん、パキラ自体はたとえ成長点を切り落としてしまっても生きていますから、更に大きくなれば成長点が形成されていきます。
もしあまりに不格好になってしまったら、成長点のことは無視して、ばっさりと剪定してしまった方が良いでしょう。
早く成長が見たい場合には、成長点をしっかり確認して、その上を剪定するようにしましょう。

3-2.剪定の方法

“どこを”剪定すればいいのかがわかれば、次にどうやって剪定をするかについて知りたいですよね。
わかりやすいように写真を見ながら順を追って説明しますね。

パキラは切った場所のすぐに下から芽を出してくれますので、まずはまわりの枝葉とのバランス、全体のバランスを考えて、芽を出させたい場所を決めます。

パキラ 剪定5-2

パキラ 剪定6-1
全体のバランスを考えて、切る場所を決めたら、次は成長点を意識して、思い切って剪定バサミで切り落としましょう。

※剪定する際、切れ味の悪いハサミを使うと、切った部分の繊維・細胞が潰れてしまいます。パキラの場合、剪定で切った枝は、挿し木に使えますので、切れ味の良いハサミを使うといいでしょう。
パキラ 剪定1

環境にもよりますが、剪定して2週間~1ヶ月くらい経つと、成長点のすぐ上から可愛らしい新芽が出てきます。

パキラ 剪定3
まずは、自分なりに剪定を試して、お気に入りのパキラを育ててみてはいかがでしょうか?

4.早く新芽を出すには

剪定後は、できる限り早く美しい姿になってほしいですよね。
そのための方法を教えますね。
ただし、この方法は剪定に適した夏場を想定しています。気温が下がる冬にはこの方法は試さないでください。

4-1.肥料を与えよう

剪定後は肥料を与えると新芽の成長が早くなります。
おすすめの肥料は、ゆっくりと長期にわたり効果が出る置くタイプの緩効性の化成肥料です。それを土の上に適量に置き、それとは別に即効性の液肥を月に1回与えるのがおすすめです。
しかし、肥料は与えすぎればよいというものではなく、逆に枯れる原因になります。肥料の与える量についてはパッケージに記されてありますので、それ以上は与えないように絶対に注意してください。

4-2.たくさん日光浴をさせよう

戸外の日当たりの良い場所か、ガラス越しの直射日光の当たる窓辺に置いて、できるだけ日光浴をさせてください。

5.まとめ

いかがでしたでしょうか。
これまでパキラの剪定を躊躇されていた方も、安心して剪定に取り組めるのではないでしょうか。
もともとパキラは剪定で枯れることはほとんどありませんので、思いっきり剪定して、すっきりした姿を取り戻してください。
この記事が皆様の不安を解消する一助になれば幸いです。



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コメントはこちらからどうぞ

  1. 匿名 より:

    ありがとうございます 早速剪定してみます ありがとうございました

    1. 石橋瞬 より:

      匿名様
      とんでもございません。
      また何かご質問などございましたら、何なりとお申し付け下さい。

  2. Sue より:

    四つに枝分かれしていますが、2本切りましたが、新しい芽がでてきません。
    四本とも切った方がいいのでしょうか。

    1. 石橋瞬 より:

      Sue 様
      メッセージありがとうございます。
      パキラを剪定されたのですね。
      枝分かれした4本中の、2本をカットしてもその枝が生きていれば問題なく新芽はでてくると思います。
      その枝が生きているかの判断は、爪やハサミで枝の皮を少しだけ削いでみて下さい。
      緑色であれば、生きています。茶色であれば、その部分は死んでしまっているので、もう少し深く剪定をされてみて下さい。
      また、室内に置かれているのでしたら、直射日光の当たらない、風遠しの良い屋外へ移動されてみるのも良いかと思います。
      ちなみにそのパキラはいつ剪定されたのですか?

  3. 匿名 より:

    頂いたパキラが無知のせいでかわいそうな格好になっていました。
    枯らせてしまうのだろうと諦めていました。
    石橋様の丁寧な説明を読みました。
    勇気をもって剪定してみます。

    ありがとうございました。

    1. 石橋瞬 より:

      匿名 様
      お褒めのお言葉を頂き誠にありがとうございます。大変励みになります。
      「私の下手な説明で、大変申し訳ない」といつも思いつつ、少しでも皆様のお役に立つことができればと考えております。
      また、何かわからないことなどございましたら何なりとお申し付け下さいね。
      パキラが元気で青々とした姿になることを影ながら心よりお祈りしております。

  4. Sue より:

    丁寧な返信ありがとうございます。
    パキラは5月中旬あたりに剪定しました。
    早速少し削ってみます。
    ありがとうございました!

  5. kuh より:

    このページを参考に、昨年の秋に買った(腰より少し下ぐらいの高さの)パキラの三段目の枝を6月にバッサリ切りました。その後下の段の葉はたくさん出るのですが切った枝のすぐ下の芽がなかなか伸びず日光が足りないからだと気がつき、現在は5㎝くらいで葉は3枚出てきて、まだ若葉がでてきています。
    質問はこの枝を伸ばし、葉をもっと増やすには、どうすればいいのかです。
    下の段の葉を減らした方がいいのでしょうか?下の2段には12、3枚の大きな葉かあります。若葉も上よりもたくさん出ようとしてます。

    1. 石橋瞬 より:

      kuh 様
      メッセージありがとうございます。
      やはり一ヶ所(3段目)だけの枝を伸ばし葉を増やすということはなかなか厳しいと思います。
      現在肥料などはあげてらっしゃいますか?
      施肥をされていないようであれば、市販の白いボール状の化成肥料などを適量あげることをお勧めいたします。
      きっと生長の具合も変わってくると思いますよ。

      また、今の時期であれば、直射日光の当たらない風通しの良い屋外にパキラを出してあげると、室内に比べ大幅に生長速度が速くなります。
      kuh様のご希望に見合ったようなご回答ができず申しないのですが、
      以上のような方法で全体的になりますが、株全体の生長を促し、枝を伸ばすことや、葉を増やしていく方法しかないように思えます。

      どうしても葉付きのバランスが気になられるようであれば、下の段の葉を減らしてバランスを取ることも良いかと思います。
      更に下葉を取ることにより、その分の養分が新芽に行きますので、生長には良いとも言えます。
      ぜひこのどれかの方法を試してみられてはいかがでしょうか?

      kuh様はとてもパキラを元気に大切に育てていらっしゃるのですね。
      これからもkuh様のパキラがグングンと元気に生長することを心よりお祈りいたしております。

      1. 匿名 より:

        お答えいただきまして、有難うございます。教えていただいたようにしてみます。全体に大きくして、剪定すればいいのですね。家にいるときは外に出しているのですが、風が強い時によく葉が折れるので、カーテン越しの陽あたりの良い所に置いています。肥料は6月に植え替えた時に入れました。

        1. 石橋瞬 より:

          kuh 様でよろしいでしょうか?

          ご返信ありがとうございます。
          しっかり施肥もされ、置き場所の方もとても素晴らしいかと思います。
          現在の育成方法を続けられていれば、きっとご希望通りの葉付きや樹形になってくると思います。

          今まで通りこれからもパキラを大切に可愛がってあげて下さいね。

  6. はな花 より:

    パキラの剪定ですが、木質化した所で剪定しても大丈夫ですか?

    1. 石橋瞬 より:

      はな花 様
      メッセージありがとうございます。

      パキラの剪定(切り戻し)は木質化したところでも問題ありません。
      ただし今の寒い時期は避け、剪定は春以降の暖かい季節に行いましょう。
      剪定後は、屋外に出してたくさんの日光にあててあげると脇芽が出てくる可能性が格段に上がります。

      是非とも、挑戦されて下さい!
      そして、はな花様のパキラが今後とも活き活きと元気に生長することを心よりお祈り致しております。

  7. mi2 より:

    とても参考になりました!
    うちのパキラは、ひょろひょろになって先端だけに葉っぱがあり、これはこのままでよいのか疑問に思っていました。
    そこで教えていただきたいのですが、パキラの剪定と植え替えは同時に行っても大丈夫でしょうか。

    1. 石橋瞬 より:

      mi2 様
      メッセージありがとうございます。

      植え替えと切り戻しは、パキラへの負担も考え同時に行うことはお勧めいたしません。
      まずは植え替えを行い2~3週間ほど様子を見てから行うことが良いかと思います。

      パキラの植え替えについては「失敗しないパキラの植え替え方法と、抑えるべき3つのポイント(http://a-t-g.jp/pachira-transplant-579)」に詳しく記載しておりますので、ご覧頂き、是非とも実践されてみて下さい!

      mi2様のパキラの植え替えと切り戻しが無事に成功し、今後とも元気に活き活きと成長してくれるとこを心よりお祈り致しております。

  8. 荻原 より:

    こんにちは
     初めてメールを差し上げます。2本のパキラを育てています。もう15年以上になります。他に観葉植物はないのですが、パキラ偏愛で大切にしています。質問をさせていただいても良いでしょうか? こんもり丸く葉が茂ったパキラですが、新しいみずみずしい緑色の葉が上の方に伸びてきます。こちらのサイトのご指導を参考に何回か剪定をいたしました。おかげさまで、買ったときほどではないにしても形を保っております。一つ、ずっと疑問に思っていることがあります。元々のこんもりとした部分の葉は鈍い緑色をしています。新しい葉は、鮮やかな緑です。しかし、伸びた部分の葉を選定指定しまうと元の鈍い緑色の葉しか残りません。鮮やかな新しい緑の葉の方を増やしていく剪定方法はないのだろうか、というのが私の疑問です。良い方法がありましたら、お教え下さい。初めてのメールで、ぶしつけに質問をして申し訳ありません。

    1. 石橋瞬 より:

      荻原 様
      メッセージありがとうございます。

      長い期間パキラを育成されていらっしゃるのですね!
      とても愛情を持って、大切に育てていらっしゃる様子が伝わってきます。

      おっしゃる通り、パキラをいくら切り戻しても残る葉は新芽では無く、緑色の古い葉です。
      そこで、新芽を上手く残して行く方法をお教えいたします。

      次回きり戻しをされる際は、いつもより1~2まわり程度短く選定を行いましょう。
      その分残る葉も少なく、見た目は悪くなってしまうかと思いますが、そうすることにより、理想のサイズまで成長した時には新しい葉でいっぱいになってくれることでしょう。
      これは、切り戻しの際に私たちプロも意識していることなのですが、選定して理想のサイズ・形にするのでは無く、短く切り戻しをして、葉(新芽)が成長した状況を想像してカットすると良いですよ。

      最初は失敗してしまいか形が崩れてしまうこともあるかもしれませんが、また成長させてはカットしてを繰り返し、理想の形に向けて何度も挑戦されてみて下さい。

      荻原様のご参考になれば幸いです。
      また、今後ともお持ちのパキラが活き活きと元気に成長してくれることを心よりお祈りいたしております。

  9. 荻原 より:

    石橋様 
     しばらく留守にしており、お礼が遅くなりました。ご教示ありがとうございました。なるほどと納得いたしました。今まで、元の形を維持しよう切り戻ししておりました。これは、質問にお答えいただく形でしか知ることのできないことと嬉しく思います。これからも、パキラを大切に暮らしていきたいと思います。ありがとうございました。
     せっかくなので、もう一つだけ質問させて下さい。パキラぐらいの高さのあるもので、パキラのように下の方は幹で上の方だけ葉がある観葉植物は他にあるのでしょうか? 葉でもって室内へ入る光が遮られないような観葉植物が他にあれば購入の参考にしたのです。

    1. 石橋瞬 より:

      荻原 様
      ご返信ありがとうございます。

      早速ご質問のご回答をさせていただきます。
      パキラのように下は幹で上の方だけ葉がある観葉植物は、以外にもたくさんございます。
      まずは、「フェニックス・ロベレニー」「ポニーテール」「ヤツデアオギリ」「トックリクワタ」などがございます。
      更には、下葉をカット(剪定)することにより「ブラキキトン(ボトルツリー」や「ゴムの木(フィクス)類」、「シェフレラ類」「ユッカ類」の植物でもご希望のような樹形にすることは可能ですよ!

      以上、荻原様のご参考になれば幸いです。

  10. 匿名 より:

    ありがとうございました。育て方がわかってうれしいです。

    1. 石橋瞬 より:

      匿名 様
      メッセージ、またお褒めのお言葉をいただき誠にありがとうございます。

      これからも、お喜びいただけけるような記事をたくさん配信して行ければと思いますので、今後とも「A Tropical Garden」のご愛読を、何卒宜しくお願い申しあげます。

      また、匿名様がお持ちのパキラが活き活きと元気に成長してくれることを心よりお祈り致しております。

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