
観葉植物レンタルサービスの1番のメリットは、手入れの手間が一切かからない点です。
その反面、しっかりとした「業者選び」と「レンタル費用を抑えるポイント」を押さえておかなければ、無駄に高いコストが掛かってしまう可能性があるのです。
今日は観葉植物レンタルのメリット・デメリット、レンタルの利用方法や費用感・注意点など必要な情報を全てお伝えします。
その上で記事後半には、「プロからみたプロだからこそお勧めの観葉植物レンタル業者」・「よりお得にサービスを利用するための丸秘裏技」などプロだからこそお教えできる情報をすべて公開しています!
この記事を読めば、誰でも決して失敗せずに、お得に観葉植物が利用できる様になるでしょう。
あなたも低コストで緑の多いオフィス環境へと改善してみてはいかがでしょうか。
- 観葉植物の効果とレンタルするメリットとデメリット
- レンタル商品の内容と利用方法について
- おすすめのレンタル業者6選
- 観葉植物レンタルサービスで絶対得する2つの裏技
- 【事例集】 観葉植物レンタルの可能性
- まとめ
1. 観葉植物が与える効果とレンタルのメリット・デメリット
観葉植物レンタルサービスは、「手間がかからない」以外にも、実は職場環境を充実させる上で数多くのメリットがあることをご存知でしょうか?
ここでは、そのようなメリットだけではなく、デメリットについても言及しているので、まずはこの双方をしっかりと理解することが大切でしょう。
1-1. 観葉植物が人間に与える6つの好影響
観葉植物をオフィスに置くことで、働く人間に様々なメリットがあります。
- リラックス効果(心理生理的効果)
- 目の疲れを癒す(視覚疲労緩和効果)
- 快適な湿度調整(温熱環境調節・快適性向上効果)
- 森林浴効果(健康物質フィトンチッド放出効果)
- モチベーションアップ(知的生産性の向上)
- ストレスの軽減
このように、観葉植物を設置する事でその空間で働く人間にとって多くのメリットがある事が実証されています。
詳しくは以下の記事をご参照ください。
1-2. 観葉植物レンタルのメリット・デメリット
では次にレンタル自体のメリット・デメリットを見ていきましょう。
メリット・デメリット両方を把握した上で、自分にとって観葉植物レンタルがマッチしているのかを正しく見極める事が大切です。
観葉植物レンタルのメリット
- 自らで購入した場合と違い、面倒な世話をする必要も無くなるため、業務に集中することができる
- プロにより空間をコーディネートしてもらうことができるので、観葉植物の効果だけではなく、最適な樹種の選択や鉢のデザインなど、インテリアとしての視覚的要素も合わせて期待する事ができる
- 購入した観葉植物と違い、植物の痛みや枯れが出た場合は植物を交換することができるので、いつでも綺麗な状態の観葉植物を維持することができる
- 手軽にたくさんの種類の植物を楽しむことができるので、目新しさや新鮮味がある
- お部屋のレイアウト変更時やオフィス増床等の場合でも、状況に応じて数量の増減も簡単にできる
- オフィス以外の場所で、催事やイベントなどで短期間・一時的に植物が必要な場合においても、購入することなく植物を飾ることができる
- 自分ではできないような装飾を楽しめる
観葉植物レンタルのデメリット
- ランニングコストがかかる
- 自らで植物の世話が出来ず、愛着が湧きにくい
- 定期的なメンテナンスが必要な為、業者の出入りが必ず発生する
観葉植物のレンタルを利用するにあたり、やはり一番のネックは「ランニングコスト」です。
しかし、観葉植物レンタルのメリットにもあるように、継続的に美しい観葉植物がそこにあるからこそ築かれていく空間のイメージ、また、見る人が感じる癒しや安心感は、プロだからこそ作り上げることのできる「価値」であると私は考えます。
逆に、自ら購入・管理した場合はどうでしょうか。
室内では、温室のような明るい環境や温度管理、また育成の知識や管理技術が無ければ、ずっと綺麗な状態を維持することは不可能と言えます。
やはり、ランニングコストも継続的な「価値」への対価として考えると、レンタルサービスを利用するほうが得策と言えるのではないでしょうか。
2. レンタル商品の内容と利用方法について
では次に、観葉植物とは一体どの様な商品があり、どのようなシステムであるのかをご説明いたします。
ネットで「観葉植物 レンタル」と検索をかけてみれば、たくさんの業者がヒットします。たくさんの業者があるものの、業界内では取り扱う観葉植物の商品構成やシステム、価格帯は飽和状態となっており、どこもあまり代わり映えはしないというのが現状です。
※ここで紹介するサイズや価格についてはあくまで目安であるということ。
1本あたりの価格は、観葉植物+鉢カバー(植木鉢)の価格であることを理解しておいて下さい。
2-1. レンタル商品の種類とそれぞれの価格帯
基本的なレンタルの商品構成と価格帯は以下の通りになります。
2-1-1. 置き鉢
一般的に見る鉢に入った観葉植物のことで、サイズは大きく分けて4種類程度に分類されます。
- 卓上サイズ(小鉢)
高さ~50cm前後、価格は¥500~¥1600程度
卓上にピッタリなコンパクトなサイズで、デスク上に限らず、棚の上やトイレのドレッサーなど、手軽に色々な場所へ配置することができます。ローコストでさりげなくグリーンを楽しむことが出来ます。
- 中型サイズ(中鉢)
高さ50cm~120cm前後、価格は¥1500~¥3500程度
デスク横の小さなスペースや通路などの狭いスペースに効果的なサイズ感です。腰ほどの背丈の観葉植物です。圧迫感無く使えるアイテムとなります。
- 大型サイズ(大鉢)
高さ150cm~200cm前後、価格は¥2500~¥4500程度
身の丈程の高さで、社長室や応接室など1本でもかなりの存在感があり、目にする機会の多い、一番需要の高いサイズとなります。
- 特大鉢サイズ
高さ220cm~ 、価格帯は¥4000程度~
オフィスビルのエントランスや、広いスペース、吹きぬけたスペースにおいて、利用されるケースの多いサイズです。しかし天井が低い場合など、逆に窮屈感や圧迫感が出てしまうこともあるので、注意が必要です。
その他にも上の写真のような、ハンギング(吊り鉢)やアレンジ鉢(寄せ植え)、花の鉢などがあります。
価格帯としてはサイズに応じて、上記の価格にプラスされるかたちとなるでしょう。
※ 同じサイズでも金額にバラつきがある理由
- 観葉植物を入れる鉢カバーによるもの
当然、安価なプラスチック製の鉢から、高いデザイン性を持つ高価な鉢まで、かなりの種類が存在し、価格を大幅に左右する要因となる
- 観葉植物の種類によるもの
基本的にどの樹種でも価格が変わることは無いが、希少価値のある樹種や、鑑賞価値の高い特殊な樹種に
関しては価格を左右する要因となる
2-1-2. グリーンディスプレイ
「グリーンディスプレイ」とは、上の写真のように、ある一角のスペースで観葉植物を用い、装飾を施したものです。ビルのエントランスや大型の施設などで目にする機会が多いでしょう。
価格帯は当然サイズにもよるが、要相談という形になります。
また、場合によって工事が必要の場合がございます。
2-1-3. 壁面緑化
こちらは字のごとく壁面を植物で彩ることができ、スペースを使わずグリーンを感じることのできるアイテムです。
小さい数十cm前後から数十メートルの大型の緑化も可能となりますが、基本的に工事が必要です。
2-1-4. 花壇・プランター
屋外での花壇やプランターもメンテナンスを行う業者もあります。枯れた花の交換まで行ってくれるので、常に花のある状態が維持可能となります。
しかし、観葉植物とは違い花苗は観葉植物に比べると大変傷みやすいという特徴もあり、価格は高めなケースが多いでしょう。
以上が主な、商品の内容となります。
他にも植栽管理や生花装飾・アレンジメントなどを扱う業者もあり、その価格帯やサービス内容については問い合わせのうえ確認してみると良いでしょう。
2-2. レンタルまでの流れとメンテナンスの詳細
それでは、商品構成を知ったうえで、観葉植物のレンタルサービス開始までの流れと、アフターサービス(メンテナンスシステム)の流れについて見ていきましょう。
2-2-1. お問い合わせ~レンタル開始
まず、やっていただくことは電話もしくはFAXでの業者問い合わせです。
次は以下の流れとなります。
I. 担当スタッフが現場を見せていただく為に来社する
ポイント:ここで予算や検討中の置き場所など、要望・イメージなどを伝えると良いでしょうII. プランニング・お見積もり
スタッフが再度の訪問もしくはメールにて、提案を行います。
ポイント:ここで妥協することなく、納得の行くプラン・金額になるまで何度も交渉を行うことIII. レンタル開始
プランや金額が決定、搬入日を決め、レンタル開始となります
ここではやはり、しっかりと要望を伝え、担当スタッフとイメージを共有し、最適なプランを導き出してもらうことに意識を向けましょう。
2-2-2. アフターメンテンナンス(メンテナンスシステム)
まずは最初に、これだけ頭に入れておいて下さい。
お客様は、水遣りを含むメンテナンスに関して、一切何もしていただかなくて良いという点です。
要は全て専門のスタッフが管理する為、メンテナンスフリーとなるのです。
「それでホントに枯れちゃったりしないの!?」と不安に思うでしょうが、何も心配は要りません。お伺いするスタッフは、観葉植物の専門的な知識を持ち、観葉植物の扱い方を熟知しているからです。
それでは一連の流れについて簡単にご説明いたしましょう。
基本的にメンテナンスの頻度は、月に1度、もしくは2度の訪問となります。
そこで、観葉植物のホコリ取りや枯れ葉の除去、剪定、状態観察などを行います。
同時に、観葉植物に大幅な痛みが出ている場合や、病気や不具合、もしくは樹形や見た目が悪くなったと判断した場合は、観葉植物の交換を行います。そこで、別途料金が発生することもありせん。
また、万が一観葉植物に痛みが発生しているのを見つけた場合には、すぐに業者へ連絡を入れ対応を促しましょう。もちろんメンテナンス以外の訪問でも別途料金が発生することはございません。
3. おすすめのレンタル業者6選
このサイトを運営する井上熱帯園でも観葉植物のレンタルサービスを行っています。
ここではプロから見たプロだからこそお勧めの観葉植物レンタル業者を6つご紹介しましょう。
3-1. ユニバーサル園芸社
グリーンレンタルの分野で日本最大級の規模を誇るユニバーサル園芸社。
レンタル業以外にも販売店の運営や、植物を使ったさまざまな装飾を行うなど、その実績は多岐にわたります。
緑を通じてお客様に潤いと癒しをご提供する「緑のプロフェッショナル」として、お客さまのどのようなニーズにも対応する、総合園芸会社であることに強いこだわりを持っており、信頼のおけるレンタル業者と言えるでしょう。
URL: http://www.uni-green.co.jp/
TEL: 0120-870-115
3-2. 国土緑化 株式会社
レンタル業界初となるフランチャイズ・チェーン「緑のレンタル グリーンポケット」事業で、加盟店・造園業者などと業務提携し、日本中にサービスネットワークを広げ、どの地域のお客様でも対応可能です。
「健康」をキーワードに、これまでの装飾としてのグリーンレンタルから、社会問題となっている勤労者のメンタルヘルス問題に目を向け、働く人のためのグリーンの価値を創造しています。
URL: http://www.kokudoryokuka.co.jp/
TEL: 03-3674-2611
3-3. 東邦レオ 株式会社 PIANTA×STANZA
PIANTA×STANZAは「庭と暮らそう」をコンセプトに、都市生活者のさまざまなシーンにおいて緑のある空間を提供し続けているインドアグリーンブランド。そのなかでも壁面緑化に特に強みを持っています。
室内空間を屋外空間のように演出したいというリクエストに対して、自然をテーマに空間全体を植物で演出することにこだわりと豊富な実績を持っています。
URL: pianta-stanza.jp/
TEL: 03-5907-5508
3-4. 株式会社 竹中庭園緑化
社内にデザイン専門の部署を持ち、企画設計デザイン、施工、メンテナンスを一貫して行う竹中庭園緑化。
生花や観葉植物、造園樹木、フェイク植物を、環境やメンテナンス条件に合わせて使い分ることが魅力のひとつ。インドアグリーンは装飾性が重視される傾向にあるのは言うまでもなく、製品システムには表現できない独自のスタイルで施工し、アート的な指向を重視しています。
URL: www.takenaka-teienryokka.com/
TEL: 06-6726-8709
3-5. 株式会社DAISIZEN/SOLSO
オフィスやショップのグリーンコーディネート・ディスプレイからメンテナンス業務はもちろん、個人宅や商業施設、パブリックスペースなどのグリーンデザインを中心に、幅広い空間プロデュースを手がけています。人とグリーンの新しい関係を提案し続け、自然を体感できるような場所づくりに日々取り組んでおり、とても高いデザイン性と技術力を持っています。
URL: http://solso.jp/
TEL: 044-740-7668
3-6. 井上熱帯園 株式会社
レンタルグリーンをはじめ、観葉植物を使ったディスプレイ装飾や壁面緑化など、空間を創造する環境ビジネスに取り組んでおり、プランニング・施工・メンテナンスまでを一貫して行います。
「人」と「緑」を通じて、人々に「豊かな心」を提供することが世の中へのミッションと考えており、「井上熱帯園が影響を与える全ての存在の幸せを追求すること」を理念として、日々植物の知識や技術力の向上に励んでいます。
また、現在ご覧の植物に関するお役立ちサイト「A Tropical Garden」を運営し、植物に関するあらゆる情報を幅広く発信しています。
contact: https://a-t-g.jp/rental-green
TEL: 092-431-5191
4. 観葉植物レンタルサービスで絶対得する2つの裏技
では、ここで植物レンタルサービスをよりお得に利用する為の2つの裏技をこっそりお教えしましょう。
レンタル業者としては、正直あまり他言したくは無いですが、知っておくことできっと役に立つと思うので、是非実践利用して下さい。
4-1. 必ず相見積りにする
経験からすると、やっと探し当てたレンタル業者ということで、1つの業者へ相談・見積もり、依頼というパターンが多いように感じます。
「相見積もり」と言う事を伝えたうえで、金額を競わせて、色々な目線(業者)から幅広くプランニングしてもらうことで、よりお得に納得の行くかたちでサービスを利用することができるでしょう。
複数の業者を見ることにより、その知識の深さやデザイン力・対応力などを比較判断することが可能となり、自身に合った業者選びという点でも得るものは多いと言えます。
4-2. 初期投資でさらにお安く
「2-1. 商品構成と価格帯」をもう一度振り返ってみましょう。1鉢あたりの価格は観葉植物+鉢カバー(植木鉢)であると記していますね。
つまり、観葉植物のみをレンタルすることが出来れば相場価格より安くレンタルが可能とり、同時に観葉植物レンタルのデメリットでもあるランニングコストをも大幅に下げることができるということです。
結論から言うと、鉢カバー(植木鉢)を先に購入するということです。
しかし、この裏技を利用するにあたり1つだけルールがあります。
それは「必ず観葉植物レンタルを依頼する業者から鉢を購入する」と言うことです。
実は観葉植物のレンタルを行う業者は、植木鉢を取り扱う業者との付き合いが多くある為、仕入れることができる鉢のバリエーションがたくさんあるのです。
仮に、自らで鉢を用意した場合は、その鉢の安全性(割れにくい素材であるか、転倒しやすいものではないか)等の理由で断られるケースが多々あります。
打ち合わせ段階で、「鉢をおたくで購入し、観葉植物のみをレンタルしたい」ということを伝えるようにしましょう。
そうすることで、レンタルの金額が見違えるように安くなるでしょう。
5. 【事例集】観葉植物レンタルの可能性
観葉植物のレンタルの最大のメリットはやはり、植物のプロだからこそ提供できる素晴らしい装飾や活用法が楽しめる点です。
ここではそんな装飾の事例を紹介するので、レンタル利用の参考にしていただけると幸いです。
5-1. パーテーション
観葉植物をこのようにパーテーション(間仕切り・目隠し)として利用することもできます。写真のように同じ種類の植物を並べることですっきりとした印象を与えてくれるでしょう。
5-2. ハンギング(吊り鉢)
スペース的な問題で、卓上に観葉植物を配置できない場合は吊り鉢を利用すると良いでしょう。
大きな鉢を吊ることはできませんが、十分にグリーンを感じることができるでしょう。
また、インテリア性も非常に高まります。
5-3. 壁面緑化
壁面をたくさんの観葉植物であしらうこともレンタル業者へ依頼することで、維持管理することができます。最近では写真・右下のような小型の壁面緑化の商品もあり、手軽に楽しむ壁面緑化もございます。
5-4. シンボルツリー
吹き抜けスペースやオープンスペースがある場合は、このように大きな観葉植物を配置することも可能です。
洗練されたリラックス空間を演出でき、壮大な雰囲気と自然を室内で体感することができるでしょう。
5-5. グリーンディスプレイ
広いスペースは必要ですが、その装飾へ引き込まれるような魅力的な空間へと化します。癒しを与えることのできる大変効果的な観葉植物の利用法と言えるでしょう。
6. まとめ
いかがでしたか?
レンタルサービスを提供する側の我々も、「観葉植物を通して、植物を見る人全てに、笑顔や豊かな心を提供し、幸せになっていただきたい」と常に意識しています。
それは恐らくどの業者も同じ気持ちでしょう。
常に美しい観葉植物があるからこそ生まれる「人々の笑顔や優しさ」を創造して、ご自身の職場環境をより素晴らしい空間にしてみてはいかがですか?