
観葉植物の中でもトップクラスの丈夫さを誇る「シェフレラ」属の観葉植物。
ポピュラーな「ホンコンカポック」を代表に育てやすい種類が多く、枯れにくい性質を持っているため、様々なショップやカフェ、オフィスなどに飾られているほか、自宅で育てる方も多く、古くから人気があります。
ここではそんな「シェフレラ」について、自生地を参考に、元気に育てる3つのポイント、人気の品種20選、サイズ別オシャレな飾り方のアイデアに至るまで、幅広く紹介します。
目次
1.自生地から知るシェフレラの特徴
手の平を広げたような葉が特徴のシェフレラは、ウコギ科のシェフレラ属に分類される植物で、ドイツの植物学者“シェフラー”にちなんんで名づけられ、その種類は世界の温帯地域から熱帯地域にかけ、約150種ほどといわれています。
光沢のある美しい葉と、非常に丈夫な性質を持っており、高さ3~7mほどの高木に生長します。大きくなると樹高は10mを超すものもあるなど、その姿は圧巻。
上の写真は高木に生長したシェフレラの様子。
またシェフレラは無数の「※気根」を出す特徴があり、盆栽仕立てにした株はそのまま“Bonsai”と呼ばれ海外でも高い人気があります。
※気根…植物の幹や茎から空中へと延びる根のこと。空気中の水分を吸収したり、植物の呼吸を助けたり、他の樹木に着生し自身の体を支えたりと、様々な役割をはたす。
2.シェフレラを元気に育てる3つのポイント【初級者編】
シェフレラは、観葉植物の中でもトップクラスに丈夫で枯れにくいため、初心者の方にも入門種として最適です。
基本的な3つのポイントを押さえておけば、まず枯らすことはありませんので、ぜひ参考にしてみてください。
2-1.シェフレラがイキイキ育つ置き場所
種類を問わず、観葉植物を育てる場合に一番注意しておきたいポイントは、“置き場所”の“日当たり条件”です。
シェフレラに最適な“日当たり条件”を満たす場所に置けば、それ以降は元気に育っていきます。
この“日当たり条件”は文章ではわかりづらいため、写真で解説します。
シェフレラの置き場所としてベストなのは①、②もしくは日当たりの良いベランダです。
シェフレラは日光が大好きで、日光を浴びるほど、葉に光沢が現れ、芯の詰まった幹になり、がっちりとした姿に生長します。
また、日陰にも長期間耐える力を持っていますので、③、④の部屋でもしばらくは育成が可能です。
ただし④のような暗めの日陰に置いておくと、日光不足から葉を落とします。また枝が締まりなく伸びる「徒長(とちょう)」がおきるため樹形がみっともなく崩れてしまいます。
そのため、④のような明るさの部屋に置きたい場合は、1週間のうち4日、1日5時間程度は①の部屋で日光浴をさせることをおすすめします。
ただし、シェフレラの葉に、※“斑(ふ)”が入る品種は、強い直射日光には若干弱く、※“葉焼け”をおこすこともありますので、②のレース越しのような柔らかい光が差し込む場所に置いてください。
シェフレラは環境に対する順応性が高い植物ですが、購入後に室内に入れると急激な環境の変化により、ポロポロと葉を落としてしまうことがあります。しかし、次第に環境に慣れて、葉も落ちなくなってくるので、安心してください。
※斑(ふ)…本来の葉の色である緑色の葉ではなく、白や黄色の模様が入った葉を「斑入り」と言う。
※葉焼け…葉が日光により焼けてしまう症状。人間でいう日焼け(火傷)のこと。一度焼けてしまった葉がもとに戻ることはありません。
2-2.シェフレラの水やり方法
シェフレラはとても水を好む植物です。とはいえ単に毎日水をあげれば良いということではありません。
水やりのポイントは以下の3つをしっかり押さえておいてください。
①土が乾いたらたっぷり水を与える。
②土が乾くまで水を与えない。
③受け皿に水を溜めない
シェフレラは乾燥にも強い植物ですので、水やりを少々忘れたぐらいでは枯れることはありません。しかし水を与えすぎると枯れます。またシェフレラを枯らす原因で一番多いのが水の与えすぎです。3つのポイントだけを守っていれば水管理でシェフレラを枯らすことはありませんので覚えておきましょう。
2-2-1.土が乾いたらたっぷり水を与える。
「土が乾いたら」「たっぷり水を与える」この2つについて説明します。
以下の写真をご覧ください。
左の写真は土が乾いた状態です。 表面はさらさらしていて、土の表面や土の中を指で触っても湿っていない状態です。
この時が水やりのタイミングです。
右の写真が水を与えた後、もしくは土が湿っているときです。 指で触ると湿っているのがわかります。
続いて「たっぷり水を与える」とは水は鉢底から水が出てくるまで与えることです。
①屋外で水やりをするときは鉢から水が浸みだしてくるまで水を与える。これが「たっぷり与える」ということです。
②室内であれば受け皿に水が浸みだしてくるまで水を与えます。そのあと受け皿にたまった水は捨てます。
鉢底から水が流れるまで水やりをする理由は2つです。
・根のすみずみまで水を行き届かせるため。
・水を通して根が呼吸するための新鮮な空気を入れ替えるため。
こうすることで根が健康に育ち、葉もイキイキと茂ってきます。
2-2-2.土が乾くまで水を与えない
頻繁に水を与えていると、常に土がジメジメと湿っている状態になります。こうなると根が酸素不足に陥って、根が腐り、最終的には枯れてしまいます。こうならないためにも水やりは土が完全に乾燥するまでは与えないように。
また、いつも土に湿り気がある状態だと根が健全に育たず、土から養分や水分を吸収するための根毛がうまく発達しなくなり、観葉植物そのものは貧弱になってしまいます。
土がしっかり乾いてから水やりをするのは、植物の根を健全に育てるためでもあります。
2-2-3.受け皿に水を溜めない
これは上記の理由と同様に、土が常にジメジメ湿っている状態を避けるためです。
以上、3つのポイントを守っていればシェフレラの水やりに失敗することはありません。
あまり深く考えず、水を与えるときはたっぷり与え、土が湿っている時は与えない。このメリハリをきっちりとつけましょう。
また水やりと同時に霧吹きで株全体に「葉水」を与えることでより健全に育成できます。
『観葉植物の水やりで絶対に注意するべき3つのポイント』に更に詳しい水やり方法を記載しています。
観葉植物の水やりをマスターすると、あらゆる観葉植物を育成できるようになりますので、ぜひ挑戦してみてください。
2-3.シェフレラに必要な温度条件
シェフレラは基本的に温帯から熱帯地に自生している植物なので、夏の暑さに強く、同時に「耐寒性」にも優れています。
「耐寒性」とは寒さに耐える性質のことで、基本的に0℃を下回らない場所に置き、霜に当てないように管理すれば大丈夫です。
ここで気温と水やりのタイミングがとても大切になってきますので、季節ごとの管理方法を見てみましょう。
2-3-1.春~夏時期
春の最低気温が10℃を超えてきたら、鉢土が完全に乾いたときに水やりをして下さい。
2-3-2.秋ごろ
土が乾いたことを確認し2・3日空けて水やりを行なって下さい。
2-3-3.冬期
水やりの間隔をさらに空けます。お部屋の暖房の効き具合にもよりますが、最低気温が10℃を下回りだすと、シェフレラは生長が著しく低下し、水をあまり必要としなくなります。
土が乾いてから4・5日空けて水やりをして下さい。
また、乾かし気味に管理することで、寒さにも若干強くなります。
耐陰性・耐寒性があるとはいえ、やはり年間を通して日に当てて、環境の良い場所に置いた方が、葉の色つやもよく、樹形も整った状態をキープできるでしょう。
※斑が入る品種は、斑が入ってない品種に比べ、若干弱いので環境には十分注意してください。
3. シェフレラによくあるトラブルの対処法【中級者編】
シェフレラを育てていると、上の写真の様に葉の色が悪くなって来たり、元気がなくなってきたり、大きくなりすぎて場所をとり過ぎたり、形が崩れて締まりのない姿になってきたりします。
長くシェフレラを楽しむためにこういった状況にも対処する知識が必要になってきます。ここではそういった状況を改善させる方法を以下の3つに絞って紹介します。
①健全な生育を促す「植え替え」
②大きくなりすぎ、崩れた形を元に戻す「切り戻し」
③シェフレラの増やし方(番外編)
3-1.健全な育成を促す「シェフレラの植え替え」
日光条件がよくて、水やりもきちんと行っているのに、ゴムの木の葉色が悪くなってきたり、元気がなくなってきているようであれば、植え替えを検討してください。
まず植え替えが必要かどうかを知るために、以下の状態になっているかをチェックしましょう。
一つでもチェックがつけば植え替えのタイミングです。
シェフレラは購入から2年もたてば、鉢の中が根でいっぱいになってしまいます。
鉢の中が根でいっぱいになると、土の中の酸素が不足し、根が腐ったり、土の中の養分が不足し葉の色が悪くなったりします。
そこで上記のような兆候が見られたときが植え替えのタイミングになります。
植え替え時に注意するポイントは以下の通り。
・植え替えは適した時期は4月中旬から10月中旬
・観葉植物に最適な土を選ぶ
・ひと回り大きな鉢に植える
この3つのポイントを押さえて植え替えを行ってください。
植え替えの手順についてはここでは割愛します。詳しくは『観葉植物の植え替えで絶対に注意しなくてはいけない3つのこと』を参照ください。分かりやすく写真付きで解説をしています。
3-2.大きくなりすぎたり、崩れた形を元に戻す「切り戻し」
シェフレラを長期間室内や暗い場所で育てていると、上の写真のように、大きくなりすぎたり、間延びしたみっともない樹形になってしまうことがあります。
そんな時は「切り戻し」を行います。
良く切れる「剪定ばさみ」を用意して、芽を出させたい場所(枝や幹)を思い切ってカットしてください。
その後日当たりの良い場所に置いて管理をしてください。切り口のすぐ下の部分から新芽が出てきます。
シェフレラはいつの時期に選定を行っても問題ありませんが、適期は春です。
春に切り戻しを行い、日当たりの良い場所に置いていると1ヶ月ほどで新芽が出て、半年程度で葉が出そろいます。
切った部分は次項で紹介する「挿し木」にすることで、新しいシェフレラを増やすこともできます。
またシェフレラを育てていると、まれに下の写真のような花を咲かせることがあります。
これは放置していると、花に栄養を吸い取られてしまい、株自体に元気が無くなってしまいますので、花芽は根元から切ってしまいましょう。
3-3.シェフレラの増やし方【番外編】
シェフレラは生命力が強いので、観葉植物の中では比較的簡単に増やすことができます。
最も簡単でポピュラーな方法は「挿し木」です。
挿し木をするときの手順は以下の通り。
① 新しい土、もしくは水苔が入った鉢とハサミを用意する。
②下の写真(左)の点線に沿って斜めにカットし、2~3枚の葉を残します。
ワンポイント: ここでのポイントは斜めに切ってあげる事です。そうすることで水を吸う面積が大きくなり、“根付き”を促進します。
③ 上の写真のようにあらかじめ用意しておいた土入りの鉢の中へ、茎の1/3程度を挿す。
④ 水を鉢底から出てくるまでたっぷりと与える。その後、土が乾かないように管理すること。
⑤ 風通しがよく、直射日光の当たらない明るい日陰に置いて管理する。
しばらくすると挿した茎の切り口から発根し、根付いていきます。発根率は適期である4月~10月に行った場合、各種条件にもよりますが、ざっと20~30%ぐらいですので、気長に取り組んでみることをおすすめします。
尚、切り戻しをした後の茎も「挿し木」や「茎伏せ」で増やすことができます。
写真は茎伏せの様子。
4. シェフレラ属 厳選20種類
続いてシェフレラの中でも人気がある厳選品種を20種紹介します。
どれも、強健な性質を持っていますので、雰囲気に応じて、購入する品種を選ばれるといいでしょう。
4-1.ヤドリフカノキ
長くて厚みのある濃緑色の小葉がとてもきれいな、シェフレラ属の代表的な種です。
「ヤドリフカノキ」という名前よりは「カポック」や「ホンコンカポック」の名前でよく出回っていますが、カポックという名前の植物はパンヤ科のまったく別の植物です。
葉が似ているために使われた誤称ですので念のため...
4-2.ホンコンカポック
一般的によく見かける園芸品種‘ホンコン’です。耐寒性に非常に優れ、0℃まで耐えることができます。
この品種も「カポック」という流通名で販売されることがありますが、「カポック」自体は全くの別種ですので誤用となります。
正しくは、「ホンコン」「ホンコンカポック」です。ヤドリフカノキとよく似ていますが、こちらは葉が丸いのが特徴です。
4-3.斑入りホンコンカポック
ホンコンカポックの斑入り(バリエガタ)品種です。黄斑が入った丸い葉は色鮮やかで、性質も丈夫で育てやすく、おすすめ品種です。
“トリネッティ”という名前でも流通しています。
4-4.斑入りホンコンカポック(ホワイト)
先ほどの「斑入りホンコンカポック」と斑の色が違う、こちらは白斑入りの品種。緑と白のコントラストが美しく、なかなか珍しい品種です。
4-5.ゴールデン
大きく黄色い斑が入る品種です。斑入りホンコンカポックよりも全体的に黄色の色味が強く、光沢があります。
ゴールデンと言う名前もしっくりくるほど鮮やかで美しい葉が特徴。
4-6.ハッピーイエロー
こちらも斑入り品種で、不規則な黄斑が美しい品種。ゴールデンより黄斑の色が濃く、バリエガタよりも少し小型の品種です。
4-7.レナータ
葉先が金魚の尾びれのように浅く裂けている形が印象的。葉も小さく可愛らしい見た目なので、オシャレに飾るにはうってつけの観葉植物です。
4-8.斑入りレナータ
レナータの斑入り品種です。別名は“ジェニーネ”とも呼ばれています。こちらもやはりインテリア向きの観葉植物です。
4-9.コンパクタ・キング
葉に光沢がありやや肉厚で小さめの種です。葉が細くて先が尖っているのが特徴です。上に伸びず、四方に広がるように生長する姿が個性的で、インテリアをセンス良く演出してくれます。
4-10.コンパクタ・クイーン
ホンコンカポックをそのまま小さくしたような、丸みのある小さな葉が特徴です。コンパクタ・キングとは異なり基本的には上に伸びていきます。
4-11.チェンマイ
ホンコンに比べて葉が大きく、光沢があり、葉先が尖っているのが特徴です。生育がとても旺盛な品種。
4-12.スター・シャイン
葉は光沢のある暗緑色で、小葉が細長く波打つ葉脈がとても美しい品種。希少種でもあります。
4-13.アンガスティフォリア
ツヤのある細長くて美しい葉が人気のひとつです。優しい雰囲気がスタイリッシュな印象を与えてくれるので、インテリアプランツとして人気があります。別名“ベヌローサ”とも呼ばれます。
4-14.斑入りアンガスティフォリア
アンガスティフォリアの斑入り品種です。こちらも優しくて柔らかい雰囲気が、オシャレな空間にとても馴染みます。
4-15.フカノキ
日本に自生する唯一のシェフレラ属です。小葉が6~11枚つき、長さ10~20㎝と少し大きめです。
4-16.ノヴァ
大きな葉に深い切れ込みが入った個性的な品種です。あまり見かけることのない希少な品種でもあります。
4-17.トライアンギュラリス
葉が逆三角形で、先が少し裂けている珍しい品種です。可愛らしいハート型の葉が特徴ですが、あまり流通していないため、ぜひ手に入れて育ててみたい一品。
4-18.アラレア
別名は“ディジゴセカ”とも呼ばれます。細い切れ込みの葉が10枚ぐらいあり、のこぎりのようなギザギザの葉っぱが特徴。アジアンテイストな雰囲気によく合います。
4-19.ブラッサイア
よく見かける観葉植物の1つですが、実はこれもシェフレラの仲間。
シェフレラ属の中では葉が大きいのが特徴で、20~30㎝くらいになります。
大きな葉が傘のように重なって育つため、“アンブレラツリー”ともいわれます。また、長い葉がタコの足のように広がるので、“オクトパスツリー”とも呼ばれることがあります。
4-20.ツピタンダス
“ピュックレリ”とも呼ばれる先ほどの“ブラッサイア”とよく似た品種。つやのある尖った葉が特徴で、幹を曲げて仕立てたタイプが人気があります。
5.シェフレラの性質を活かしたおしゃれな飾り方
シェフレラは葉の形や樹形に特徴があるものが多く、植物の大きさも手のひらにおさまるような小さなサイズのものからシンボルツリーになるような大きなサイズまであります。また、環境適応力が観葉植物の中でもトップクラスに高いため、一般的な観葉植物とは異なる飾り方ができます。
ここではサイズごとの飾り方のコツや、性質を活かした飾り方を紹介します。
5-1.小型サイズをおしゃれに飾る
シェフレラは葉の形や色味を楽しめる観葉植物なので、出窓や棚の上・卓上などちょっとしたスペースに飾ることで、その空間をおしゃれに明るくしてくれます。
またお気に入りの植木鉢に変えるだけでも、雰囲気が変わり、グッとお洒落になります。
雑貨店でよく見かけるコケ玉も、見た目の可愛らしさと育てやすさが両立しており、インテリアアイテムとしておすすめです。
5-2.中型サイズを飾る
ミドルサイズのシェフレラは少ないスペースで部屋を彩ることができます。また、日陰にも強いため、置き場所を選びません。部屋の中で、寂しいと感じる空間に配置してみましょう。
5-3.大型サイズを飾る
シンボルツリーとして、大型サイズのシェフレラを飾ると存在感バツグン!アイストップになるように部屋の隅に配置し、天井高に近いサイズを飾るとしっくりきます。
シェフレラはインテリア性が高い観葉植物なので、どの種類を置いても空間にマッチします。
また大きな木のそばにいると、人は本能的にリラックスできるそうで、この心理的なリラックス効果を活かし、リビングや寝室など、ほっとしたい空間に配置するといいですね。
5-4.エントランスに飾る
シェフレラは耐寒性に優れる植物なので、殺風景になりがちなエントランススペースもおしゃれに飾ることが出来ます。
また関東以西であれば、霜を避けた屋外で越冬もできますので、庭に植え込んでも大丈夫です。
5-5.オフィスビル・商業施設での飾り方【番外編】
シェフレラは丈夫で枯れにくいため、観葉植物の中でもダントツで管理しやすい種類です。そのためオフィスや商業施設などでも大活躍してくれます。
広い共用スペースや人の出入りの多いエントランスに置けば、空間を華やかにし、また引き締めてもくれます。
並べて置けばパーテーションにもなり、観賞以外の役割も果たしてくれます。
オフィスや商業施設に観葉植物の設置をお考えの方は、ぜひシェフレラを選んでみてはいかがでしょうか。
6.まとめ
ここまでシェフレラの魅力について紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
シェフレラはなんといってもその強健な性質が特徴です。観葉植物を初めて育てる方も、シェフレラから始めるときっと自信がつくはず。
また、植物を飾りたい場所に何を置いたらよいか迷った時は、シェフレラを選んでみると間違いありません。ちょっと地味だと感じるときは、大きなサイズを選んでみたり、おしゃれな鉢カバーに植えたりとアレンジをして楽しんでみるといいでしょう。
シェフレラを通じて、これまでためらっていた観葉植物の育成に挑戦する方が増えてくれると幸いです。
詳しい説明と様々な種類のシェフレラの画像紹介は大変参考になりました。
CRANE 様
メッセージありがとうございます。
お褒めのお言葉をいただき、とても励みになります。
これからもCRANE様に喜んでいただけるようなコンテンツをたくさん配信して行きたいと思っておりますので、
今後ともA・T・Gを宜しくお願いいたします。
おたずねします。
アンガスティホオーリアですが、葉が3.4枚しかありません。
茎から落ちます…どうしたらいいでしょうか?
タケオカ 様
メッセージありがとうございます。
まずは、痛みの原因を考えてみましょう。
1.置き場所は室内ですか?
室内であればリビングなどの比較的暖かい場所へ置いてあげましょう。
2.日光は当たっていますか?
アンガスティー・フォリアは光が不足すると落葉します。
3.水遣りの頻度は?
水遣りは「土が乾いたことを確認してからたっぷり与える」を実践できていますか?
今は冬季の為あまり水を必要としません。
あまり水を与えすぎると葉を落としたり、「根腐れ」を起こしてしまう可能性がります。今一度確認水遣りの間隔を見直してみましょう。
4.暖房の風が直接当たったりしていませんか?
暖かい風が植物に直接当たってしまうと、かなりの痛みが出てしまいます。
5.ご購入されてどの位の期間が経ちますか?
ご購入されて間もない様でしたら、販売店と今の置き場所(環境)との差により、かなり落葉をしてしまうことがあります。
逆に、ご購入されてからかなりの期間が経っている場合は、植え替えはされていますか?されていないようでしたら「根詰まり」なども考えられます。
いかがでしょうか?
実際に現物を見ることができないので、的確なアドバイスとまではいきませんが、葉が落ちてしまう原因のヒントになれば幸いです。
また、あまりに落葉が酷く見た目も悪くなってしまった場合は、春以降に「切り戻し」をされてみても良いかと思いますよ。
タケオカ様のアンガスティー・フォリアが春先には活き活きと成長し、元気な姿を取り戻してくれることを心よりお祈り致しております。
チユビタンタスはサボテンの土でも育ちますか?
メアリーメイ 様
メッセージありがとうございます。
チユビタンタス(ツピダンサス)はサボテンの土でも育成は可能です。
しかし以下の2点に注意が必要です。
1.保水性
サボテン用の土は保水性が無い為、観葉植物用の土に植えた場合と比べ土の乾きがとても早いです。
なので水遣りの頻度が高くなることは頭に入れておいて下さい。
2.養分
サボテン用の土は観葉植物用の土に比べると養分が少ない為、春~秋の成長期にかけては「化成肥料」などの肥料を規定量与えるようにしましょう。
以上の2点以外は特に、何も問題でしょう。
メアリーメイ様のチユビタンタス(ツピダンサス)が、今後とも元気に活き活きと成長することを心よりお祈りいたしております。
画像を見て、我が家のカポックがホンコンカポックのゴールデンだと判明しました。
シェフレラ/カポック として販売されていたのですが、正式名称を知ることができました。ありがとうございます。
ところで、最近 新芽が出ては来るのですが、葉数が少ないので心配です。
ほとんどが7~8枚の葉をつけているのに比べ、新芽は5枚程度です。
何か病気なのでしょうか? 病気なのであれば対応策もお教えいただきたいです。
yukiko 様
メッセージをいただきありがとうございます。
それでは早速本題に入らせていただきます。
新芽の葉の数が少なくなる現象は、以下の2点が考えられます。
1)購入したばかりであること(環境の悪化)
2)日照・水不足や栄養不足などによる環境の変化(悪化)
のどちらかが原因で成長の勢いが弱まった、と言うことが考えられます。
yukiko様が育てていらっしゃるホンコンカポックの育成環境や期間が分かりかねるので的確なアドバイスとまではいきませんが、今一度置き場所や水遣り間隔・肥料などを見直されてみてはいかがでしょうか。
改善されれば、今まで同様に7・8枚の葉がついた新芽が展開することと思います。
また、葉にしみのような模様や痛み、部分的な枯れ、黒いススが付いているなど無ければ病気であることは考えにくいでしょう。
yukiko様のコンコンカポックが再びたくさんの葉をつけ、活き活きと元気に成長してくれることを心よりお祈り致しております。
御返答いただき、ありがとうございます。
一先ずは、病気でないということで安心しました。
購入したのは2017年4月です。
一度 根詰まりの現象があったので、大きい鉢替えています。
7月にベランダに置いて以降は元気に葉をつけていました。日当たりもよく、土の表面が乾いていたらたっぷり水やりをしています。
時々、ハイポネックスを与えているのですが 他に何か出来ることはあるでしょうか?
yukiko 様
メッセージいただきありがとうございます。
ご返信が遅くなってしまい大変申し訳ございません。
育成場所は育成方法もとても素晴らしいとお思いますよ!
他にできることと言えば、化成肥料(白いボール状の肥料など)を与えると良いでしょう。
土の上に適量与えてあげて下さい。
きっと今以上に元気に成長してくれることと思います。
是非、実践されてみて下さいね。