
彩り豊かな多肉植物の寄せ植えは女性に大変人気があります。「デコニク」、「オーナメントプランツ」とも呼ばれ、あたかもフラワーアレンジメント感覚で楽しめるのも魅力の一つでしょう。
そんな人気の多肉植物の寄せ植えですが、「どんなものがあるの?」、「自分でも作れってみたい!」、「おしゃれに作る方法って?」そうお考えの方もいるのではないでしょうか。
ここでは、多肉植物の魅力をたっぷりお伝えするために、かわいい寄せ植えのパターン、センスの良い寄せ植えを作るときのコツ、寄せ植えの作り方、プレゼントにおすすめの販売店を一挙に紹介します。
2.センスの良い寄せ植えを創るときに知っておきたい2つのポイント
関連記事:多肉植物『多肉植物の深遠な魅力に迫る~不思議な世界と未知への挑戦~』
多肉植物の種類『多肉植物の種類~彩り豊かな人気種121選とオシャレな飾り方~』
多肉植物の育て方『【タイプ別】多肉植物の育て方4つのポイントとよくあるトラブル対処法』
1.多肉植物の寄せ植え3つのパターン
多肉植物の寄せ植えは、スタンダードな寄せ植えから、アートな作品まで楽しみ方は豊富で、とても奥深いもの。その中でも人気のある3つのパターンを紹介します。
1-1.基本形
初心者が多肉植物の寄せ植えに挑戦するときは、この基本形からはじめるといいですね。
基本形といっても種類や器のデザインにこだわれば、様々な表情の寄せ植えができます。
この基本形になれると、いろんな寄せ植えを作れるようになってきます。
1-2.テラリウム
最近特に人気が出てきたのがこちらのテラリウムタイプ。アクアリウムのような感覚で飾り付けを楽しめます。
ガラスなので土の部分も趣向を凝らしてみると楽しいですね。
こんな可愛らしいサイズも。
お洒落なインテリアにもピッタリで、ハンギングにして吊るして飾ることができます。
これは「ハンギングテラリウム」という商品で、インターネットで検索すると出てきます。
1-3.アレンジリース
作る過程が楽しいアレンジリース。多肉植物は直射日光と乾燥に強いので、玄関の扉に飾ってもいいですね。
1-3.壁掛けタイプ
中級者以降になるとぜひ挑戦したいのが壁掛けタイプ。まるで絵画のように飾ることができます。
植え込む前に簡単なデザイン設計図を作ってから取り掛かった方がいいですね。
中にはため息が漏れるほど美しい作品もあります。センスを磨くにはもってこいでしょう。
作り方がちょっと特殊ですが、慣れると意外に作れます。
壁に飾ると土が結構こぼれますが、あまり細かいことは気にしないように。
1-4.番外編
ここでは多肉植物の寄せ植えは奥が深いんだな~と思わせてくれるような、アートな作品をいくつか紹介します。
流木との組み合わせは、味わい深い作品ですね。
カメレオン!かなり大きな作品ですね。どれぐらい時間がかかったんでしょうか...
アレンジリースはかなり細かく作りこまれていますね。
2.センスの良い寄せ植えを創るときに知っておきたい2つのポイント
寄せ植えをおしゃれに作ろうと思ったら、いくつかのルールを意識してみるといいですね。ここでは色合わせと器選びの2つに絞って紹介します。
2-1.色合わせ
多肉植物は多彩な色が魅力でもあります。色合わせを意識すると同じ種類の多肉でも全く違った印象になります。
ここでは大きく分けて3つの色合わせのコツを教えます。
2-1-1.カラフルに
様々な色の多肉植物を植え込んで、思いっきりカラフルに仕上げる方法です。
鮮やかな色の間にちょっと淡い色を入れると、鮮やかさが引き立ちます。アレンジメントフラワーのようにグッと華やかになりますね。
2-1-2.グラデーションを意識する
同じ色でも濃い色~薄い色までをグラデーションのように植組み合わせる方法です。
ため息が出るくらい美しく仕上がります。
まるで、フラワーアレンジのような華やかさですね。
もちろん、多肉植物の種類と色を熟知しておく必要があります。
多肉植物の種類については『多肉植物の種類~彩り豊かな人気種121選とオシャレな飾り方~』に詳しく掲載していますので、
その記事を参考に、ぜひ鮮やかな寄せ植えづくりに チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
2-1-1.同一色でまとめる
オーソドックスな同一色での組み合わせ。しかしどの色で揃えるかによって印象は全く異なります。
①ナチュラルなグリーン
淡いグリーンでまとめてみると、ナチュラル感たっぷりの寄せ植えに仕上がります。
器の色によっても表情が変わります。白い器に入れるとグリーンが鮮やかに映えて新鮮なイメージになります。
天然の石や木材に植え込むとさらにナチュラル感を演出できます。
②燃えるようなレッド
多肉植物は紅葉すると真っ赤になる種類があります。それらを組み合わせると、燃えるような真っ赤な寄せ植えができます。
真っ赤に紅葉したセダムやアロエを植え込んだ寄せ植えです。 インパクトありすぎですね。
③神秘的なブル―
植物界にはあまり存在しないブルーの多肉アレンジ。
ブルーのグラデーションは神秘的です。
2-2.器との相性
器選びは多肉植物の寄せ植えを作るうえで特に重要な要素です。
多肉そのものの色合わせでも幅広い寄せ植えを作ることができますが、それらを植え込む器が変わればさらにデザインの幅は広がります。
ここでは、多肉植物と相性が良い器について紹介します。
2-2-1.ブリキ缶
多肉はブリキ缶との相性抜群です。
アンティーク調の雰囲気が、とても素敵ですね。
ブリキになじむよう、色味を抑えた多肉を選ぶとさらに雰囲気が出ます。
2-2-2.素焼き
素朴なイメージでこちらも相性ピッタリ!
素朴な風合いが引き立ちます。
多肉植物はガーデニングに適していますので、素焼きは機能的にも相性が良い組み合わせです。
2-2-3.陶器
陶器鉢の形や色にもこだわってオリジナルの作品に仕上げてみて下さい。
つやのあるカラフルな陶器に植えるとポップなイメージになります。高級感のある器に植えこめば存在感がグッと増します。
植え込む器で印象が全く変わりますね。
2-2-4.ガラス・食器類
食器類もおしゃれな器になります。
グラスに植えこんだ寄せ植えは透明感があってさわやかですね。
2-2-5.小物入れ
小物入れも多肉を植えると可愛らしい器に早変わり。
素材の色に合わせて、トーンを抑えたり華やかにしたりと楽しんでください。
2-2-6.流木
多肉と流木は相性がよく、独創的な作品を作ることができます。
流木は海で拾ってくるか、アクアリウムのお店で手に入ります。
もちろん木製製品は何でも合います。
2-2-7.おもちゃ
こんな楽しみ方もあるんだ!と思わせてくれるのがおもちゃとの組み合わせ。
自由な発想が素敵ですね。
恐竜とワニは海外でしか取り扱いがないようです。ワニいいですね、ワニ。ミニチュアカーにも。
ダンプカーいいな...ほしいものリストに入れておこう...
2-2-7.番外編
え、これも!?と思うような作品です。
指輪!?手先が器用ですね
ワインボトルはどうやってカットしたんだろう...
多肉植物よりセクシーなハイヒールの方に目がいってしまう。
3.寄せ植えの作り方
いろんな寄せ植えを観ると自分で作ってみたくなりますよね。
それではさっそく、寄せ植えづくりに挑戦してみましょう。
このような基本形の作り方を順を追って説明しますね。
3-1.準備するもの
① ピンセット、② はけ、③ 鉢底ネット、④ スプーン、⑤ 土入れ(スコップ)、⑥ ハサミ、⑦ 軽石、⑧ 多肉植物専用の土、⑨ 肥料、⑩ 新聞紙、⑪ グランドカバー、⑫ つき棒
次に、寄せ植えにしたい器と多肉植物を準備します。
どれもホームセンターなどで手に入りますので、探してみてください。
器・・・好みの器で結構です。が、鉢底に穴が開いているほうが根腐れしにくいです。
多肉植物
Aエアープランツ、Bリプサリス、C月うさぎ(カランコエ)、Dカガクノマイ(ポーチュラカ)、E白ボタン、Fユーフォルビア・フェロックス、Gセベデリア、Hブロンズ姫、Iグリーンネックレス
手順①
ネットを鉢底の穴より大きくカットして入れた後、軽石を写真のように入れます。
軽石はネットを手で押さえたまま入れます。
手順②
少量の多肉植物用の土を入れた後、少量の肥料(元肥)を入れます。その上にさらに土を入れます。
肥料焼け防止です。
手順③
植物のバランス・色等をイメージしながら植え込んでいきます。
細かい部分はピンセットで植え、スプーンで土を足していきます。
手順④
細かい部分は手順⑥と同様にピンセットで植え込みます。
手順⑤
ほぼ完成しました。あとはハケで植物、鉢の土を落としてあげます。
最後に好みでガーデンピックなどを挿してみてもいいですね。
3-2.壁掛けタイプ
壁掛けタイプはまた別のところで紹介しますね。
4.材料を手に入れる方法
4-1.多肉植物を手に入れる方法
ホームセンターで入手するのが一番一般的かもしれません。そのほか専門店で「solxsol」、「BOTANY」、「Buriki no Zyoro」、「アトリエ華もみじ」などは器や小物にもこだわっていて、お洒落な小物を一緒に購入することができるでしょう。
4ー2.器などの入手法
流木はインターネット販売かアクアリウム店などが一般的です。
テラリウムは「ハンギングテラリウム」で検索すると販売店にたどり着きます。
そのほか陶器鉢や素焼き鉢などは雑貨店などが一般的です。
5.可愛い寄せ植えをプレゼントしたいとき
多肉植物の寄せ植えをプレゼントしたいときのために、センスの良いお店を紹介しておきます。

SOLXSOLさん

ギフトフラワー専門店 PLAZA 花物語さん
器もこだわっていて、ラッピングも素敵です。
お花に比べ管理しやすいのが特徴です。ぜひ大切な人へ贈ってみては?
まとめ
いかがでしたか?
写真を見ているだけでも楽しくなってきますね。
この記事を読んで多肉植物に興味を持たれた方は『多肉植物の深遠な魅力に迫る~不思議な世界と未知への挑戦~』もぜひご覧ください。きっと多肉植物の奥深さに驚かれるはず。
多肉植物は愛好家の方も多く、専門書も多く出版されていますので、魅力にはまった方はぜひ仲間を探して、多肉の世界にどっぷりはまってみるのもおもしろいですよ。でも、はまりすぎにはご注意ください。
素敵なブログいつも拝見しております。私の多肉植物のバイブルとしてつかわせていただいています。母にもらった大事な多肉が葉が真っ黒になってしまいました。名前も特定できず対処法がわかりません。リラシナかと思えます。葉も落ちて来ました。対処法はありませんでしょうか?
安藤様
コメントありがとうございます。
種類と状況がわからないため、現時点では何とも言えません。
よろしければ下記のアドレスに写真を送っていただけないでしょうか。
info@nettaien.com
一度写真を見てお返事させていただきます。