
スペースを取ることなくグリーンを飾ることができる壁掛けタイプの観葉植物。
デザイン性も高く、壁に絵画を飾るような感覚でかけておけば、それだけでインテリア性もぐっと上がる、とても便利なアイテムです。
一口に壁掛け植物といっても、その商品の種類は多彩で、実際に購入しようと思っても、販売しているのを見かけるのは少ないため「どんな商品がおすすめなのだろう」、「どこで手に入る?」とお悩みの方のために、タイプ別の壁掛け植物とおすすめ商品、購入方法について紹介します。
また、「おしゃれに飾りたい」、「どんな飾り方ができるの?」といった声にお応えするために、センスの良い飾り方のコツも併せて紹介していきます。
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関連記事『観葉植物をおしゃれに見せる洗練された飾り方の考察』
1.タイプ別壁掛け観葉植物
まずは壁掛けの観葉植物には、どんなタイプがあるのかを見てみましょう。
1-1.フレームタイプ
壁掛けフレームと観葉植物を、セットで商品化したフレームタイプ。
デザイン性と管理のしやすさを追求しており、モダンインテリアに合わせやすい商品が多いのが特徴。金額はそれなりに高価ですが、それだけの価値は十分にあると言えます。
1-2.着生植物タイプ
土を必要としない着生植物の「エアプランツ」や「コウモリラン」を使った壁掛けタイプ。
ベースとなる木材などに自由に着生させて、オリジナルの壁掛け植物を作って、楽しめるのが魅力。
板材だけでなくコルク板、流木などもベースとして活用できるため、アイデア次第で世界がぐっと広がります。
また植物が生長するほど存在感が増すため、長期にわたって楽しめるのも特徴です。
1-3.多肉植物タイプ
水持ちがよく、挿し木で根が張りやすい、多肉植物を使った壁掛けタイプ。
プニプニした質感と、豊富な色彩が多肉植物の最大の魅力。
手作りで作るものが多いのですが、壁掛けセットも市販されているため、初心者の方もすぐ挑戦できます。
鑑賞期間が過ぎると、形が崩れてくるため、定期的な挿し替えは必要です。
1-4.ハンギングプランタータイプ
市販のハンギングプランターに、観葉植物を植え込んで飾るタイプ。
デザイン性の高い商品が増えてきているため、オシャレなハンギングプランターを探すのも楽しい。
アイデア次第で、身近なアイテムもハンギングプランターとして活用できるため、園芸雑誌やインテリア雑誌を参考に、自分だけのハンギングを作ってみるのも面白い。
2.初心者おすすめの壁掛け商品
壁に自由に植物を飾るのは楽しそうだし、トライしてみたい!だけど自分にも管理できるか心配...
そんな方はサントリーの「ミドリエデザイン」がおすすめです。
数ある壁掛け植物の中で、最も管理が楽で、手軽に楽しめる壁掛け商品です。
“お部屋を、ミドリへ。”をコンセプトに作られたこの商品は、土に代わる新素材“パフカル”を使うことで、「清潔」・「軽い」・「植物がよく育つ」・「取扱いが簡単」という画期的な特徴を持っています。
カラーバリエーションが豊富で、デザインも洗練されているため、飾る場所を選びません。
観葉植物初心者の方でも簡単に管理できるよう、工夫が凝らしてあり、根腐れや、水枯れが起きにくい設計になっています。
この「ミドリエデザイン」は、サイズも4タイプ用意されていて、フレームの形状や素材も豊富。部屋の広さや家具の色に合わせて自由なデザインを楽しめます。
詳しくはサントリーミドリエのオンラインショップをご覧ください。
3.こだわりのある方向け壁掛け商品
デザイン性や、クオリティにこだわった壁掛けを探している方には「PIANTA×STANZA(ピアンタ・スタンツァ)」のmy gallery(マイギャラリー)がおすすめ。
“大自然をアートとして飾る”というコンセプトで開発された、壁掛けインテリア my gallery(マイギャラリー)。大自然の一部を切り取って、飾ったかのようなそのデザインは、都会に住む人々の心に安らぎを与えてくれます。
開発者である「PIANTA×STANZA(ピアンタ・スタンツァ)」のチーフデザイナーの大山氏は、自然に出会うために遠出するのではなく、お気に入りの自然をすぐそばに置いて、共に暮らす。そんな新しい生活を築いてほしいと語ります。my gallery(マイギャラリー)にはそんな思いが込められています。
また、「マイギャラリー」はフレームに大変こだわっており、壁から浮き上がって見えるような構造になっています。素材は高級家具に使われる無垢のオーク材を使用し、職人の手により1つ1つのフレームが手作業にて、より自然な風合いに仕上げられています。
ナチュラルインテリアに合わせやすく、置き鉢の観葉植物との相性も抜群!
壁に作られた箱庭のような独特の世界観は、室内の景色を大きく変えてくれます。
休日に庭いじりを楽しむように、自分だけの壁庭を楽しむ。 育てるインテリアが全く新しい価値を生み出してくれます。
自分だけの箱庭を手に入れたい方はmy galleryのオンラインショップへどうぞ。
4.自分で作って楽しみたい方向け
既製の壁掛け商品ではなく、自分でアイデアを凝らして作る過程を楽しみたい方は、着生植物の「エアプランツ」、「コウモリラン」そして「多肉植物」が熱い!
4-1.コウモリラン(ビカクシダ)
着生植物であるコウモリラン(別名:ビカクシダ)を壁掛けや天井からハンギング。
鹿の角のように大きく広がる葉(胞子葉)と、株の基部に張り付く葉(貯水葉)からなるこの植物は、世界の熱帯地域に18種ほど存在し、樹幹などに着生する特徴を持っています。
水が溜まる環境を嫌うため、大きくなると上の写真のように、杉板やへご板などに縛り付けて管理します。そのため、壁掛け植物として用いられることが多く、見た目のインパクトから、インテリアアイテムとして非常に人気があります。
種類によって性質が異なり、東南アジア原産の大型種は、最低温度10度以上必要ですが、オーストラリア原産の小型種“プラティセリウム・ビフルカツム”は、最低温度5℃まで耐え、乾燥にも強いため、初心者におすすめです。
壁掛けのコウモリランはインターネット販売などでも手に入るほか、自分で作ることもできます。詳しくは『コウモリラン~独創的なフォルムを活かした最高にかっこいい飾り方~』で紹介していますので、ぜひ挑戦してみてください。
4-2.エアプランツ
土を使わない珍しい植物として、知名度が上がってきた「エアプランツ」を使った壁掛け。
ブロメリア科のチランジア属に分類される植物で、樹木や岩などの着生し、雨水や夜露を吸収して育ちます。
土を必要としないため、吊るしたり壁に掛けたり、立体的なアレンジが可能。
手軽でインテリア性が高いのが魅力で、園芸店などで手に入れた「エアプランツ」を、木材などと組み合わせて、自由に楽しむ事ができます。
『不思議な植物エアプランツの楽しみ方と、最高にかっこいい飾り方』にエアプランツ中心の記事を書いていますので興味がある方はそちらもご覧ください。
4-3.多肉植物
自由なデザインの筆頭。「デコニク」、「オーナメントプランツ」とも呼ばれ、あたかもフラワーアレンジメント感覚で多肉植物を楽しめるため、女性に大変人気があります。
多肉植物は雨の少ない地域に生息しており、身体に水をためるられるように進化した植物です。
種類が豊富で、姿や形、色が多彩。ぷっくりとした肉厚な葉が可愛らしく、季節によって色が変化したり、生長するにしたがって形が変わっていく様子も楽しめる。
美しいものから少々グロテスクな姿のものがあったり、ずっと眺めていても飽きない、不思議な魅力を持っています。
作り方に少々コツがいりますので、興味がある方は、まず『可愛いすぎる!魅力的な多肉植物の寄せ植えとその作り方』を読んで、多肉植物の寄せ植えからチャレンジしてみるといいでしょう。
また、多肉植物の壁掛けは、既製品から挑戦する手もあります。
こちらの商品は、固まる土を使用しているため、作りやすく飾りやすいのが特徴。フレーム・植物・土までをセット販売しているので、初心者の方はこちらから始めるのもいいでしょう。
作り方もくわしく掲載されているため、手順に従って作れば、だれでも簡単に壁掛け多肉植物を楽しめます。
オンラインショップはこちら↓からどうぞ
http://www.dream-craft.jp/pages/tableau-marzel.html
慣れてくると、好きな素材でフレームを作り様々なデザインに挑戦してみるのも面白いですね。
多肉植物の壁掛けは奥が深く、技術と手間を要しますが、作品が完成したときの喜びもひとしお。
技術を磨いて様々な多肉植物の壁掛けに挑戦してください。
5.【タイプ別】センスの良い飾り方
壁掛けの植物を、どう飾るとオシャレに見えるか気になるところ。ここではタイプ別にセンスの良い飾り方のアイデアを紹介します。
自分の部屋のイメージに、合いそうな飾り方を探してみてください。
5-1.フレームタイプ
フレームの素材や色と、家具や壁紙などのインテリアの相性が、センスの良い飾り方の決め手になります。
迷った時は、家具の色に近いフレームカラーを選ぶとよいでしょう。
また、明るい場所、特に日当たりが良かったり、スポットライトが当たるような場所に飾ると、見栄えがグッと良くなります。
薄暗い場所などに飾ると、目立たなくなるだけでなく、植物の生育にもよくありません。
5-2.着生植物タイプ
「エアプランツ」や「コウモリラン」は自由度が高いため、飾り方のバリエーションも豊富です。
杉板などに着生させるだけでなく、アクリルフレームに引っかけたり、テラリウムグラスの中に植えて吊るしたり。
身軽なエアプランツは、コルクなどの身近なアイテムに縛り付けて、マグネットのように飾ることもできます。
『不思議な植物エアプランツの楽しみ方と、最高にかっこいい飾り方』にもエアプランツの飾り方を多数紹介していますので、併せてご覧ください。
5-3.多肉植物タイプ
エアプランツやコウモリランに比べると、ポップな雰囲気の多肉植物は、壁掛け方法も多彩。
小ぶりな物が多い多肉植物の寄せ植えを、壁掛けにするとさらに可愛らしさが引き立ちます。
色とりどりの品種が存在するので色の合わせ方を工夫し、多彩なアレンジを楽しんでください。
寄せ植えに慣れてきたら“リース”に挑戦してみるのもいいですね。リースには「始めも終わりもなく、永遠に続く神の愛」と言う意味があり、古来より豊作祈願や魔除け・厄除けとしての意味合いもあります。
多肉植物を無造作に垂らして飾るのもおしゃれですね(写真は“グリーンネックレス”)。
『可愛いすぎる!魅力的な多肉植物の寄せ植えとその作り方』にも多数のアイデアを紹介していますので、参考にしてください。
5-4.ハンギングプランタータイプ
お洒落なハンギングプランターを探したり、身近なアイテムを花器として使用したり、ネットフェンスに引っかけたりと、工夫次第で様々な楽しみ方ができます。
いくつかのアイデアをのぞいてみましょう。
無機質な壁や殺風景な壁を、ディスプレイする感覚でハンギングプランターを選ぶのがコツ。
この飾り方であれば、植物の種類も関係なく、好みの植物を手軽に壁掛けとして楽しむことが出来ますね。
「ハンギングプランター」で検索すると商品がズラッと出てきますので、いろいろ探してみてはいかがでしょうか。
6.まとめ
ここまでインテリアをグッとお洒落にしてくれる、壁掛けの観葉植物を紹介してきました。
観葉植物は欲しいけれど、飾るスペースがないという場合は、この記事で紹介している壁掛けアイテムを、手に入れてみてはいかがでしょうか。
きっと室内に新しい風景を生み出してくれることでしょう。そして植物を飾ることがもっと楽しくなるはずです。
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