
成長・発展の樹で「青年の樹」の別名でも知られる「ユッカ」。
寒さに非常に強く、丈夫で育てやすいことから、観葉植物初心者にぴったりな観葉植物でもあり、贈り物としても人気があります。
ユッカは種類も豊富で、そのどれもが非常に個性的で存在感のある姿をしています。そのため、最近ではインテリア雑誌などでもよく紹介されています。
ここでは、ユッカについての基礎的な情報や、ユッカの代表種・希少種の紹介、抜群にセンスの良い飾り方のテクニック、ユッカをイキイキ育てる方法を初級者編と中級編に分けて幅広く紹介します。
目次から項目をクリックするとその記事までジャンプしますので、興味のある項目からご覧ください。
4.ユッカをイキイキと元気に育てる3つのポイント【初心者編】
1. 原産地から知るユッカの特徴と圧巻の姿!
ユッカは非常に堅く、刀剣状といわれる刀のような形をした葉が特徴のリュウゼツラン(キジカクシ)科ユッカ属の植物で、その種類は約50種類存在します。
1-1.ユッカの原産地
ユッカはメキシコ南東部や北米南部のアメリカサバナ気候区の温暖地帯に幅広く分布しています。
世界地図で見ると赤丸ので囲った地域です。
1-2.原産地からわかるユッカの特徴
ユッカは昼夜の気温の変化が激しい乾燥地帯に自生していますので、乾燥だけでなく暑さや寒さに対しても非常に強い性質を持っています。そのため観葉植物の中では珍しく、庭植えをしても冬越しができます。
また、耐陰性もあるため室内での管理も容易です。生長も比較的緩やかですので鑑賞期間が長いのも特徴です。
1-3.圧巻!ユッカの原産地での様子
原産地では無茎の物と、直立した木質の茎を持つ有茎の2種類が存在します。
有茎の種類は10mを超える巨木になり、1枚1枚の葉も大きい物になると長さ1m・幅10㎝近くにもなります。
下の写真は有茎種の原産地の様子です。
砂漠の中で巨大に生長した姿はまさに圧巻!
1-4.ユッカの利用法(番外編)
原産地ではユッカの果実や根を食用として利用する習慣があり、その他にも鎮痛剤や石鹸・シャンプー、サプリメント、家畜の飼料など幅広く利用されているようです。
1-5.国内での関わり
日本とユッカの関係は意外に古く、明治期より庭園樹として利用されていました。
そのため和名で「君が代蘭」(写真左)や「厚葉君が代蘭(あつばきみがよらん)」(写真右)と呼ばれています。
もともと葉が鋭く、防犯対策として生垣としてもよく利用されていましたが、固く尖った葉先で怪我をする人が多く、最近ではユッカの生け垣はあまり見られなくなりました。
2. 見とれるほど美しさ!ユッカの希少種と個性豊かな14種
ここでは代表的なユッカのほかに存在感バツグンなユッカの種類や、インテリア性が高い種類、1鉢数十万円の価値がある希少種など14種に絞って紹介します。
初心者からマニアまで幅広いファンを持つユッカの奥深さに触れてみてください。
2-1.ユッカ・エレファンティペス(Yucca elephantipes)
基本的に「ユッカ」という名称で園芸店で販売されているのがこの“エレファンティペス”。『青年の木』とも呼ばれます。
乾燥に強く水やりの手間があまりかかりません。耐寒性にも優れ0℃まで耐えられます。日光を好みますが耐陰性もあるため、日陰での管理も容易。パッと見あまり派手な姿はしていないのですが、育てやすいインテリアプランツとしては非常に優秀な種類です。
大きくなると株がプックリと太くなるのが特徴で、‶エレファンティペス″という名前は株元がゾウの足に似ていたことから名付けらています。
上の写真が生長したユッカの株元。確かにゾウの足に似ていますね。
2-1-1.ユッカ・エレファンティペス斑入り(Yucca elephantipes variegata)
2-1-2.ユッカ・エレファンティペス・シルバースター(Yucca elephantipes Silver Star)
左の写真はユッカ・エレファンティペス斑入り、右の写真がユッカ・エレファンティペス・シルバースターです。それぞれエレファンティペスと同じ種で、葉に斑が入った品種。涼しげな色合いが人気で、インテリア性に富んでいます。
性質はエレファンティペスの原種に比べると若干弱いのですが、それでもインテリアプランツの中では丈夫な部類に入ります。園芸店で見かけたらぜひ手に入れたいところ。
2-2.ユッカ・アロイフォリア (Yucca aloifolia)
2-2-1.ユッカ・アロイフォリア斑入り (Yucca aloifolia variegata)
左の写真がユッカ・アロイフォリア。右の写真がユッカ・アロイフォリアの斑入り種です。葉の枚数が多い事やアロエの様な葉をしていることから、‶アロイフォリア″の名前が付いたと言われています。
エレファンティペスよりさらに耐寒性、耐暑性、耐乾性に優れているため庭園樹向きです。園芸品種が多いのも特徴です。
2-2-2.ユッカ・アロイフォリア・マジナータ (Yucca aloifolia Marginata)
2-2-3.ユッカ・アロイフォリア・トリコロール (Yucca aloifolia Tricolor)
左の写真はユッカ・アロイフォリア・マジナータ。右がユッカ・アロイフォリア・トリコロールです。どちらもアロイフォリアの園芸品種です。同じ種でも細かな斑の入り方の違いで、たくさんの品種が存在しており、その違いが写真ではよく分かりませんね…。
耐寒温度は5℃と言われていますが。もっと耐寒性に優れているような気がします。
2-3.ユッカ・デスメティアーナ (Yucca desmetiana)
写真にもあるように冬期になり、気温が下がると葉色が紫色に変化(左写真)する数少ない種類。樹形と葉色が人気で高価。同サイズのエレファンティペスに比べ価格は2~3倍程度です。
生長が遅いため大きいものになると入手は困難。寒さには大変強く-10℃まで耐えますので、屋外に置くならオススメの種類と言えるでしょう。
2-4.ユッカ・フィラメントーサ(Yucca filamentosa)
2-4-1.ユッカ・フィラメントーサ・カラーガード(Yucca filamentosa Color Guard)
左:ユッカ・フィラメントーサ。右:ユッカ・フィラメントーサ・カラーガード。
葉が擦れると糸状(フィラメント)の繊維が出てくる品種で、美しく観賞価値が高い個性的な品種。このような繊維が出て来る種類は他にもいくつか存在します。耐寒性はかなり強く-25℃と言われており、下の写真のように雪がつもっても平気です。
2-5.ユッカ・フィリフェラ(Yucca filifera)
こちらも葉に糸状のフィラメントが付くレアなユッカ。どっしりとした幹立ちが印象的で格好いいですね。耐寒温度は-15℃と言われています。庭植えにしてもインテリアプランツとして飾っても存在感バツグン!鋭くとがった葉先には注意しましょう。
2-6.ユッカ・リギダ(Yucca rigida)
別名「ブルー ユッカ」とも呼ばれ、シルバーブルーに輝く葉色がとても美しい品種です。
希少価値が高く、金額も高価。耐寒性は-12℃までと言われています。
2-7.ユッカ・ロストラータ(Yucca rostrata)
ブルーグレーの葉色がとても美しく、株元から放射状に葉が広がる姿は芸術的でつい見入ってしまうほど。
希少で高価ですが、この存在感はこだわりのある人に最適でしょう。
エレファンティペスよりも非常に耐寒性に優れ、-10℃まで耐えることができます。
極端な乾燥にも耐えるため、ほっておいても育つ貴重な植物です。また生長が遅いのも特徴で、大きくするには時間がかかりますが、剪定などの手間がかからないという利点もあります。
下の写真はロストラータの現地の写真です。
ここまで大きくなるのに一体何十年かかったのでしょうか。
2-8.ユッカ・トンプソニアーナ(Yucca thompsoniana)
少しシルバーがかった葉色でロストラータによく似た品種。ロストラータよりも希少な品種で、かなりマニアックなユッカです。耐寒温度は-18℃とのこと。
もっとレアなユッカを知りたい!これぐらいじゃ足りない!という方はしびれるほどカッコいい!ユッカの代表的な種類6選と希少種19選に希少種、超希少種まで紹介していますので、そちらをご覧ください。
3.【シーン別】ユッカの魅力を最高に引き出す飾り方
シャープな葉がスタイリッシュなユッカは、観葉植物の中でも1位2位を争うほどの耐寒性の持ち主でもあります。
家の中に留まらず、お庭や玄関先に置いてインテリアとしてのユッカを楽しんでみるのも良いでしょう。
ここではそんなユッカの魅力を最高に引き出す飾り方を室内編と屋外編に分け、シーン毎にまとめてみました。
お気に入りの飾り方があればぜひチャレンジしてみてください。
3-1.室内編
3-1-1.リビング
ユッカはリビングの隅にシンボルツリーとして配置するのがベスト。
ブラックやホワイトの鉢カバーと相性が良く、モダンなインテリアにはぴったりです。
写真のように1本ユッカがあることでリビング内にフォーカルポイントが生まれ、空間が引き締まった印象になります。
フォーカルポイントとは視線の向かう場所のこと指します。視線の向かう場所が定まると、心理的に安定感を与える効果があり、周りがごちゃごちゃしていたとしても、あまり気にならないというメリットがあります。
また、壁の隅から離した部屋の中央などにユッカを配置し、フォーカルポイントを意図的に生み出すことで、空間が広くゆったりとした印象に変わります。スリムで場所をとらないユッカならではの飾り方といえるでしょう。
3-1-2.ダイニング
ダイニングにおいても同様で、ダイニングテーブルに座った時に視界に入る場所にユッカを配置してみましょう。
またキッチンカウンターなどにはスモールサイズのユッカを配置し、食事中に見せたくない場所を遮るパーテーションを作ってみるのもいいですね。
どちらもフォーカルポイントを意識した飾り方で、隠したい場所から視線を変えさせるテクニックです。また、ユッカのシャープなシルエットは「清潔感」を感じさせてくれるため、食事をするためのダイニングやキッチンスペースには最適です。
3-2.屋外編
3-2-1.エントランス
独特の存在感を持つユッカは、エントランスやアプローチにインパクトを与えるシンボルツリーとしても活躍します。サイズや色にこだわってインパクトのあるユッカを選びたいところ。
普通の庭木とは一味違うエキゾチックな雰囲気が生まれますね。
3-2-2.花壇とユッカ
花壇のような外構スペースには、シルエットにこだわったユッカを自然のオブジェに見立て、周りにはグランドカバープランツだけを植え込むことで、ユッカのシルエットが一層際立ち、インパクトのある花壇に変わります。
3-2-3.テラス・バルコニー
ユッカを植え込むスペースがない場合は、鉢植えのユッカを並べてもいいでしょう。
屋外なので空間を気にせずビッグサイズのなユッカを使いたいところ。プランターのデザインにも思いっきりこだわって、最高のオブジェを作ってみては。
このようにビッグサイズのユッカは並べておくだけで、空間を支配するほどの力を持っています。
味気ない空間が豪華でスタイリッシュな空間にガラッと変わります。
このように屋外に派手に飾ったとしても管理は容易。水やりの手間は少なく、雪が降っても平気です。耐暑性、耐寒性、耐乾性に非常に優れたユッカならではの飾り方といえるでしょう。
3-3.オフィス(番外編)
オフィスにおいてもユッカは優れたインテリアグリーンとして活躍します。面倒な手間が少なくすみ、スマートで場所を気にせず配置が可能です。シンボルツリーとして配置してもオフィスの雰囲気を壊さず、すっきりした雰囲気を演出できます。
優れた空気清浄効果と視覚疲労効果もあり、作業効率の向上も期待できます。
4.ユッカをイキイキと元気に育てる3つのポイント【初心者編】
ここでは“ユッカの購入を考えている”または“ユッカを購入したばかり”の方に必要な育て方のポイントを「初心者編」として紹介します。
ユッカを育てる上で必ず知っておきたいポイントを3つに絞って紹介します。
ポイントは以下の通り。
①ユッカがイキイキ育つ置き場所(日光条件)
②水やりのタイミングと頻度
③生育に必要な温度条件
4-1.ユッカがイキイキ育つ置き場所(日光条件)
観葉植物を購入する前、購入した直後に一番悩みがちなのが置き場所ではないでしょうか。
「どの部屋なら元気に育つんだろう。」、「日光が当たらない部屋だけど大丈夫かな」と悩んでしまいますよね。
文章での説明はわかりにくいため、写真で解説します。
以下の写真をご覧ください。
ユッカが元気に育つ場所は①~③の部屋と日当たりの良い屋外です。
またユッカは日陰にもある程度耐える性質がありますので、④のような暗めの日陰でも生育は可能です。
ただし④の部屋に長期間置いていると日照不足で葉が軟弱になり垂れていきます。
④のような部屋に置いておきたい場合は1週間のうち4日、1日5時間程度は①の部屋で日光浴をさせてください。
4-2.水やりのタイミングと頻度
ユッカの水やりのポイントは3つ
①土が乾いたらたっぷり水を与える。
②土が乾くまで水を与えない。
③受け皿に水を溜めない
ユッカは乾燥に非常に強い植物ですので、水やりを少々忘れたぐらいでは枯れることはありません。
しかし水を与えすぎると枯れます。またユッカを枯らす原因で一番多いのが水の与えすぎです。
3つのポイントだけを守っていれば水管理でユッカを枯らすことはありませんので覚えておきましょう。
4-2-1.土が乾いたらたっぷり水を与える。
「土が乾いたら」「たっぷり水を与える」この2つについて説明します。
以下の写真をご覧ください。
①が土が乾いた状態です。
表面はさらさらしていて、土の表面や土の中を指で触っても湿っていない状態です。
この時が水やりのタイミングです。
②が水を与えた後、もしくは土が湿っているときです。
指で触ると湿っているのがわかります。
「たっぷり水を与える」とは水は鉢底から水が出てくるまで与えることです。
以下の写真をご覧ください
①ベランダで水やりをするときは鉢から水が浸みだしてくるまで水を与える。これが「たっぷり与える」ということです。
②室内であれば受け皿に水が浸みだしてくるまで水を与えます。
そのあと受け皿にたまった水は捨てます。
鉢底から水が流れるまで水やりをする理由は2つです。
・根のすみずみまで水を行き届かせるため。
・水を通して根が呼吸するための新鮮な空気を入れ替えるため。
こうすることで根が健康に育ち、葉もイキイキと茂ってきます。
4-2-2.土が乾くまで水を与えない
頻繁に水を与えていると、常に土がジメジメと湿っている状態になります。こうなると根が酸素不足に陥って、根が腐り、最終的には枯れてしまいます。
こうならないためにも水やりは土が完全に乾燥するまでは与えないように。
また、いつも土に湿り気がある状態だと根が健全に育たず、土から養分や水分を吸収するための根毛がうまく発達しなくなり、観葉植物そのものは貧弱になってしまいます。
土がしっかり乾いてから水やりをするのは植物の根を健全に育てるためでもあります。
4-2-3.受け皿に水を溜めない
これは上記の理由と同様に、土が常にジメジメ湿っている状態を避けるためです。
以上、3つのポイントを守っていればユッカの水やりに失敗することはありません。
また、観葉植物の水やりで絶対に注意するべき3つのポイントに更に詳しいを水やり方法を記載しています。か観葉植物の水やりをマスターするとあらゆる観葉植物を育成できるようになりますのでぜひ挑戦してみてください。
4-3.生育に必要な温度条件
ユッカは夏の猛暑も冬の寒さにも耐えることができる観葉植物です。ただし「ユッカの種類」でもお伝えした通りユッカは品種によって大幅に耐寒温度が違います。しっかりと品種名を確認して管理してあげると良いでしょう。
また寒さに強いからと言って、今まで暖かい部屋で育成していたものを、真冬にいきなり外に出したりすることは絶対に避けて下さい。
急激な温度変化により凍傷を起こしたり、最悪の場合枯れてしまうこともあります。
また冬場も外で管理される場合は初秋くらいから外に出し、徐々に寒さに慣らしてから冬を迎えるようにしましょう。
5.傷んだユッカを復活させる3つの方法【中級者編】
“すでにユッカを育てている方”が必要になるのは、「痛んだユッカを元気に戻す方法」ではないでしょうか。
ここでは傷んだユッカを復活させる方法を以下の3つに絞って紹介します。
①健全な生育を促す「植え替え」
②崩れた樹形を元に戻す「切り戻し」
③ユッカの増やし方
5-1.健全な生育を促す「植え替え」
日光条件がよくて、水やりもきちんと行っているのに、ユッカの葉色が悪くなってきたり、元気がなくなってきているようであれば、植え替えを検討してください。
まず植え替えが必要かどうかを知るために、以下の状態になっているかをチェックしましょう。
・鉢に対して株が大きく生長しバランスが悪くなっている
・購入して2年以上経過している
・鉢底の穴から根が張り出している
・水を与えても土にしみ込んでいかない
一つでもチェックがつけば植え替えのタイミングです。
ユッカは購入から2年もたてば、鉢の中が根でいっぱいになってしまいます。
鉢の中で根でいっぱいになると、土の中の酸素が不足し、根が腐ったり、土の中の養分が不足し葉の色が悪くなったりします。
そこで上記のような兆候が見られたときが植え替えのタイミングになります。
また植え替え時に注意するポイントは以下の通り。
・植え替えは適した時期は5月中旬から9月中旬
・観葉植物に最適な土を選ぶ
・ひと回り大きな鉢に植える
この3つのポイントを押さえて植え替えを行ってください。
植え替えの手順についてはここでは割愛します。詳しくは観葉植物の植え替えで絶対に注意しなくてはいけない3つのことを参照ください。分かりやすく写真付きで解説をしています。
5-2.崩れた樹形を元に戻す「切り戻し」
ユッカの樹形が崩れてきたら、切り戻しを行うことである程度見かけがよくなります。
枝が伸びすぎてきたり、形が崩れたきたのであれば、新しく芽を出させたい場所から剪定ばさみでカットしましょう。
その後、風通しのよく、日当たりの良い場所に置いて管理してください。しばらくすると切り口の下の部分から新しい芽が出てきます。
大きくなり過ぎた場合には幹自体をノコギリなどで切ると、幹の切り口の下から新芽がでて可愛らしい姿のユッカになります。
5-3.ユッカの増やし方
切り戻しをした後の幹は「挿し木」と「幹挿し」で増やすことができます。
5-3-1.挿し木
最もポピュラーな増やし方です。葉の枝分かれした部分を切り取り(写真・左下の赤線部)、あらかじめ用意しておいた用土に挿します。用土は、赤玉土と日向土を5:5に混ぜた物を使用しますが、こちらも市販の観葉植物用の培養土でも問題はありません。
挿し木に適した時期は5月から9月です。
5-3-2.幹挿し
幹挿しも同様の方法で増やすことが可能で、こちらは仕上げたい大きさに合わせて幹をカットして鉢に挿す増やし方です。あまり幹が長いと根付く前に倒れてしまう恐れがあるので注意が必要です。
切り戻しを行った後に残った部分にも同じように芽が出るので無駄にならないようにしてあげると良いでしょう。
5.まとめ
ここまでユッカについて幅広く紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
奥が深いユッカの世界。飾り方にこだわったり、人気の希少種を手に入れるのもユッカを楽しむ醍醐味です。
自らの手でユッカを育てているともっと楽しい発見や感動がきっとたくさんありますので、様々なユッカの種類に触れ、こだわりの飾り方を見つけてください。
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